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1等賞もいればビリもいる話。

小学校のマラソン大会
大嫌いだった

運動が苦手
頑張って走っても見えなくなる
みんなの姿

1年生から4年生までずっと
最下位

悔しい気持ちと
なんだかなーの気持ち
この2つが
マーブルみたいに
ぐるぐる ぐるぐる

5年生のマラソン大会
やっぱり最下位
仕方ない
だって私は足が遅いから

けど
なんだかなー

ぐるぐる ぐるぐる

夜になんだか
ばあちゃんの声が聞きたくて
電話した

マラソン
またビリだったよ

言ったとたん
うるうる うるうる

ばあちゃんの優しい声

「お姉ちゃん

一等賞もいれば
ビリもいるんだよ
それでいいんだよ

一生懸命走ったんだから
それでいいんだよ」

がまんしていた

ぽろぽろ ぽろぽろ

なんの涙だか
わからないけど
ぽろぽろ ぽろぽろ

だけど心は
なんだかすーっとして

そっか
一等賞もいれば
ビリもいるよな

一生懸命走ったんだから
それでいいんだ

あれから20年以上経ち

今でも時々思い出す
ばあちゃんの言葉

マラソンじゃなくても

仕事してて
私が一等賞!
みたいに
働いてる人をみると

一等賞もビリも
いていいんだよ

みんな一生懸命
なんだよ

それでいいんだよ

という気持ちになる

ばあちゃん
ありがとう

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