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umino831
歩く魅力に、とり憑かれてしまったフルマラソンの厳しい洗礼
泣くのが嫌なら、さあ歩け。
ということで今は奮闘中。残りあと半分だ。歩くか止まるか。やった。歩いた!
「あと半分頑張りましょう」
私を追い抜いていくライバルに励まされる。
ラン頑張る。でも苦しい。
忽ち、足だけでなく、身体全体が棒のように。
やはり歩いて元気を取り戻そう。歩け、歩け。
またランでもチャレンジ! 忽ち全身が鉛のように。
苦しい。苦しい。歩いて元気になれ!
莫大な時間の果てに、ランほんの少し(体が言う事をきかない)。あとは歩き。
「あの人、苦しいのだろうな」
歩き歩いて頑張っている私を温かい目で見つめる、渋滞中の車の運転手たち。
えっ? ところが違うのだ!
私が200m先の交差点を渡るのを待っているのだ。この渋滞はとぼとぼ歩いている私が作ってしまった。
それも、上尾市で一番賑やかな繁華街で!
まともな神経なら、どんなに苦しくてもラン、走らなければならない。
とぼとぼ歩いて交差点を通過。
苦しみも所詮ギリギリまで味わったら、恥も外聞もなくなってしまった。
歩く魅力に憑かれてしまうとは、恐ろしいものよのう。
何度も歩いて、歩きすぎて、4時間26分ゴール。さいたまマラソン。
「初フルマラソン、楽勝で3時間10分といき込んでいたけど、厳しい洗礼を受けたな!」
サブスリーを達成した仲間に茶化され、励まされた。
彼がくれたサブスリー饅頭は、やけに美味しかった。
30代前半。ほろ苦いフルマラソンデビューの思い出です。
