【エッセイ:第18回】🌿いつでも健康第一で —— 大学時代の恩師から受け取った“生きる姿勢”
「いつでも健康第一で!」
これは、私が大学時代の恩師・A先生から30年近くにわたりもらい続けた手紙の、いつもの締めくくりの言葉です。
📚大学1年の春、衝撃の「全ドイツ語授業」
大学1年の第二外国語(ドイツ語)の授業。
教室に現れた先生は、開始直後から流れるようなドイツ語のみで授業を展開。
「えっ、この人……ドイツ人?」と思ったほど。
しかし日本語を話すと驚くほど明るくて親しみやすい。
そのギャップに一瞬で惹かれ、私はA先生の授業の虜になりました😊
⚾ 語学だけじゃない、野球トークで深まった距離
A先生はドイツ語はもちろん、ドイツサッカーやドイツ文化にも造詣が深い方。その他、私の大好きな野球もお好きな方でした。
授業後、研究室に行っては語学とは無関係の雑談に花を咲かせた時間は、大学生活のなかで何より楽しいひとときでした。
✈️ たった1枚の手紙から始まったウィーン短期留学
当時、大学にはまだ公式の短期語学留学プログラムがなかった時代。
それでも私が「夏休みに留学したい」と相談すると、
先生はウィーン大学宛の手紙をドイツ語で一緒に書いてくれたのです。
その結果、大学2年の夏——
私は念願のウィーンでの語学留学を実現しました✨
後から聞いた話では、私のケースがきっかけで大学に正式な短期留学制度ができたとか。
「まずやってみよう」という姿勢の大切さを、あの経験で知りました。
🧢 まさかの“プロ野球球場貸切”プロジェクトまで
語学だけでなく、大学生活を豊かにしてくれたA先生。
野球好きの学生を集め、プロ野球の球場(西武球場・千葉マリンスタジアム・横浜スタジアム)を貸し切って野球大会まで開催したことは、今でも忘れられません。
「とにかくやるだけやってみよう!」
A先生のこの姿勢が、私の行動力の原点になりました。
💌 卒業後も続いた30年の文通
メールが一般的でなかったころ、私たちはずっと手紙でつながっていました。
年月を重ねても変わらないあの一言——
「いつでも健康第一で!」
年齢を重ねた先生の文字は少し震えてきても、その優しさと温かさはずっと同じでした。
👓 久しぶりの再会、変わらない先生のまなざし
先日、久しぶりに先生に会いに行きました。
昔よりゆっくりと話す先生の姿に時の流れを感じつつも、
写真を見せると目を細めて笑ってくれたその表情は、学生時代と変わっていませんでした。
「君が会いにきてくれるのが、何より嬉しいよ。」
その言葉に胸がじんわりと温かくなりました。
🌈 机の上に残された手紙の一行
帰宅し、最近届いた先生の手紙を読み返すと、最後にまたあの言葉。
「いつでも健康第一で!」
——30年経っても胸に響く、私の大切なお守りです。
🍀 先生から受け取った生き方
これからも私は、節目のたびにこの言葉を思い出すでしょう。
行動力、挑戦、そして相手への思いやり。
先生から受け取ったたくさんの教えとともに、前を向いて歩いていきたいと思います。
📚 最後に——英語教育にも通じる“A先生からの学び”
A先生から学んだのは、語学そのもの以上に、
「人が成長するには、背中を押してくれる誰かの存在が欠かせない」ということ。
これは私が著書 『日本の英語教育のゆくえ』 (幻冬舎)で繰り返し伝えているテーマでもあります。
語学は人と人をつなぐ力であり、その背景には必ず温かい“学びの循環”が存在する。
もし興味のある方は、ぜひ本も手に取ってみてください📘✨
先生との思い出を振り返りながら書いた部分も多くあります。
📖 次週の予告
第3章 親として、教師として(毎週水曜日更新です。ご期待ください!)
― 教育・子育ての現場で出会った「人間らしさ」の記録 ―
【第19回】生徒に育てられて
エッセイ全体の目次はこちらです。
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