私たちは孤立無援ではなかった——協力獣医師との出会い
※このnoteは、愛犬KONAを動物病院に預けてわずか1時間半後に亡くした経緯について、病院に説明を求め続けている記録です。
いまも闘いの途中、これからも、起きた事実をひとつひとつ書き残していきます。
KONAがいとも簡単に「なかったこと」にされないために――
弁護士さんから、第三者の立場で協力してくださる獣医師を探すよう助言を受けました。
しかし、同業者の過失を指摘する立場になる以上、それは容易ではないだろう——そう感じていました。
これは、弁護士さん探しよりもっと難しいかも、と。
そんな折、思いがけない出会いがありました。
協力してくださる獣医師さんが見つかったのです。
Threadsで、ある匿名の獣医師さんが実名を明かし、獣医療過誤で闘っている方から「闇から救ってくれた恩人」と記されているのを見かけたことがありました。
その獣医師さんが「AI獣医」というクリエイター名でnoteに投稿されている記事を読んだこともありました。
ただ、その存在はどこか遠く感じられ、私にとっては現実的な選択肢とは思えませんでした。
そんな中、たまたま目にした「AI獣医」さんのnoteの記事のコメント欄に、
「意見書を書いて頂ける先生を探してます」と書かれている方がいました。
そのお返事として紹介されていたのが、「Legal Vet」というサイトでした。
救済されない声を
獣医療で拾い上げる
動物医療の現場で生じた
疑問や違和感について
医療過誤の断定する前に
獣医療として問題があった可能性を整理する
第三者獣医師によるレビュー・支援プロジェクトです。
私たちは
動物医療の中で声を上げられなかった
ご家族の側に立ちたいとは考えています。
特定の病院や獣医師を攻撃することなく
獣医療として何が妥当だったのかを冷静に分析します。
希少な存在だからこそ依頼も多く、受けていただくのは難しいかもしれない——それでも、私はすぐにメールを送りました。
すると間もなくお返事をいただき、しかも私のnoteの記事も読んでくださったとのこと。
思いがけないお返事に、心が弾みました。
まずは診療記録など、当時の状況がわかる資料を精査したうえで、意見書の作成が可能かを検討します――そう丁寧に書かれていました。
私は、手元にある資料をすべて送りました。
病院がカルテと言って送ってきた診療記録、ADRでのやり取り文書など、ありったけのものを。
そして数日後に届いたご回答には、
「意見書を作成するとしたら、このような点を争点として、論文などを参考文献として付記した形で作成します」
とあり、いくつもの論点が提示されていました。
ワクチン接種のタイミング。
事前の身体検査。
急変後の検査体制。
退院判断――。
これまで私たちがどれほど資料を集め、「ワクチンによるアナフィラキシーショックではないか」と訴えても、病院側は「ワクチンとは無関係」と言い切りました。
けれど、第三者の獣医師が専門的な視点で争点を整理すれば、それは簡単に切り捨てられるものではなくなります。
専門家としてここまで真摯に向き合ってくださる先生に出会えたことを、どれほど心強く感じたかわかりません。
しかもそのメールの送信時間は23:38。通常の診療時間を終えた後に、こうして時間を割いてくださったのだろうと思うと、頭が下がる思いでした。
これまで同じ思いを繰り返し訴えても、第三者に理解していただくことは簡単ではなく、この先どうなるのかという不安ばかりが募っていました。
先生のご見解と誠実なお人柄に触れ、ふっと心が軽くなるのを感じました。
先生はメールの中で、こう書いておられました。
「動物病院で実際に起きたことを一緒に考察する獣医師がいることで、多少は飼い主さんの気持ちの整理にも繋がるのかなあと考えています。」
――「多少」どころではありません。
飼い主の側に立って考え、その立場でいてくださる方がいる。
それだけで、どれほど救われる思いがすることでしょう。
同業者の過失を指摘する獣医師は、よほどのことがなければ見つかりにくいと言われます。
その中で声を上げ、向き合おうとしてくださることには、きっと大きな覚悟が伴うはずです。
わかってくれる人はいる。
そして、決して多くはないけれど、専門家として手を差し伸べてくださる方もいる。
私たちは決して孤立無援ではない——
病院から正式なカルテが届き次第、改めてご確認いただく予定ですが、ようやくスタートラインに立てたような気がしています。
今日は、KONAの7回目の月命日です。
これまでとは少し違う、心の荷が軽くなったような気がしています。
みなとまちアニマルクリニック 大山達也先生に、心から感謝申し上げます。
KONA、ここからが本当のスタートだね。

