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『内定の鍵と、異世界行きのエレベーター』

第一章:履歴書の魔法使い

​佐藤カケルは、大学4年生の春、絶望の淵にいた。

周囲が「第一志望から内定もらった!」とSNSで浮かれる中、カケルの手元にあるのは、山のような不採用通知——通称「お祈りメール」だけだった。

​「神様、どこでもいいから僕を雇ってくれ。人間界じゃなくてもいいから……」

​そんな独り言を呟きながら、彼は就職エージェントから指定された、妙に古びた雑居ビルへと足を踏み入れた。

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