ICT 2022 Mentorship 前半戦まとめ|Episode 1〜8で学んだこと
はじめに
ICT 2022 MentorshipのEpisode 1〜8まで解説してきた。ここで一度立ち止まって、全体を貫く1つのロジックを整理する。
バラバラに見える各Episodeも、実は1つの型の反復でしかない。
全体を貫く唯一のロジック
① 流動性の回収(BSL/SSL Run)
② マーケットストラクチャーシフト(MSS)
③ FVG(Fair Value Gap)へのリターン
④ OTE(0.62〜0.79)でエントリー
⑤ 内部流動性でパーシャル利食い
⑥ 外部流動性でフル利食いこれがEpisode 1〜8を通して一貫している唯一の型。表現や市場が変わっても、この骨格は変わらない。
各Episodeの振り返り
Introduction|なぜこのメンターシップを作ったか
娘のために作った「シンプルな1モデル」。Analysis Paralysis(情報過多)を解消するための設計思想がすべての出発点。
Episode 2|トレードセットアップの要素
BSL/SSL回収→MSB→FVGという骨格が初めて示された回。ハンドルの概念とリスク管理の基礎もここで学んだ。
Episode 3|内部流動性とMSS
MSSとMSBの違いが明確定義された重要回。イントラデイはMSS、大きな構造はMSB。FVGが2つある場合の判断ロジックも登場。
Episode 4|実例の反復練習
「鹿の足跡理論」。同じセットアップが毎日繰り返されることを実例で確認する回。FIBの均衡点(50%)の使い方が初登場。
Episode 5|時間構造と日次レンジ
1日のタイムライン(8:30開始→ランチ休止→1:30再開)が明確化。「パターンは2つだけ(MSS型・Displacement型)」という断言も。
Episode 6|市場効率パラダイム
なぜこのロジックが機能するかの哲学的根拠。FVGの完全ルール(CE・上半分・下限)、内部・外部流動性の使い分けが決定版として示された。
Episode 7|デイリーバイアス
「バイアスは予言ではなく確率の傾き」という重要な考え方。バイアスに沿えばフルレバ、逆らえば最小レバ。完璧主義を捨てる哲学。
Episode 8|Forexへの応用
先物で学んだロジックをForexに初めて適用。NY・ロンドンの2つのキルゾーン、通貨強弱での裏付け、**OTEの正式なFIB設定(0.62/0.705/0.79)**が明確化された。
共通して出てくるキーワード整理
| 用語 | 意味 |
|------|------|
| BSL / SSL | 買い/売りストップの溜まり場(流動性) |
| MSS | イントラデイの構造転換 |
| MSB | より大きな構造の転換 |
| FVG | 3本足で生まれる価格の空白 |
| CE | FVGの中間点(50%水準) |
| 均衡点(Equilibrium) | レンジの50%水準 |
| プレミアム/ディスカウント | 均衡点より上/下 |
| OTE | 0.62〜0.79のエントリーゾーン |
| 内部流動性 | レンジ内のFVG(パーシャル用) |
| 外部流動性 | レンジ外のBSL/SSL(フル利食い用) |
XAUUSDトレーダーとして持ち帰るべき本質
Episode 1〜8を通して見えてきたのは、ICTのモデルが驚くほどシンプルな反復構造だということ。
複雑に見える概念も、突き詰めれば「流動性回収→構造転換→リターン」の1パターン
時間帯を絞る(NY Open中心)
完璧を求めず、確率的に淡々と実行する
保有時間は短いが、値幅は大きく取る(秒スキャとは別物)
XAUUSDでもこの型はそのまま使える。市場が変わってもロジックは変わらないというのがICTの一貫した主張であり、Episode 8のForex実演がそれを証明している。
後半戦に向けて
Episode 9以降では、このモデルがさらに洗練されていく。次回以降も同じ視点(BSL/SSL→MSS→FVG/OTE)を軸に、XAUUSDへの応用を意識しながら解説を続ける。
次回:ICT 2022 Mentorship Episode 9 解説
