見出し画像

「まだ足りない…」と思うあなたへ。空海の教えに学ぶ“ある”に気づく視点

こんにちは。ピアノ講師、メンタルコーチの One Heart です。


日々生きていると、つい「もっとよくなりたい」と思ってしまう。


どうしてわたしたちは、ついつい、
“もっとよくなろう”って思ってしまうんでしょうか?


なんとなく、いつも「もっとがんばらなきゃ」って思ってました。
何かにならなきゃ、変わらなきゃ、って。


そうじゃないと、認めてもらえないような気がしていたし、
自分でも「このままじゃ足りない」と感じていたのかもしれません。


足りないところを埋めようとしたり、
できてない自分をなんとか変えようとしたり、
ずっと“これから”にばかり目を向けていたんです。


でもある日、ふとした瞬間にこんな言葉が浮かびました。

「・・・あれ?もしかして、もう“すでにある”んじゃない?」

なんというか、力を抜いたときにスルッとやってきた感覚。
がんばるのをやめたそのすき間に・・・届いた感じがしました。


「足りない」が前提になっていませんか?〜“すでにある”という視点

たとえば、「もっと自信を持ちたい」とか、
「自由になりたい」「自己肯定感を高めたい」とか。


わたしたちが目指すものって、たいてい「まだ持ってない何か」を手に入れようとすることから始まりますよね。


「足りないから、手に入れたい」
「今の自分にはないから、がんばって得よう」
そういう前提が、あたりまえのようにある。


でも・・・もし、最初から“もう持ってる”としたら?
そもそも「足りている」としたら?
「変わらなきゃ」じゃなくて、「すでにあることに気づけばいい」だけだったとしたら?


これって、ちょっと不思議な感覚ですよね。
だけど、仏教や密教の世界では、むしろそっちがベースにあるんです。


たとえば、弘法大師・空海が説いた「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」という教え。


これは、「この身このままで仏である」という考え方。
未来に向かって“いつか仏になれる”のではなく、
今ここに、すでに仏性(仏の本質)があるということなんです。


つまり・・・
“どこか遠くにある理想の自分”を追いかけなくても、
“すでにここにある自分”を深く見てみるだけでいい。


この考え方にふれたとき、なんだか肩の力が抜けたような気がしました。


✿✿✿

 

空海の教え「即身成仏」〜このままで仏、という考え方


即身成仏(そくしんじょうぶつ)」って、ちょっと難しそうに聞こえるけれど、意味はとてもシンプルで・・・

この身このままで、すでに仏である。

という考え方です。


「いつか、もっと立派な人になれたら」とか、
「修行を積んで、ようやく仏になれる」ではなくて、
今ここに生きている“このわたし”が、すでに仏なんだという発想。


すごくないですか?


理想の自分になるために、今の自分を否定してがんばるのではなくて、
今の自分にすでに宿っている“本質”に気づいていく
、という方向なんです。


密教では、「真言(マントラ)」を唱えることで、
仏と一体になる=仏性に“今ここ”でアクセスする
、という教えがあります。


つまり、「なる」のではなく、「戻る」。
「変わる」のではなく、「気づく」。


遠くを目指すんじゃなくて、
すでに自分の内側にあるものを、もう一度見つけ直す
そんなイメージに近いかもしれません。


この発想を知ったとき、わたしは思いました。

あ、わたし、ちゃんと持ってたんだ。
なかったんじゃなくて、気づいてなかっただけだったんだ・・・。


✿✿✿


「持っていなかった」のではなく、「見えていなかった」だけだった

「自信がない」「強みがない」「魅力がない」
そうやって、30代半ばくらいまでのわたしは、“ない”にばかり目が向いていました。


なにをやっても「まだまだだ」と思っていたし、
人と比べては「わたしにはあれが足りない」「ここがダメだ」と落ち込む日々。


いまは、少しずつやわらいできたけど、それでも、時々波のように同じ感覚がやってきます。
でもあるとき、ふと気づいたんです・・・。


あれ?ほんとうに“なかった”のかな?
それとも・・・“見えていなかった”だけ?


たとえば、ピアノ。
気づけば40年以上、ずっと続けてきました。


ブログも、アメブロから数えればもう15年以上。
どちらも、誰に言われたわけでもなく、なんとなく好きで当たり前のように続けてきたことでした。


でもあるとき、知人にこう言われたことがあります。


「そんなに続けてるなんて、すごいですね」
「継続できるって、才能ですよ」


その言葉を聞いたとき、ちょっと驚いたんです。
えっ、わたし、そんな“すごいこと”してたの?って。


だって、自分では「当たり前」の感覚だったから。
特別なことをしているつもりなんて、まったくなかったから。


そんなに「すごいこと」とは思っていなかったけれど、
たしかに、続けてこれたことって、それだけで価値があるのかもしれないな、って。


それに気づいたとき、“ない”と思っていたのは、わたしの目のほうだったんだと腑に落ちたんです。


外の評価を求めるあまり、自分のことをちゃんと見ていなかった。
「これくらい普通でしょ」と、自分の中にある大事なものを、
見ないふりをしていたのかもしれません。


「変わらなきゃ」と思っていたのは、
「今のままでは認められない」と思っていたから。


でも、その“認めていなかった”のは、
他人ではなく、自分自身のまなざしだった。


ほんとうに必要だったのは、変わることじゃなくて・・・
「すでに持っていた」と気づくことだったんですよね。


そんな視点のズレに気づいたとき、
これまでガチガチだった「わたし」という輪郭が、
すこしずつやわらかく、ほどけていくような気がしました。


書きながら気づく、「すでにあるもの」

もしかしたら、「ない」と思っていたのは、
ただ気づいていなかっただけなのかもしれません。


たとえば・・・

  • わたしが「足りない」と感じていたものはなんだろう?

  • それって、本当になかったのかな?

  • もしかして、もうすでに、ちゃんと持ってた・・・?


静かな時間に、すこしだけ立ち止まって、
自分の中にある“すでにあるもの”を見つめてみませんか。


「なんだ、ちゃんとあったんだな」
そんな気づきが浮かんできたら、それをそのまま書き留めてみてくださいね。


変わらなくてもよかった〜“すでにあった”という気づきから始める対話

「変わらなきゃ」「もっとがんばらなきゃ」
そう思っていたときには見えなかったものが、
ふと力を抜いた瞬間に、すぐそばにあることに気づく。


もしかしたらわたしたちは、
足すことよりも、見つめ直すことのほうが大切なときがあるのかもしれません。


なにかを“得る”よりも、
“すでにあった”ことに気づけた瞬間・・・
そこから始まる、静かでやさしい自己対話があると、わたしは思います。


✿✿✿


✧˙⁎⋆合わせて読みたい記事

📔メンバーシップでは、
毎月ひとつのテーマにそって、いろいろなジャーナリングを体験していただけます。

✏️ 8月のテーマは「“ある”に目を向ける」。
“ない”に振り回されず、すでに持っているものに気づく感覚を、
書くことを通してやさしく育てていく時間です。

“ない”に振り回されず。すでにあるものを見つめる時間を、ご一緒できたらうれしいです。

 ✧˙⁎⋆メンバーシップのご案内はこちら(今月からより多くの方に体験してもらいたくて、初月無料の設定をしています。気軽に始めるチャンスです)


📚 このnoteはマガジン「密なる自己対話」におさめています。

密教や仏教の知恵を、やさしい言葉で日常に落とし込みながら、
ブレても、迷っても、「自分の中心に戻る」ための“密なる対話”を紡いでいます。


🌿 書くことで現実が動き出した・・・そう感じることが増えてきました。
でもきっと、わたしは今も“変化の途中”。
この先、まだ何かが変わっていくのかもしれません。



#自己肯定感 #自己受容 #空海 #即身成仏 #仏教の教え
#足りないと感じる #ありのままの自分 #ほんとうの自分
#マインドセット #書く習慣 #ジャーナリング #心の静けさ
#密なる自己対話 #ご自愛のすすめ #繊細さん

いいなと思ったら応援しよう!

ピアノ講師×ご自愛コーチ One Heart すてきな記事だな、と感じていただけたらぜひ!サポートをよろしくお願いします。これからも有益な記事を書いていきます。