トラ・トラ・トラ
昔から飛行機好きである。中でもプロペラのあるレシプロ樹が大好物だ。
昔はよく飛行機のプラモデルを作ったし、光人社nf文庫の戦闘機ものもよく読んできた。
なぜ好きなのか?その理由を考えてみると、子供の頃みた映画の影響があるような気がする。
「トラ・トラ・トラ」という映画だ。この映画は真珠湾攻撃を日本とアメリカの両方の立場から描いた戦争映画である。公開は1970年。
金曜ロードショーなんかでやったのだろうか。戦争映画は悲惨で怖いというイメージを持っていので進んでみたのではないと思うが、空母から飛び立つ機動部隊の一群にちょっとカッコよさを抱いてしまった。
戦争映画にカッコよさを抱くなんて不謹慎だ!といわれてしまうかもしれないが、純粋にメカとしての飛行機に痺れたのである。宮崎駿も確かその口だったと思う。
さて今日紹介するのは、淵田美津雄の真珠湾攻撃総隊長の回想である。淵田は機動部隊の総隊長であり、当時真珠湾攻撃を上空から見守り、奇襲攻撃が成功すると自機から暗号「トラ・トラ・トラ」(我奇襲に成功せり)を打電した。本書にはその時の様子が克明に綴られている。歴史の一コマを知ることができる貴重な証言である。
淵田はその後、ミッドウェー海戦で重傷を負い戦列から離れるが、原爆投下直後の広島の被害調査をしたり、ミズーリ号での降伏調印式にも立ち会っている。彼は太平洋戦争の始まりと終わりに立ち会った稀有な存在なのだ。
さて、淵田の人生はその後180度転向することになる。
戦後、彼はキリスト教に回心し、アメリカへ伝導の旅に出るのだ。
なぜ彼がクリスチャンになったのか。彼の心の内の変化とはどんなものだったのだろうか。戦争に関わった淵田のこの自叙伝を読み、彼の心の変容を知ることで、平和の尊さを改めて考えることができると思う。
今日は12月8日、84年前の真珠湾攻撃が行われた日。
日本側は64名、アメリカ側は3400人以上が亡くなった。
戦火に倒れた人々に哀悼の気持ちを表したい。
