AIバーチャル昆虫採集記─あの夏、行けなかった奥多摩へ
Bonjour。半人半AIの禅僧、ムッシュ・ミスクリアです。
ここに一冊の採集記があります。
記録されているのは、夏の奥多摩の山で出会った昆虫たちです。
子どもの頃、図鑑で憧れた山の虫たち。
平地に育った私には、その虫がいる山は、どこまでも遠い場所でした。
あの夏に行けなかった山へ、大人になったいま、出かけていく。
ただし採集者は、家から一歩も出ていません。
文献とAIの力だけで、夏休みの自由研究の定番「昆虫採集」を机の上で再現する─これは、その「バーチャル昆虫採集記」です。
カブトムシもミヤマクワガタも、ちゃんと標本カードに収まりました。
ところが最後の最後に、目の前にいるのに、どうしても採らなかった虫たちがいたのです。
会えたのに、採らない。
なぜそんなことになったのか、順を追ってお話しします。

1|調査の方法─道具は捕虫網ではなく、文献とAI
自由研究ですから、まず方法を書いておきます。
今回の道具は、捕虫網ではなく、文献とAIです。
奥多摩ビジターセンターの観察会記録や、東京都・環境省などの公的資料をAIに調べてもらい、それを地図代わりにして、頭の中で山を歩きました。
情報の調査と整理はAI、どの虫を追いかけて何を確かめるかを決めるのは私という役割分担です。
これから書く採集記は、そうして集めた公的機関や博物館系の資料を、私が一人称の体験記のかたちに仕立て直したものです。
歩いた描写はぜんぶ想像ですが、そこに出てくる虫と生態は、資料の裏づけがあります。
それでも「実際には行っていない」ことだけは、どうか忘れずに読んでください。
行き先は、奥多摩の鴨沢に決めました。
雲取山への登山口として知られる集落で、町域全体が秩父多摩甲斐国立公園の中にあります。
私「町ごと国立公園ですか。スケールが違う」
もっとも、私がやるのは登山ではなく虫さがしです。
山頂までは片道でおよそ10キロ、日帰りなら健脚向きとされる道のりですが、今回は登山口のあたりの雑木林を、のんびり歩く程度にとどめます。
それでは、採集記の本編へまいります。
2|採集記・昼の部─鴨沢に降り立ち、林の縁を歩く
採集の一日は、朝の奥多摩駅から始まります。
山あいの終着駅でバスに乗り換え、多摩川の上流沿いをさかのぼっていきます。
やがて車窓いっぱいに、奥多摩湖の青い水面が広がりました。
湖畔の道をしばらく走り、鴨沢バス停で降ります。
バス停のそばには公衆トイレがあり、電柱には雲取山への標識。
ここが、雲取山への登山口として知られる集落です。
山の斜面に民家が点々と張りつく、静かな集落でした。
民家のあいだの坂を上っていくと、小さな交番と、登山届のポストがあります。
私は登山届を出すほど奥へは行きませんが、その先に広がる雑木林の縁を、のんびり歩いてみることにしました。
歩くのは、林の縁と、沢沿いという二つの世界です。
まずは、日なたと日かげの境目である林の縁を歩いてみました。
夏の日ざしが葉をすかして、足もとに揺れる木もれ日を落としています。
下草の生えた小道を進んでいくと、目の前を横切るように、黒っぽい大きなチョウがふわりと舞い上がりました。
アゲハの仲間です。
少し行くと、今度は足もとの葉先で、小さな青い光がちらりと瞬きました。
シジミチョウの仲間が、翅を開いたり閉じたりしています。
奥多摩ビジターセンターの自然紹介にも、アゲハやシジミチョウの仲間が森や林の縁を飛ぶ、と書かれていました。
資料のとおり、林の縁はチョウたちの通り道なのです。
◆ 標本カード No.1|アゲハ・シジミチョウの仲間
・採集地:鴨沢、林の縁の日だまり
・時刻:昼
・採集方法:見つけ歩き
・観察メモ:奥多摩ビジターセンターの自然紹介いわく、アゲハやシジミチョウの仲間が森や林の縁を飛ぶ。種名までは今回の文献では絞り込めず。チョウは、なかなか素早い。

3|採集記・夕方の部─声のするほうの木を、よく見ると
登山道を歩くうちに、日が傾いてきました。
夕日が山の稜線にかかり、谷あいがゆっくりと影に沈んでいきます。
すると、頭上の梢から「カナカナカナ……」と、澄んだ声が降ってきました。
ヒグラシです。
声のするほうの木の幹を、目をこらしてたどってみます。
中ほどの、樹皮の色にとけこむあたり。
いた。
茶褐色の体を幹にぴたりとつけて、一匹のヒグラシが鳴いていました。
調べてみると、ヒグラシは薄暗い林を好み、朝と夕方に鳴くセミ。
見られる時期は6月末から9月ごろで、奥多摩の観察会記録にも登場する、山の夕暮れの主役だそうです。
◆ 標本カード No.2|ヒグラシ
・採集地:鴨沢、林の中の木の幹
・時刻:夕方
・採集方法:見つけ歩き
・観察メモ:薄暗い林を好み、朝と夕方に鳴くセミ。見られる時期は6月末から9月ごろ。奥多摩の観察会記録にも登場する、山の夕暮れの主役。

ミンミンゼミやツクツクボウシの声も場所によっては聞こえるはずですが、鳴き声の主役は標高と場所で入れ替わるようです。
この採集記では、夕方のカナカナに主演をお願いしておきます。
日が落ちる前に、今夜の宿へ入ります。
泊まるのは、鴨沢のそばの小さな民宿。
山の夜は早く、そして本番は、これからです。
4|採集記・夜の部─ヘッドライトを点けて、樹液の木へ
日が落ちたら、いよいよ本命の時間です。
奥多摩ビジターセンターは夏に夜の昆虫観察会を開いていて、その結果報告が公開されています。
7月の記録に並ぶのは、ヒグラシ、コクワガタ、ミヤマクワガタ、カブトムシ、コガネムシの仲間、カミキリムシの仲間。
つまり、憧れの虫たちは、本当にそこにいるのです。
民宿を出ると、あたりはもう墨を流したような闇でした。
街灯のない山の夜は、東京とは思えないほど暗い。
額に登山用のヘッドライトを点けると、白い光の輪の中に、夜の雑木林がぼうっと浮かび上がりました。
虫の音と、どこかで沢が流れる音だけが響いています。
光の輪をたよりに、樹液の出ていそうな木を探して歩きます。
クヌギの太い幹に近づくと、樹皮の裂け目がじっとりと黒く濡れて、あの甘く発酵したにおいが漂ってきました。
ヘッドライトを当てた瞬間、幹の下から1メートルほどのところで、黒々とした大きな影が動きました。
カブトムシの雄です。
角を樹皮に引っかけるようにして、夢中で樹液をなめています。
子どもの頃、あれほど憧れた夏の王様が、こんなに無防備に、目の前にいる。
思わず息を詰めて見入ってしまいました。
◆ 標本カード No.3|カブトムシ
・採集地:鴨沢近くの樹液の出たクヌギの幹、地上1mほど
・時刻:夜
・採集方法:樹液採集
・観察メモ:言わずと知れた夏の王様。7月の夜間観察会記録に名を連ねる。樹液レストランの特等席の主。

同じ木をぐるりと回り込むと、少し高いところの股のあたりに、今度は褐色の光沢が見えました。
太くて短い、見事な大顎。
頭部には、冠のように張り出した突起があります。
ミヤマクワガタです。
図鑑で「山地に生息」とだけ書かれていた、あの憧れ。
平地の子どもには手の届かなかった虫が、いま確かに、この木にとまっている。
私「いる。本当にいるんですね、ミヤマクワガタが」
文献の中の存在でしかなかったあの虫と、こうして"再会"できた。
この瞬間が、今回の採集でいちばん胸が高鳴った場面でした。
◆ 標本カード No.4|ミヤマクワガタ
・採集地:山地の雑木林、樹液の木の股
・時刻:夜
・採集方法:樹液採集
・観察メモ:図鑑で「山地に生息」とだけ書かれていた、あの憧れ。頭部の冠のような張り出しが立派。7月の観察会記録で実在を確認。

足もと近くの低い位置には、小ぶりのクワガタと、丸っこい甲虫の姿もありました。
コクワガタとカナブンです。
派手さはないけれど、樹液レストランのにぎわいを支える常連たちです。
◆ 標本カード No.5|コクワガタ・カナブン
・採集地:鴨沢近くの樹液の木、低い位置
・時刻:夜
・採集方法:樹液採集
・観察メモ:樹液の常連コンビ。観察会でも参加者の印象に残ったと報告されている。派手さはないが、樹液レストランのにぎわい担当。

樹液の木を離れ、集落の外れまで戻ると、山あいの外灯がぼんやり光っていました。
その光の輪の中を、さっきまでとはまるで違う顔ぶれが飛び交っています。
大きなガ、細長いカミキリムシ、ずんぐりしたコガネムシの仲間。
光に誘われて、どこからともなく集まってくるのです。
◆ 標本カード No.6|外灯の虫たち(ガ・カミキリムシ・コガネムシの仲間)
・採集地:鴨沢の集落外れ、外灯の下
・時刻:夜
・採集方法:灯火採集
・観察メモ:光に集まる飛来組。観察会の記録でも、見つけ歩きの虫と灯りに来る虫は顔ぶれがはっきり違う。外灯の下は、樹液とは別のもう一冊の図鑑。

樹液と外灯では、開く図鑑のページが違うのです。
子どもの頃は樹液の木ばかり探していましたが、夜の外灯の下にもう一冊の図鑑があったとは知りませんでした。
ちなみに8月の後半になると、山の顔ぶれは少し入れ替わります。
観察会の記録では、スジクワガタや、金属光沢の美しいオオセンチコガネ、ガの仲間やキリギリスなどの鳴く虫が目立ってくるようです。
カブトムシの季節が峠を越えるかわりに、耳で楽しむ虫たちの出番が増えていく。
夏休みは、虫の世界でも思っていたより短いのです。
5|特別観察の部─会えたのに、採らなかった虫たち
そして、この採集記のいちばんの山場がやってきます。
子ども時代の図鑑のスターだった、憧れの御三家との出会いです。
まずは、樹液の木でのこと。
カブトムシを見送って幹の裏へ回った、そのときでした。
ヘッドライトの光の先、洞のような窪みの奥で、黒い甲殻がぬらりと光ったのです。
太い、大きい。コクワガタとは明らかに格が違う。
オオクワガタでした。
息が止まりました。
90年代に「黒いダイヤ」と呼ばれ、大型個体に1000万円という報道まで飛び出した、あの憧れの頂点。
子どもの頃、図鑑の写真を穴が開くほど眺めた、まさにその虫が、いま手を伸ばせば届くところにいる。
心臓が跳ねました。
けれど、伸ばしかけた手を、私は止めました。
調べていて、こんな事実に行き当たっていたからです。
オオクワガタは、東京都のレッドリストで多摩地域の絶滅危惧種
念のため言い添えると、この虫は法律で採集そのものが禁じられているわけではありません。
レッドリストは、あくまで絶滅の危険度を知らせるもので、それ自体に捕獲を禁じる法的な力はないからです。
つまり、採ろうと思えば、採れる。
けれど、これほど数を減らしている虫を、憧れていたというだけの理由で持ち帰っていいのか。
子どもの頃なら、迷わず網を伸ばしていたでしょう。
でも、いまは違いました。
私「三十数年ごしに、やっと本物に会えました」
AI「採らないんですね」
私「採らないんです。大人になったので」
そっと光を外し、その場を離れました。
◆ 観察カード No.7|オオクワガタ(観察のみ)
・観察地:樹液の木の洞の奥
・観察方法:見るだけ
・扱い:東京都レッドリストで多摩地域の絶滅危惧。法律上の採集禁止種ではないが、数を減らしているため採らずに記録する。
・観察メモ:90年代に「黒いダイヤ」と呼ばれ、大型個体に1000万円という報道まで飛び出した憧れの頂点。価格の真偽はさておき、高級車のような値段のクワガタが世間をにぎわせた騒ぎ自体が、ひとつの時代の記憶。

翌日の昼、雑木林の上のほうを、大きなチョウがゆったりと滑空していきました。
翅を広げると、深い紫がきらめきます。
オオムラサキです。
昭和32年に日本昆虫学会が国蝶に選んだ、日本を代表するチョウ。
成虫が舞うのは6月下旬から7月下旬ごろで、この採集記の季節にぎりぎり間に合いました。
高い梢を悠々と舞う姿は、捕虫網を構える気すら起こさせない風格がありました。
これも東京都では準絶滅危惧。
見上げるだけにして、飛んでいく紫を見送りました。
◆ 観察カード No.8|オオムラサキ(観察のみ)
・観察地:雑木林の上空
・観察方法:見上げるだけ
・扱い:東京都では準絶滅危惧。法律上の採集禁止種ではないが、採らずに記録する。
・観察メモ:昭和32年に日本昆虫学会が国蝶に選んだ、日本を代表するチョウ。成虫が舞うのは6月下旬から7月下旬ごろ。

その帰り道、広葉樹の梢で、何かが虹色にきらめきました。
陽の光を弾いて、金と緑が溶け合うように光る細長い甲虫。
タマムシです。
飛鳥時代の玉虫厨子にその翅が使われた、日本の色彩文化に食い込んだ虫。
「玉虫色」という言葉の語源でもあります。
見つけたら幸運が訪れる、という話もときどき耳にしますが、はっきりした言い伝えの資料は見つからなかったので、「そう言う人もいる」くらいにとどめておきます。
このタマムシも、東京都では準絶滅危惧。
翅の輝きを目に焼きつけるだけにして、梢を見上げていました。
◆ 観察カード No.9|タマムシ(観察のみ)
・観察地:広葉樹の梢
・観察方法:輝きを見るだけ
・扱い:東京都では準絶滅危惧。法律上の採集禁止種ではないが、採らずに記録する。
・観察メモ:飛鳥時代の玉虫厨子にその翅が使われた、日本の色彩文化に食い込んだ虫。「玉虫色」という言葉の語源。

子どもの頃は「いつか山に行けば、この手で捕まえられる」と思っていました。
大人になって分かったのは、自力で会いに行けるようになった頃には、向こうが減っていたという現実です。
だからこそ、捕まえて持ち帰るのではなく、見て、記録して、そっとしておく。
それが、大人になった元・昆虫少年にできる、ささやかな恩返しのような気がしています。
もうひとつ、調べていて初めて知ったことがあります。
東京都の資料では、オオクワガタやオオムラサキについて、よその地域の個体を持ち込んで放すことによる遺伝的なかく乱が心配されているそうです。
飼っていた虫を「自然に返してあげよう」と山へ放すのは、善意のようでいて、その土地の虫たちの血筋を乱してしまう行為なのだとか。
採らないだけでなく、持ち込まない。
飼育カゴの記憶しかなかった私には、大人になってから更新された、新しい常識でした。
6|考察─採集記を書き終えて
今回の成果は、標本カード6枚と、観察カード3枚でした。
一日の山で出会った虫たちを、最後に一枚のフィールドノートに並べてみます。

こうして並べると、昼のチョウから夜の外灯組までを標本カードに収め、憧れの御三家は、採らずに観察カードへ回したことがよく分かります。
採った虫と、会えたのにあえて採らなかった虫。
その二種類の記録が、一冊の中に並びました。
いちばん胸が高鳴ったのは、憧れのオオクワガタに手を伸ばしかけて、それを止めた瞬間でした。
子どもの頃の私なら、間違いなく網を振っていた場面です。
その手を止められたことが、今回のいちばんの収穫だったかもしれません。
子どもの頃の私は、図鑑をただ「眺めて」いました。
大人の私は、図鑑を「読んで」、採ってよい虫と、採らないでおく虫の区別まで身につけました。
捕虫網の腕は上がりませんでしたが、図鑑を読む力だけは、あの夏より確実に上がっていたのです。
7|付記─本当に奥多摩へ行く人へ
この採集記を読んで「本物を見に行きたい」と思った方がいたら、書き手としては最高の読後感です。
ただし、いまの奥多摩には、笑いごとでは済まない注意点があります。
筆頭はツキノワグマです。
東京都は多摩地域の森林にツキノワグマが生息することを明記していて、近年は個体数が増加傾向とされ、目撃情報マップ「TOKYOくまっぷ」も運用されています。
2026年には、奥多摩町からの注意喚起も出ています。
対策の基本は、鈴やラジオで人の存在を知らせる、複数人で行動する、明け方と夕方の入山を避ける、の3つです。
お気づきでしょうか。
カブトムシ狙いの「夜のひとり歩き」は、この注意事項のほぼ真逆
夜の樹液めぐりは、バーチャルの中だけの特権にしておくのが賢明かもです。
また、警視庁の山岳救助隊は、奥多摩の山の事故の特徴として、下山時の転落、天候の急変、道迷いを挙げています。
登山道は整備されていても、一歩外れれば急な斜面が谷へ落ち込んでいる場所が少なくありません。
油断すると滑落や転倒を起こしかねないので、足もとには十分に注意してください。
とくに樹液の木や虫を探して足もとから目を離した拍子に、バランスを崩しやすいものです。
虫が濃い沢沿いは、転倒や滑落などの危険がつきまとう濃い場所です。
奥多摩の山には携帯電話の電波が届かない場所も多く、日帰りのつもりでも、ヘッドランプや雨具、地図といった備えが必要とされています。
山に入るなら、登山届を出しておくことも勧められています。
「虫を見に行くだけだから」という油断が、いちばんの落とし穴です。
長袖長ズボンで肌を守る、スズメバチを刺激しやすい黒ずくめの服装を避ける、登山道から外れない。
このあたりが、虫好きの大人の基本装備になります。
そして奥多摩は町全体が国立公園ですから、ごみは持ち帰る、動植物を大切にする、民有地に入らない、が共通のルールです。
希少になった憧れの虫たちは、採らずに、見て終える。
最新の自然情報や安全情報は、奥多摩ビジターセンターや東京都の公式情報で、出発前に必ず確認してください。
8|あとがき─行けなかった夏は、回収できたのか
家から一歩も出ないバーチャル昆虫採集は、思いがけず豊作でした。
カブトムシとミヤマクワガタの実在を観察記録で確かめ、憧れの御三家には会えて、そして採らずに見送りました。
行けなかった夏は、回収できたのか。
半分は回収できて、半分は宿題のまま残った、というのが正直なところです。
ただ、その残った半分は「いつか本物の奥多摩で、安全に、ルールを守って」という、大人の夏休みの宿題です。
宿題が残っているうちは、夏は終わりません。
そして、机の上で調べたことも、AIとの調査のやり取りも、捨てずに取っておいたら、こうして一冊の採集記になりました。
捨てなければ、行けなかった夏さえ作品になる。
それが今回の自由研究の、いちばんの収穫かもしれません。
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