STARTO ENTERTAINMENTの入り口 SUPER EIGHT編開幕
今回から、STARTO ENTERTAINMENTの入り口、SUPER EIGHT編開幕である。公開日は違うが、実はこの文章を書き始めた今日は令和8年8月8日、スーパーエイトの日である。このシリーズでは最近エイターになったという方や、エイターになりたいと思っている方に向けて文章を書いていきたい。今回は改めてグループの基本情報から触れていこう。
グループの成り立ち
最近エイトを知った方は「なぜ5人なのにエイト?」という疑問を持つ方もいるかもしれない。実は彼らはグループ名を変更している。その点も含めて、まずはグループの成り立ちからいこう。
結成当時、このグループには8人のメンバーがいた。現在のメンバーに加えて渋谷すばるくん、錦戸亮くん、内博貴くんの3人だ。この3人を含めてメンバー全員が関西出身で、グループ結成のきっかけとなった番組がフジテレビで放送されていたこと、それにメンバーの人数もかけて「関ジャニ8」というグループ名が彼らに与えられた。CDデビューにあたって「フジテレビ以外でもレギュラーが持てるように」という願いから表記が「関ジャニ∞」に変更された。こうして、彼らは2004年にデビューした。CDが全国発売される前に関西限定でまず発売されるという後にも先にもない異例のデビュー方法だった。
バンド
当時の先輩グループでバンド専門のグループだったのはTOKIOだけだった。エイトはTOKIO以来、メンバー全員が楽器を演奏できるバンドグループになったのである。
グループでバンド演奏するまでには紆余曲折があった。まず結成時、「一定期間内にドラム演奏ができるようになること」を条件に大倉忠義くんがメンバー入りした。この時大倉くんはドラム未経験だったという。
さらに、横山裕くんと村上信五くんがパーカッションとキーボードをそれぞれ習得したのはデビュー後だった。それまでは年下のメンバーだけが楽器を演奏して、横山くんと村上くん、それにすばるくんはダンス担当だった。2007年のツアーで初めて全員での演奏を披露し、2010年のシングル「LIFE〜目の前の向こうへ〜」にてシングル曲で初めてバンド形態でのパフォーマンスを披露した。その後は各メンバーがメキメキと演奏の腕を上げ、夏になると日本各地のフェスに出演するようになった。ステージはもちろん全曲バンド形態だ。エイトはアイドルグループであると同時に、れっきとしたロックバンドでもあるのだ。
メンバーの脱退
エイトからは今まで3人のメンバーが脱退している。彼らは全員ソロでアーティストとして活躍している。
特にすばるくんと錦戸くんの脱退は連続していて、残ったメンバー間での話し合いではグループ解散という選択肢も出たという。すばるくんはグループのメインボーカルだったし、バンドのフロントマン特有の圧があった。あくまでも俺の印象だが、渋谷すばるというボーカルの存在がエイトをバンドにしていた感すらあった。
そしてそれを感じていたのはファンだけでなく、メンバーもだった。錦戸くんの脱退の報告はすばるくん以上に急展開だったのだ。それゆえネットや週刊誌に脱退理由についてさまざまな憶測が出た。それらの多くは眉唾物だったが、「渋谷すばるの脱退によってグループは精神的支柱を失った。錦戸亮の脱退もそれが原因」という記事については「一理あるかも」と思った記憶がある。
しかしエイトは、メンバーの脱退を乗り越えて精力的に活動している。5人の話し合いで「グループ継続」という結論が出たからには全力でやる。その全力さがエイトの魅力である。
グループ名改名
しかし、彼らの試練はこれで終わらなかった。
事務所の元社長の性加害問題の影響で「ジャニーズ事務所」という名称が使えなくなった。グループ名に「ジャニーズ」が含まれていた関ジャニ∞も改名を余儀なくされた。SUPER EIGHTという現在のグループ名は、こういう経緯でつけられた。
ちなみに改名の話し合いでは、単に「エイト」とする案もあったらしい。SUPERをつけようというのは横山くんのアイディアで「ドラゴンボールでもスーパーサイヤ人になったら強くなるやん?」というプレゼンで決定した。この流れまで含めて、とてもエイトらしくて大好きなエピソードだ。
パフォーマンス
彼らのライブパフォーマンスは、ソロよりユニット、ユニットよりグループを重視する傾向にある。ソロ曲は全員に何曲かずつ存在するが、ライブDVD/Blu-rayで全員のソロパフォーマンスが一気に映像化されたのは2回だけ。20年以上のキャリアがあるのに2回だけだ。すばるくんが脱退するまでは2〜3人ずつに分かれたユニット曲もアルバムやライブの恒例だったが、6人体制になって以降はユニット曲のCD収録がなくなった。そして現体制ではライブでもユニット曲が披露されることはなくなっていった。メンバーが少なくなっていくにつれ、グループに残る決断をしたメンバーの絆はより強くなっていったのだろう。
特典映像
エイトについて語る上で「特典映像」は大事なキーワードだ。他のグループがあくまで「CDやライブ本編に加えて制作されるボーナスコンテンツ」くらいのレベルなのに対して、エイトは特典映像の企画だけで1本バラエティーができるようなレベルの、2時間以上のコンテンツが普通に出てくる。ライブDVDに至っては、本編が3時間なのに特典映像が4時間以上なんてこともあったし、シングルCDの特典映像としてライブがフル尺で2本入っていたこともあった。バラエティーをやるにしてもそれ以外にしても、エイトは特典映像のボリュームを間違えている(いい意味で)。これを読んでいるみなさんには、メインのコンテンツもそうだが特典映像にも注目して入手する作品を選んでほしい。
バラエティー
全員揃ってのバラエティー番組は現在「EIGHT-JAM」しかない。音楽トピックについて、普段はテレビに出ない作曲家などのプロを招いて掘り下げる、めちゃくちゃ真面目な番組である。
この番組、数年前までは毎週のように他アーティストとセッションしていた。楽器演奏での参加はもちろん、女性アイドルグループなどがゲストだった時にはダンスで参加することもあった。バンドでもありアイドルでもあるエイトならではの企画だった。
しかし最近はめっきりセッションをやらなくなってしまった。現在は番組としてフェスを主催し、フェスのステージで他アーティストとのセッションが見られるくらいになっている。
もうひとつエイトというグループの個性がめちゃくちゃ出ている番組がある。もう終わってしまったが、「あとはご自由に」という番組だ。今だったら配信で見られると思う。
この番組のメイン企画は、俳優の方をゲストに招き、その方に大まかな設定だけを決めてもらってあとはアドリブでドラマをやるというもの。最近のエイトメンバーは、横山くん以外演技から遠ざかっている感がある。しかしメンバー全員、演技力は確かなのだ。本来演技とは用意された筋書きに沿って進行するものだから、いわゆる役作りができる。しかしこれはアドリブの企画なので、ゲスト俳優の方からのパスに即興で対応しなければならない。そこが面白い。その上アドリブドラマの次の回は、そのドラマのコメンタリー回となっていてひとつの作品が2度楽しめる。とてもおすすめだ。
次回予告
次回からは各メンバーについて掘り下げていく。メンバー編で触れたいがために今回の記事ではスルーしたエピソードもあるので、ぜひご期待下さい!
