NPO法人結び手という団体を立ち上げた経緯
外部環境が原因で、努力できない人をゼロにするために
NPO法人結び手が、インドで教育と女性自立支援を続ける理由
NPO法人結び手(Musubi-Te Foundation)代表理事の福岡洸太郎です。
私はこれまで一貫して、
「外部環境が原因で、努力することすらできない人をゼロにする」
という目的のもと、活動を続けてきています。
この記事では、なぜこの目的に至ったのか、そして結び手が現在インドを中心にどのような活動を行っているのかを、自身の言葉で整理してお伝えします。
原点は、「夢を諦めるしかない」と言った一人の少女でした
大学卒業後、バックパッカーとして世界を旅していた際、グアテマラで出会った一人の少女がいます。
彼女は目を輝かせながら、
「日本に行きたい」「お医者さんになりたい」
と夢を語りました。
しかし、その直後にこう続けました。
「でも、私はここに生まれたから、もう諦めるしかない」
その村には、働く場所も、教育を受ける環境もありませんでした。
努力以前に、努力するための土台そのものが存在しない状況でした。
その現実を前に、
「このまま自分は、ただ旅を続けていていいのか」
「努力する機会さえない人を放置している自分のままでいいのか」
という強い葛藤を抱きました。
この経験が、私の人生の方向を決定づけました。
なぜインドだったのか
世界には多くの貧困地域があります。
その中で私がインドを選んだ理由の一つが、カーストという社会構造でした。
カースト社会のもとでは、生まれによって機会が制限されることが、あまりにも「当たり前」として受け入れられています。
当事者であればあるほど、その構造を内側から変えることは容易ではありません。
一方で、私は「外部の人間」でした。
カーストにも属さず、特定のコミュニティに利害関係もない存在として、
同じ「人」として向き合える立場にありました。
この立ち位置だからこそ、できることがあると考え、2018年からインドでの活動を始めました。
コロナ禍が突きつけた「個人活動の限界」
当初は個人で活動していましたが、コロナ禍により状況は一変しました。
日々、目の前で人が亡くなっていく。
情報が届かず、支援に繋がらないまま命を落とす人がいる。
個人として発信し、寄付を募り、結果として約1万人に食料支援を行うことはできました。
しかし同時に、救えなかった人が確実に存在したという現実も突きつけられました。
この悔しさが、
「個人ではなく、仕組みとして続けなければならない」
という覚悟につながり、NPO法人結び手を設立しました。
結び手が取り組んでいる2つの柱
1. 基礎教育の普及

都市部のストリートファミリーや、農村部の子どもたちを対象に、
読み書き・計算といった基礎教育を提供しています。
多くの子どもたちは、学校に通った経験がなく、
文字が読めず、簡単な計算もできません。
教育は、将来の職業のためだけではありません。
物事を理解し、考え、判断する力は、
犯罪や搾取の被害者・加害者にならないための基盤でもあります。
その一環として、私たちは毎月「子ども新聞」を発行し、
モラルや倫理をテーマにしたストーリーを通じて、考える力を育てています。
2. 女性の自立支援

基礎教育で使用した「子ども新聞」を回収し、
村の女性たちが封筒や紙袋などのプロダクトに生まれ変わらせています。
地域によっては、女性が外で働くことが認められていません。
だからこそ、家やコミュニティの中で完結する仕事をつくることに意味があります。
この取り組みは、収入を生むだけでなく、
「職業による差別」から解放され、
女性たちが自尊心を取り戻すきっかけにもなっています。
完璧な解決はできなくても、歯車を回し続ける
正直に言えば、
私が生きている間に、
「外部環境が原因で努力できない人」を完全にゼロにできるとは思っていません。
それでも、
関心を持ち、行動し、機会を提供し続けることで、
確実に歯車は回り続けます。
その積み重ねが、次の誰かに繋がると信じています。
あなたと私たちとでできること
結び手の活動は、特別な人だけのものではありません。
月額の寄付で、子ども一人の学びを支えること
女性たちが作ったプロダクトを購入すること
記事や活動をシェアすること
どれも小さな一歩ですが、
確実に誰かの未来につながっています。
生まれた場所や環境によって、
「最初から諦めなければならない人生」をなくすために。
これからも、結び手は仲間とともに歩み続けます。
寄付については以下へお願いいたします(銀行振込)*
クレジットカード決済の場合はこちらへ
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口座番号 7310378 普通
NPO法人 結び手
エヌピ-オ-ホウジン ムスビテ
