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デヴィッド・チャン監督の映画「ロボフォース 鉄甲無敵マリア」レビュー「全編『客を愉しませるコト』に特化した…娯楽大作で…著作権ガン無視ぶりがいっそ痛快なのです…」

最近香港の巷を騒がす武装強盗団「ロボ・ギャング」は
凄まじい破壊力を持つロボットの兵隊…
先行者(パイオニア)1号を擁して…
警察の厳重な警備もモノともせず…堂々と銀行に押し入り…
金品を略奪して悠々と飛び去って行く…

モノアイならぬ…ツインアイ…
シャア少佐の赤いザクが…大起動して動いている…
正確にはハイザックに似ているが…
だッれッもッ
「Zガンダム」の事なんて知らないだろうから…
拙レビューでは「赤ザク」と呼ぶよ…

「赤ザク」の身長は3m程で…
トラックの荷台で運べるトコロは…
実写版の「鉄人28号」を思わせる…
残念ながらヒトは乗れないリモート制御型…
「赤ザク」の歩行音は「ウルトラセブン」のユートム…
ロボットの兵隊が銀行を襲うシーケンスは…
ルパン三世第二期最終話の
宮崎駿監督の「さらば愛しきルパン」のラムダを思わせる…

この…余りにもフリーダムな所業に…
バンダイが怒ったか…ですって…?
バンダイは寧ろ手を打って喜んで…
1989年に本作の本邦初劇場公開が行われた後に…
コピーライトも販売権もバンダイが取得してね…
VHSビデオを吹替で出してるよ…

土井美加さん,鈴置洋孝さん,千葉繫さん,堀勝之祐さん,神谷明さんと言う…
当代いちの声優諸氏まで揃えてね…
まあ…大概調子こいてますね…

武装強盗団「ロボ・ギャング」の
首魁ルシファー(ベン・ラム/神谷明)は…
更なる戦力増強を目論み…
自分の右腕にして情婦の
マリア(サリー・イップ/土井美加)をモデルにした…
人型のロボット…先行者2号「マリア」の建造を開始する…

「マリア」(試作型)…顔の造形は未完成の為…
「マッドマックス2」のヒューマンガス様の
お顔が暫定的に設定されている…
なんというシルバーチャリオッツ…

「ロボ・ギャング」の初代首魁のマオ(「霊幻道士」のラム・チェンイン!)は隠居した身の上であるが…
ルシファーの血も涙もないやり方を苦々しく思っており…
同じく組織のやり方に疑問を持つ
ウィスキー(ツイ・ハーク/鈴置洋孝)の良き相談相手となっている…

が…ウィスキーの心変わりを見抜いたルシファーは…

「ブレードランナー」のレプリカントのプリスのコスプレした…
マリア(バージョン1.0)を差し向けるのであった…

僕が本作を意識したのは…
スチュアート・ゴードン監督の映画「ロボ・ジョックス」の
日本公開を通じてであって…

「ロボ・ジョックス」と言うのは…
アニメ「機動武闘伝Gガンダム」(1994年)より先んじる事5年。
領土や資源の取り分を2体の巨大ロボバトルの結果が決めると言う世界観。

アニメ的設定…と思われるだろうが,
それもその筈スチュアート・ゴードン監督は
子供の頃「マクロス」と「トランスフォーマー」を観て
「日本人が誰も実写で巨大ロボット映画を作らないから僕が作ったんだ」
と言う。

日本人泣かせの「いい話」じゃん。
こりゃ何が何でも日本で公開してやらなきゃ。

本作は1990年2月に
ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭’90(第1回)の招待作品
として公開されました。
配給はウエスト・ケープコーポレーション。

「ヤマト」の西崎義展さんの会社だからウエスト(西)・ケープ(崎)って訳。
同年11月22日に本作のビデオがバンダイで出る事が内定して,
そのプロモーションも兼ねて10月から11月にかけて
高田馬場のエモーショナルシアターパール座で
「ロボフォース 鉄甲無敵マリア」(1988年)と二本立てで上映されました。

本国では1990年4月に映画祭,同年11月21日にロサンゼルスで公開なので,
どちらも日本の方が早いと言う結果となりました。

因みに「ガンヘッド」は1989年7月22日公開。
「ロボ・ジョックス」も映画自体は1989年夏に完成してたから…。
でも「ガンヘッド」の方が映画完成も早いよね…。
とどうでもいい所で「競う」のがオタクの性ですね。

僕のアタマの中では…
「ロボフォース」と「ロボ・ジョックス」と「ガンヘッド」が
混然一体となっていて…

この度やっと…

全部ブルーレイが揃ったってワケですよ…

ロボフォースのマリアは…
フリッツ・ラング監督の
映画「メトロポリス」のマリアがモデルですね…

最初は悪の手先として登場したマリアが…
ウィスキーと…彼の親友で警察の新兵器開発担当の
ルーニー(ジョン・シャム/千葉繫)の必死の反撃に遭い…

バラバラキカイダー状態にして…
こっちの言うコトを聞く…
「マリア」(バージョン2.0)として再起動して…
上空から飛来して「赤ザク」の前に立ち塞がる死ぬ程燃える展開!
指先は機関銃…上腕からは地対空ミサイル!
勿論空も飛べます!

マリアも「ロボ・ギャング」の構成員も…
香港ワイヤーアクション使いまくりで…
「CG」をDISる気は毛頭ありませんが…
「生身」って本当に素晴らしいと思います…

ルシファーが頭部に搭乗して操縦する…
未完の決戦兵器…
先行者3号…「メガトロン」!
ホントだっちゅうねん!
最後は「メガトロン」上でカンフーアクションで戦う
マオと機械化人間ルシファー!
ホントだって!

ホントにね…
コレほど全編「客を愉しませるコト」に特化した映画を久しぶりに見たよ…

本作のVHSビデオ(全編吹替)の尺は95分で…
ハピネットから出たDVDの尺が80分…

従って95分版ブルーレイの登場が待たれていたのだけど…
このブルーレイの尺は100分!
本当は尺が100分あったのだッ

特典映像に90分ショート版日本語吹替搭載本編が
ビデオ画質そのままに収録されてますが…
日本語吹替版本編は本当は95分あり…
本当の本当はこの映画は100分あったワケですね…

日本語吹替音源を本編にも搭載して欲しかったのが…
残念ポイントですね…


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