無職のおっさん、ラノベを書く 第19話
無職のおっさん、ラノベを書く
第19話 売るものがないと思っていた。でも、過去の対話が有料マガジンになりました
まえがき
第18話では、売上が四百円から増えていないのに、記事、画像、動画、漫画、音楽などのコンテンツだけが増え続けていることを書きました。
今回は、増え続けたコンテンツの中から、実際に行ってきた制作方法を整理し、有料マガジンとしてまとめ始めた話です。
***
「俺は、何を売ればいいんだろうな」
noteを始めてから、何度も考えた疑問だった。
有料記事。
バイリンガル教材。
絵本。
画像。
動画。
漫画。
作れるものは増えている。
しかし、売上は四百円から動いていない。
note収益化実験二十二日目。
全体ビュー、二二四一。
スキ、五九六。
コメント、六件。
フォロワー、一七四人。
累計売上、四百円。
本日の新しい売上、ゼロ円。(note(ノート))
「作れるものは増えた。でも、売れるものが分からない」
俺は、これまで公開した記事を眺めた。
AIと相談して、noteの方向を決めた話。
何を書けばいいか分からなかったところから、最初の記事を作った話。
一つの記事から、ラノベ、画像、動画、漫画へ展開した話。
同じ人物を使ったサムネイル画像の作り方。
AI画像を美麗化した記録。
動画自動生成で失敗したこと。
「待てよ」
今まで俺は、新しく売れる商品を作ろうとしていた。
しかし、本当に何も持っていないのだろうか。
俺が普段やっていることは、ほかの人にとっても当たり前なのか。
AIへ疑問を投げる。
返ってきた答えに違和感を伝える。
実際に試す。
失敗する。
修正する。
ある程度まとまったところで、記事にしてもらう。
その記事を、さらに画像や動画、漫画へ変えていく。
俺にとっては、毎日の作業だった。
だが、最初から同じことができたわけではない。
「俺が売れるものを持っていないんじゃなくて、持っているものを商品として見ていなかっただけなのか?」
そこで、有料マガジンを作ることにした。
タイトルは、
『AIとの対話から、記事・画像・動画・漫画まで増やす方法』
難しいプロンプトを最初に用意するのではなく、相談、疑問、実際に試したこと、失敗、数字、反応をAIと話しながら整理する。
そこから記事を作り、別のコンテンツへ展開する。
俺が実際に続けてきた流れを、テーマごとに分けてまとめるマガジンだ。
単品の有料記事は、基本五百円。
定期購読マガジンは、月額千五百円。
今後公開する関連有料記事も、順次マガジンへ追加する形にした。(note(ノート))
「月額千五百円……」
設定画面に表示された数字を見ながら、俺は少し考えた。
現在の累計売上は、四百円。
その俺が、月額千五百円の有料マガジンを作っている。
「急に大きく出た気もするな」
ただ、記事が三本なら、単品で買っても合計千五百円だ。
今後記事が増えれば、マガジンを購読した方が割安になる。
少なくとも、数字の計算としては間違っていない。
問題は、購読する人がいるかどうかだった。
「そもそも、まだ有料記事が一件しか売れていないんだよな」
その一件が、以前作った、
『noteで稼ぎたい。でも何を書けばいいか分からない人へ。AIと相談して記事を作る方法』
だった。
俺がnoteを始める前、最初にPerplexityへ副業や人気記事について調べてもらった。
返ってきたのは、人気ジャンルや一般的な運用方法だった。
間違ってはいない。
だが、それを読んでも、自分が何を書けばいいのかは分からなかった。
そこで今度はChatGPTへ、
「noteを収益化したい。でも、何を書けばいいか分からない。何から始めればいい?」
と、そのまま相談した。
特別なプロンプトではない。
ただの相談だった。
それでも、話しているうちにアカウントの方向、名前、自己紹介、最初の記事まで決まった。
その過程をまとめた有料記事が、一件だけ売れた。
「今のところ、唯一売れた記事か」
売れた実績が一度だけでもあるなら、その内容を中心に広げる考え方は不自然ではない。
そこで、以前の有料記事を新しいマガジンへ入れた。
さらに、新しい有料記事を二本作った。
一つ目は、
『何を書けばいいか分からない、ネタがないと思っている人へ』
AIへいきなり記事を丸投げするのではなく、疑問や雑談から始め、自分の考えがまとまった最後に文章化してもらう方法をまとめた。
俺が記事の材料に困りにくい理由も、そこにある。
記事を書くために、何か特別な事件を探しているわけではない。
Etsyの商品ページを直した。
動画を自動生成した。
再生数が伸びなかった。
新しい漫画を作った。
AIの回答に違和感があった。
その出来事についてAIと相談する。
すると、対話そのものが記事の材料になる。
「一日中、何も起きていないように見えても、パソコンの中では何か起きているからな」
ただし、何でも自動で記事になるわけではない。
ChatGPTが成功したように書けば、
「そこまで成功していない」
と止める。
実装していない機能があれば、
「それはまだできていない」
と戻す。
別アカウントの活動が混ざれば、
「これは収益化実験とは別だ」
と分ける。
AIが文章を作っても、何を事実として残すかは俺が決めている。
二つ目の新しい有料記事は、
『コンテンツの幅が広がるnote画像の簡単な作り方』
だった。
プロフィール画像。
noteのヘッダー。
記事のサムネイル。
同じ人物を使ったシリーズ画像。
以前なら、素材を探し、画像編集ソフトを開き、文字の位置や大きさを一つずつ調整する必要があった。
今は、
「五十代のおっさんのアイコン画像を作って」
「note用のヘッダー画像を作って」
「人物や背景はそのままで、話数とタイトルだけ変えて」
といった短い指示でも、かなりの部分を作れる。
その記事には、実際に使った入力例や、同じ人物を維持する方法、画像から動画や漫画へ広げる考え方をまとめた。(note(ノート))
「記事の作り方と、画像の作り方」
以前の有料記事を含めて、三本になった。
ようやく、有料マガジンらしい形が見えてきた。
しかし、また一つ問題があった。
「これ、元の記事を分割しているだけにならないか?」
最初の有料記事へ情報を追加し続ければ、いずれ巨大な記事になる。
一つ買えば全部読める方が、購入者には分かりやすいかもしれない。
反対に、情報が増えすぎれば、必要な場所を探しにくくなる。
記事を書く方法だけ知りたい人。
画像の作り方だけ知りたい人。
一つの記事から動画や漫画へ展開する部分を知りたい人。
必要な情報は、それぞれ違う。
「全部を一つに詰め込むより、テーマごとに分けた方がいいのか」
単品で必要な記事だけ買える。
まとめて読みたい人はマガジンを購読できる。
今後、動画、漫画、美麗化プロンプト、失敗と修正の記録も追加できる。
それなら、増え続けているコンテンツを整理する場所にもなる。
「作るものが多すぎる問題が、そのまま商品になるのか?」
記事が増える。
画像が増える。
動画が増える。
漫画が増える。
これまでは、コンテンツが散らばるばかりだった。
有料マガジンなら、それらがどうつながっているのかを、制作方法として一か所へまとめられる。
ただし、マガジンを作ったからといって、自動的に購読者が現れるわけではない。
商品ページを作る。
説明文を書く。
記事を追加する。
無料記事からリンクをつなぐ。
やることは増えた。
「また、売上が増える前にコンテンツと作業だけ増えたな」
俺は売上画面を確認した。
四百円。
変化なし。
「有料商品は増えた」
「マガジンもできた」
「それで、今日の売上は?」
ゼロ円。
いつもの数字だった。
それでも、以前とは少し違う。
これまでは、
「何を新しく作って売ればいいのか」
と考えていた。
今は、
「すでに行っていることを、どう分けて見せれば商品になるのか」
を考えている。
作る力がないわけではない。
記事も、画像も、動画も、漫画も作れる。
不足しているのは、それを必要としている人へ届く形にする力だった。
「俺は作り方より、売り方を知らないのか」
たぶん、そうなのだろう。
有料マガジンは、その答えではない。
これも、試してみる方法の一つにすぎない。
売れなければ、なぜ売れないのかを考える。
記事が足りないのか。
価格が合わないのか。
説明が分かりにくいのか。
そもそも求められていないのか。
結果は、まだ出ていない。
俺はマガジンの画面を開いた。
三本の有料記事が並んでいる。
少し前までは、一つだけだった。
「少なくとも、売るものがないわけではなくなったな」
売れるかどうかは、別の話だ。
だが、何も持っていないと思っていた俺の中には、すでに何本もの記事に分けられる経験があった。
それを特別だと思っていなかったのは、毎日自分でやっていたからだ。
俺は次の有料記事の候補をメモした。
記事からショート動画を作る方法。
短編漫画へ変える方法。
美麗イラスト変換の実例。
自動化して失敗した部分。
「まだ増やせるな」
そう呟いてから、手を止めた。
「いや、まず売れるか見よう」
売上は四百円のまま。
有料記事は三本。
定期購読者は、まだいない。
それでも、無職のおっさんはようやく、外へ売るものを探す前に、自分がすでに持っていたものを棚へ並べ始めた。
***
AIとの対話から記事・画像・動画・漫画へ展開していく方法は、有料マガジンにまとめています。今後公開する関連有料記事も、順次追加する予定です。
あとがき
第19話では、以前の有料記事と、新しく作った二本の記事をまとめ、有料マガジンを立ち上げたことについて書きました。
これまでは「何を新しく作って売るか」を考えていました。
しかし、実際には、AIとの相談から記事を作る方法、画像を作る方法、一つの記事を複数のコンテンツへ展開する方法など、すでに商品として整理できる経験を持っていました。
問題は、作れるものがないことではありません。
持っている経験を、テーマごとに分け、分かりやすく見せ、必要な人へ届ける方法を知らなかったことです。
有料マガジンを作ったからといって、すぐに売れるとは考えていません。
累計売上は、現在も四百円のままです。
これも収益化実験の一つとして、記事数、価格、見せ方、導線を確認していきます。
著者
無職のおっさん
協力AI
ChatGPT(企画判断・対話整理・物語構成・本文作成・文体調整)
公開月
2026年7月
キーワード
note収益化、有料マガジン、有料記事、AI活用、ChatGPT、記事作成、note画像、コンテンツ制作、AIとの対話、デジタル商品、売り方、無職のおっさん
ハッシュタグ
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