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150万円で南極へ行ったら、磯丸水産食べたくなった。

南極へは片道2.5日と100万円かかる。
さらに、南極出発地点まで50万円と2日かかる。

サラリーマン時代、半年分の給料を10日間の体験に注ぎ込むのには躊躇しかない。
しかも、100万円払って罪人のような2人部屋ドミトリーである。

罪人部屋って言ってXでプチ炎上した部屋


波に揺らされ、ゲロ吐きながら、ペンギンが待つ、寒いだけの場所に行くのである。

「南極に行ったら死ぬほどモテる」とか
「南極に行ったら浜辺美波とハグできる」とか

じゃないと、説明がつかない額だと思う。

それでも、人々は南極を目指す。
きっと、それほど価値がでかい何かがあるんだろう。

南極に行ったことがある
旅だけがアイディンティの人が

「南極に行ったら人生の意味がわかった」

と言っていた。人生の意味、俺も知りたい。
8杯目のハイボールと、衝動性の欠陥が申し込みボタンを押す。


お金、全吹っ飛びガチきつい

南極に行って何が変わるかもわからないけど、行ってみないとわからない。
お金無くなっても多分死なないし。まぁいいか。
そんな、ふわっとした気持ちで地球の一番南への旅は決定した。

いざ南極へ。ウシュアイアに到着

ウシュアイアかウィシュアイアか諸説あり

南極への発着は、世界最南端都市アルゼンチン・ウシュアイアからだった。
ここまでで50時間と、片道25万円かかってる。
すでにお金払い過ぎ。明らかに過払いなので、アディーレ法律事務所に駆け込みたい。

南極船について最初に思った感想は、「やばい。帰りたい。」だった。

寒いし。狭いし。Smells bad。

地獄の3Sである。最悪のバッドトリップ確定。

「家でコタツ入りながらNetflix観てぇ……。イカゲームシーズン3はやく配信してくれ。。。」

南極を目指すのに、そんなことを思う自分は心が貧しい。
つまらない人間だなぁと絶望した。

地獄の船旅、タイタニックを観て死にかける。

外国人のパーテイーに入れない

船の中は、どうしようもないほど長かった。
テレビもねぇ。ラジオもねぇ。英語もあんまり喋れない。
吉幾三の気持ちが初めてわかった。オラこんな船、嫌だ。

永遠につかないんじゃないか? いや、日本に帰れないんじゃないか?
そんな不安が頭をよぎる。

あまりに暇すぎて、なぜか「タイタニック」を観てしまい、軽くパニック。
海に沈む未来を想像しながら、ゆったりとした走馬灯を見る。

南極で見るゆったりとした走馬灯

5年前は、限界サラリーマンやってたなぁとか思って、えもくなる。

よく何かも理解してないものを営業して、よく何かもわからないまま怒られてた。
あれから5年後、南極を目指している。
人生って何が起きるかわからなくてクソゲーすぎる。

生きてる意味なんて未だに全く見つかってないけど、とりあえず南極に向かっている。

営業最下位でこの顔である

南極に着くという愚行

南極の本気

3日くらいして南極に着いた。
やっとかよ。と、うんざりしながら外に立つ。

目の前に広がるのは、「割と想像通りの南極」だった。
映像を何回も見たし、今は4K映像が普及してるから肉眼でもそれほど変わらない。文明の発展に嫌気がさしながら、氷の大地を踏み締める。

「まあこんなもんか。」と思った。

でも、一緒に船に乗ってたクロアチア人がめちゃくちゃ泣いてて、なんか俺も泣けてきた。感動じゃなくて、疲れすぎてバグっただけなんだと思う。

涙が出てきた後付けで感動した。綺麗な涙とは程遠い、論理的な涙。
でも、そういう「道中の感情」も含めて旅なのかもしれないと思ったりもした。

景色には文脈がある

とても好き

ハンターハンターでジンが「道草を楽しめ。」っていってた。
毒親のくせに偉そうなこと言いやがってと思ったが、クズはいいことを言うから刺さるし、沼る。

南極までの道中はあんまり楽しめなかったけど、到着してから道中に意味を見出せた。

南極に来たけど、生きる目的は見つからないし、何かが変わったわけじゃないけど。多分、この景色を一生忘れないんだと思った。

景色には文脈がある。

これまでたくさんの国に行っていろんな景色を見てきたけど、
たまに 「自分に合致する景色」 に出会う。

なんかわからないけど、ビビビと来るというか。
それは人生の文脈なんだと思ってる。

自分の人生の中の共感が、景色と合致した瞬間
景色が質量を持って迫ってくる。

ドキドキっ!!はじめての南極!!

南極はとにかく遠くて、しんどくて、そのクソみたいな道中が文脈になったんだろうなと感じた。

劇的な何かがあったり、刺激的な明日があるわけでもない人生だけど、今南極にいるのは、刺激的な非日常で、「俺もこんなところに来れるんだ」 という事実が、めちゃくちゃエモかった。

南極で悟った人生の意味

ペンギンのフンまじで臭い

人生の生きる目的なんて壮大なものは、南極に来てもイマイチわからなかった。そもそも旅しただけでそんなものが見つかるなら誰も困っていない。

生きる意味なんてものは、そもそもないような気もする。
でも、非日常の極みみたいな場所に来て、日常の尊さがわかった。

・磯丸水産の炙りシメサバが死ぬほどうまいとか
・近くに丸亀製麺ができて最高とか
・パチンコで万枚がでて脳汁ブシャーとか

そういうのが生きる理由で十分な気がする。

南極に行った感想としては、ズレてる気がするが、
日常ってテェテェ(尊い)なぁと思った。
で、たまにこうやって非日常に飛び込めれば、上出来も上出来だ。

地獄みたいな船旅を乗り越えて、150万円を使って見た景色は、ちゃんと感慨深かった。
この景色に本当に150万の価値があるのかは、わからないけど、

「来てよかったなぁ」て思えたのだから、お客様満足度は高めである。

南極めちゃくちゃいい!!絶対いけ!!!
なんてことは口が裂けても言えないし、ぶっちゃけ二度といきたくないけど、人生に絶望したら来てみるのはアリかもしれない。

帰国後、5秒で即合体

以上、無敵見聞録〜南極編〜でした。
ご拝読ありがとうございました!!!

エロくて巨乳の誰かに届くことを願って。
まだ見ぬ、誰かに届くことを願って!!


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