「知らないうちに4.1億回見られていた」—Googleマップ ローカルガイドレベル10が語る、継続の正体
数字を見て、少し固まった
先日、Googleマップのアプリを何気なく開いたら、こんな数字が表示されていました。
自分の投稿の閲覧回数:4.1億回。
写真の閲覧数に至っては、3億3,757万回。
正直、最初は意味がよくわかりませんでした。「4.1億」という数字が、自分の日常と全くリンクしないからです。製造業の取締役として会議に出て、コンサルをして、夜は飲食店で一杯やって、週末はカフェ巡りをして、「美味しかったな」と写真を投稿する—そんな繰り返しの果てに、いつの間にかそこまで積み上がっていました。
同じタイミングで、Googleマップのローカルガイドレベル10にも到達していました。

レベル10とは何か、正直に言うと
ローカルガイドはGoogleマップへの投稿でポイントが貯まる仕組みで、レベル10は10万ポイント以上が必要です。日本国内の推定人数は約300人。世界全体で1億5,000万人以上いるローカルガイドの中で、レベル10は0.1%以下とされています。
ただ、これを自慢したいわけではありません。むしろ伝えたいのは逆のことで、「意識して目指さなくても、到達できる」ということです。
私の場合、ポイントを稼ごうとしたことは一度もなく、ただ「訪れた店の記録を残したい」という動機だけで続けてきました。それがたまたまGoogleにとって価値ある行動だっただけです。
4.1億回の内訳—何が見られているのか
投稿してきたのは、ほぼ飲食店です。
出張先の一軒、接待で使ったお店、週末にふらっと入った定食屋やカフェ。そういった場所の、特別でも何でもない写真が積み重なっています。
今の時代、飲食店を選ぶとき、ほぼ全員がGoogleマップの写真を確認します。「本当にこの料理が出てくるのか」「雰囲気は自分のイメージと合うか」—そこで判断の決め手になるのが、誰かが何気なく撮った一枚です。
自分の4.1億回の閲覧は、そういう意思決定の積み重ねの中にある。そう考えると、単なる数字ではなく、誰かの「あの日の選択」に関わっていたんだなと感じます。
この実績、ビジネスになるのか?
せっかくここまで来たのだから、と考えてみました。
まずNGから整理すると、「クチコミを有料で書く」「星5を代行する」「アカウントを売る」はGoogleの規約で完全アウトです。レベル10のアカウントが停止されたら取り返しがつかないので、ここには絶対に手を出してはいけない。
一方で、「知識を売る」「ノウハウをコンサルする」「信頼を実績として使う」は十分にビジネスになります。
具体的には3つのアプローチが考えられます。
①MEOコンサルティングです。多くの飲食店オーナーは、Googleマップで「どうすれば自分の店が上位に表示されるか」を知りません。どういう写真が選ばれやすいか、返信の書き方はどうあるべきか—こうした知識をアドバイスするだけで価値になります。「日本に300人しかいないレベル10」という事実は、それだけで営業の説得材料です。
②撮影・コンテンツ制作の受託も有効です。「私の投稿は4.1億回閲覧されています」という実績は、飲食店オーナーにとってかなりのインパクトがあります。単なる撮影代行ではなく、「マップで集客できる写真を作るプロ」として差別化できます。
③公開リストを活用した情報発信も面白い。Googleマップの「公開リスト」はレベル10のユーザーが作ると検索に表示されやすいとされています。「接待で使えるお店」「出張先で外せない一軒」といったキュレーション情報として、noteやSNSとも連動できます。

副業にも直結する、という話
実はこの話、副業を考えている人にもそのまま使える視点だと思っています。
副業の世界では「何を売るか」より「なぜあなたから買うのか」が決め手になります。スキルが同じなら、実績と信頼のある人が選ばれる。そこで効いてくるのが、こうした「数字で語れる積み重ね」です。
私がコンサルや副業セミナーで伝えていることの一つに、「日常の中に実績の種がある」というものがあります。ローカルガイドのレベル10も、飲食店での写真投稿という日常行動が、気づいたら「日本300人」の実績に化けていました。

副業を始めるとき、多くの人は「特別なスキルがない」と言います。でも実際には、普段やっていることの中にすでに価値がある場合が多い。それを「数字」や「実績」として可視化できるかどうかが、副業で選ばれるかどうかの分岐点です。
ローカルガイドの活動は、MEOコンサルや撮影サービスという副業の入り口にもなり得ます。まず自分が「詳しい人」として認識されることが、案件獲得の第一歩です。
本当に言いたいこと—「続けること」の非合理な合理性
ローカルガイドで4.1億回を積み上げるのに、特別な才能も戦略も要りませんでした。必要だったのは「記録する習慣」だけです。
副業でも、コンサルでも、noteでも—何かを始めたとき、最初は誰にも見てもらえません。「意味があるのかな??」と思いながら続ける時間が必ず存在します。
でも、続けた先に数字がついてきたとき、それは一気に「資産」に変わります。4.1億という数字は、継続の複利効果そのものだと思っています。
「始めること」より「やめないこと」の方が、実は難しい。そしてその価値は、外からは見えにくい。
今日もまた、どこかの飲食店で写真を撮ると思います。5億回に向かって、ただ続けます。

