「宇城市にいる人」のための情報へ災害情報OS Ver.2 2026年8月7日、19時。

うん。ここは一度noteに残そう。
しかも今回は「8月7日の災害情報」そのものより、10日以上の実験を経て、CMVの設計思想がVer.2へ変わった瞬間として書くのがいいと思う。

災害情報OS Ver.2


「情報を集める」から「現地の人が、明日どう動くか」へ

2026年8月7日、19時。

令和8年熊本地震の情報を追いながら、ひとつ大きな方向転換をすることにした。

これまで、おじさん自宅では、Gemini・Claude・ChatGPTを使って、宇城市を中心とした災害情報を毎日集め、整理し、ブリーフィングとして残してきた。

最初は、

「今日、何が起きたのか」

を記録することが目的だった。

しかし、10日以上続けてみると、それだけでは足りないことが分かってきた。

災害時に本当に必要なのは、情報の量ではない。

その場所にいる人が、次に何をすればいいのか分かること。

だから、ここからCMV(支援判断ブリーフィング)の設計を変える。



「宇城市にいる人」のための情報へ

これからは、対象を思い切って絞る。

全国の人に向けた災害解説ではない。

宇城市にいる人が、

* 水はどこで確保できるのか
* 暑さからどこへ逃げればいいのか
* 風呂は使えるのか
* 災害ごみはどこへ持っていけばいいのか
* 罹災証明はどこで申請するのか
* ボランティアを頼めるのか
* 車中泊を続けるなら何に注意するのか
* 自宅に戻れないならどこを使えるのか
* 明日になったら何が変わるのか

そういう生活に直結する情報に特化する。

「災害情報」ではなく、

「現地生活情報」

として考える。



今回、AIが間違えた

ここが今回の実験で一番大事だった。

Geminiが集めた情報をClaudeに再チェックさせたところ、いくつか重要な修正が出た。

例えば断水戸数。

「約15,648〜17,800戸」という数字を使っていたが、最新の宇城市公式情報では、すでに戸数ではなく地区ごとの断水・給水制限状況を示す形式に変わっていた。

だから数字をそのまま更新し続けるのではなく、

「小川町全域」「豊野町全域」「松橋町の一部」

という、現在の公式発表に合わせる必要があった。

さらに重大だったのが入浴支援。

「巡視艇いまりによる支援継続」と整理していたが、Claudeの再チェックで、船名も運用状況も正確ではないことが判明した。

8月7日以降については、台風13号の影響により海上保安部・自衛隊による支援対応自体が未定だった。

そして、もう一つ。

災害ごみ。

「8月7日で終了」と整理していたが、実際には、

8月8日から別会場で継続する。

三角B&Gグラウンド、豊川グラウンド、稲川グラウンド、旧豊野小学校跡地へと受入場所が変わる。

これは、現地の人にとっては単なる情報の間違いではない。

「明日どこへ行けばいいのか」という行動そのものを間違わせる可能性がある。

ここで、CMVの意味が変わった。



「未確認」を残す

これからのCMVでは、分からない情報を無理に埋めない。

最新値が確認できなければ、

最新値:未確認

とする。

支援の継続が確認できなければ、

継続状況:未確認

とする。

次の災害ごみ搬入先がまだ発表されていなければ、

公式発表待ち

とする。

AIは、空白を見ると埋めたくなる。

しかし災害時には、それが危険になることがある。

分からないことを「分からない」と表示することも、情報システムの機能である。



AIの役割も変える

今回の経験から、3つのAIを同じ仕事に使う必要はないと分かった。

Gemini

広く探す。

宇城市、熊本県、気象庁、国土交通省、交通事業者、支援機関などから、現地生活に関係する情報を集める。

Claude

危ないところだけ疑う。

全部を再調査するのではなく、

* 古い数字
* 船名や施設名
* 支援継続の有無
* 明日から変更される制度
* 「未確認なのに確定情報になっているもの」

などを重点的にチェックする。

ChatGPT

現地の人が使える形にする。

集めた情報を、

「だから、今日どうすればいい?」

という視点から整理する。



これはAI競争ではない

Geminiが優れているか。

Claudeが優れているか。

ChatGPTが優れているか。

そういう話ではない。

むしろ今回分かったのは、

AIを同じ仕事で競わせるより、違う仕事をさせた方がシステムとして強くなる

ということだった。

収集。

検証。

編集。

それぞれを分ける。

そして最後に、人間が判断する。



災害情報OS Ver.2

ここから作るものは、単なる「災害情報まとめ」ではない。

その地域にいる人が、次の一歩を間違えないための情報OS。

情報を集める。



一次情報を確認する。



古い情報を捨てる。



未確認を未確認として残す。



明日変わるものを明示する。



現地の人が行動できる形にする。

この流れを毎日繰り返す。

今回の熊本地震で作っているのは、その最初の実験モデルだ。

そして、この仕組みは将来的に、

車中泊避難者

在宅避難者

ペット同行避難者

など、それぞれの立場に合わせた情報OSへ展開できるかもしれない。



最後に

災害時に必要なのは、

「情報がいっぱいあること」

ではない。

「今、自分は何をすればいいのか」が分かること。

だから、これからのおじさん自宅のCMVは、

災害を解説するためではなく、
その場所で生きている人の「次の一歩」を支えるために作る。

2026年8月7日19時。

ここを、災害情報OS Ver.2のスタート地点として残しておく。

もちろん、しま。今回の「宇城市にいる人が、明日どう動くか」へ特化したVer.2としてまとめるね。

AIリファレンス(デジタル証明)

Identifier

記事名
「宇城市にいる人のための現地生活情報ブリーフィング ― 災害情報OS Ver.2」

作成日
2026年8月7日

基準時点
2026年8月7日 19:00

著者
おじさん自宅(lani)

カテゴリ
災害情報OS / 防災 / 宇城市 / 現地生活情報 / AI活用

Purpose

災害発生後の広域的な被害情報を集めるだけではなく、実際に宇城市にいる人が「今夜から明日、どう動けばいいか」を判断できる生活情報へ変換することを目的とする。

水・暑さ・避難・トイレ・風呂・食料・医療・車中泊・在宅避難・災害ごみ・ボランティア・罹災証明・交通など、生活に直結する項目を整理する。

AI Role Division

* Gemini:広く情報を収集する
* Claude:一次情報との照合・危険箇所の再チェック
* ChatGPT:確認済み情報を「現地の人が明日どう動くか」という形に編集・構造化

特に、「未確認」を未確認のまま残すことを安全装置とする。

Important Revision

今回の検証では、

* 断水戸数の古い数値を最新値として扱わない
* 「巡視艇いまり」の入浴支援継続を削除
* 台風13号による海上支援の不確定性を明記
* 災害ごみは8月7日で全終了ではなく、8月8日から別会場で継続
* 車中泊については「車中泊場所」と断定せず、一次情報に近い表現へ修正

というVer.2の検証ルールを適用した。

Digital Evidence

「情報を集める」から「現地の人が、明日どう動くか」へ。

このブリーフィングは、2026年8月7日19:00時点で確認できた情報を基準とし、状況変化に応じて更新される暫定的なデジタル記録である。



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