【学校では教わらない#18】他人の一言で揺れる心の扱い方
「よし、これでいこう。」
そう決めたはずなのに、
誰かに話した瞬間、急に気持ちが揺れることがあります。
「それ、必要ある?」
「大変じゃない?」
「ほんとに大丈夫?」
悪気のない、ほんの一言。
でも、その一言で心がぐらっとする。
さっきまで「これでいい」と思っていたのに、
急に自信がなくなる。
そして気づけば、「やっぱりやめたほうがいいのかな…」
そんなふうに、元の場所に戻りそうになる。
でも、ここで知っておいてほしいことがあります。
他人の一言で揺れるのは、弱いからではありません。
それは、人として自然な反応。
今日は、その「揺れ」の扱い方について
少しだけお話ししてみたいと思います。
✧✧✧
決めたのに揺れる。それ、むしろ普通です
人は、何かを決めたあとに心が揺れることがあります。
「これでいい」と思ったのに、翌日になると
「やっぱり違うかも」と思ったり。
誰かの言葉を聞いた瞬間、急に不安になったり。
あるある…ですよね。
こういうとき、多くの人はこう考えてしまいます。
「やっぱり間違ってたのかな」
でも、実はそうとは限りません。
人の心は、
決めたあとに“安全確認”を始めることがあるからです。
本当にそれで大丈夫?
危なくない?
失敗しない?
そんなふうに、もう一度チェックしようとする。
だから、決めたあとに迷いが出ること自体は、
とても普通のことなんです。
問題は、揺れることではありません。
揺れを「間違いのサイン」だと思ってしまうこと。
そこから、また正解探しが始まってしまうのです。
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「揺れ」を“間違いのサイン”にしない
学校では、あまり教わらないことがあります。
それは、「迷い」と「間違い」は別のもの
ということです。
(これ、子どものころに教えてほしかったやつです)
でもわたしたちは、ついこう考えがちです。
迷った
→ 自信がない
→ きっと間違っている
この流れになること。
だから、少しでも不安が出ると
すぐに決め直そうとします。
もう一度調べる。
誰かに聞く。
もっと正しい答えを探す。
そうしているうちに、最初に感じていた「これでいいかも」という感覚は
だんだん小さくなっていきます。
でも、本当は違います。(よね。ほんとうは心のどこかでわかってるやつ)
揺れは、「その選択が間違い」というサインではなく、
「いつもと違う選択をした」というサイン
のことも多いのです。
人は、慣れている道に戻ろうとする生き物です。
だから、新しい方向に進もうとすると、
少し不安が出るんです。
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よくある“揺れる場面”
では、どんなときに人は揺れやすいと思いますか?
よくある場面を、いくつか挙げてみますね。
まず1つ目は、
他人の一言です。
「いいと思うよ」と言われるより、
「それって必要ある?」
「大変そうだね」
こういう何気ない言葉のほうが、
なぜか強く残ることがあります。
相手に悪気はないかもしれません。
ただ思ったことを言っただけかもしれない。
それでも、
その言葉が心の中で何度も再生されて、
「やっぱりやめたほうがいいのかな」
そんな気持ちが出てくることがあります。
2つ目は、
正しそうな情報を見たとき。
SNSや記事、動画などで
「〇〇するべき」
「〇〇しないと損」
そんな言葉を見ると、
急に自信がなくなることがあります。
自分では「これでいい」と思っていたのに、
「やっぱり違うのかな」と感じてしまう。
3つ目は、
体調や疲れの影響です。
昨日は平気だったことが、寝不足の日には急に不安に見える。
元気なときには「大丈夫」と思えていたことが、
疲れている日は「全部間違ってる気がする」
そんなふうに感じることもあります。
わたし自身も、人混みの多い場所へ行ったあとは、
家に帰ってからどっと疲れて、迷いやすくなったり、
決めることを「明日にして…」と思ったりします。
そんなふうに、揺れは“性格”というわけではなく、
その日の刺激や疲れの影響で起きることもあるのです。
実はこれ・・・なかなか気づけないところかもしれませんが
意外と多くの人が経験していることだと思います。
心の揺れは、必ずしも「現実の問題」を表しているわけではなく、
その日のコンディションや環境の影響を
受けていることも多いからです。
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揺れたときにやりがちな「正解探し」
心が揺れると、多くの人は
ある行動を取り始めます。
それが、正解探しです。
たとえば、
もう一度ネットで調べる。
似た状況の人を探す。
誰かに「どう思う?」と聞いて回る。
そして、より正しそうな答えを見つけようとする。
もちろん、
調べたり相談したりすること自体は
悪いことではありません。
ただ、揺れているときの正解探しは、少し特徴があります。
それは・・・
不安が消えるまで探し続けてしまうことです。
でも実は、この状態で探しているのは
答えではなく、安心だったりします。
「大丈夫だよ」
「それで合ってるよ」
そう言ってくれる言葉をどこかで探しているのです。
そして不思議なことに、探せば探すほど
「やっぱり違うのでは…」という情報にも出会ってしまう。
その結果、
最初よりもさらに迷ってしまう。
そんなことも、少なくありません。
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揺れた日は、決め直さなくていい
だから、ひとつだけ
覚えておくと楽になることがあります。
それは・・・
揺れた日は、決め直さなくていい
ということです。
多くの人は、心が揺れた瞬間に
「もう一度考え直さなきゃ」と思ってしまいます。
でも、揺れは必ずしも判断ミスのサインではありません。
むしろ、新しいことを始めたとき
慣れていない方向に進んだとき
心が少し揺れるのは、
とても自然なことです。
そんなときに必要なのは、
決め直すことではなく、
一度、戻ること。
最初に感じていた「これでいいかも」という感覚。
なぜそれを選んだのか。
そこに、静かに戻ってみるだけでいいのです。
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心が揺れたときの、小さな戻り方
もし揺れを感じたら、
こんなふうに自分に問いかけてみてください。
いま揺れているのは、
情報の影響?
誰かの言葉?
それとも、疲れや体調?
少し立ち止まって、その揺れの正体を見てみる。
そして、もうひとつ。
「わたしは、どんな在り方でいたいのだろう」
そんなふうに、
自分の軸を思い出してみる。
完璧な答えを出す必要もないし、
模範解答を探さなくても大丈夫。
たとえば、
丁寧に進みたい。
自分のペースを大事にしたい。
やってみてから考えたい。
そんなひとことでも十分です。
そこに戻れたら、今日やることは、
ほんの小さな一歩で大丈夫です。
10秒だけやってみる。
1行だけ書いてみる。
少しだけ進めてみる。
それくらいで、十分なのです。
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まとめ。揺れない人より、戻れる人
わたしたちはつい、
迷わない人
揺れない人
そういう人を強い人だと思いがちです。
でも、本当は違います。
人は誰でも、揺れるんです。
情報にも揺れるし、
他人の言葉にも揺れるし、
体調でも気持ちは変わります。
大事なのは、揺れないことではありません。
揺れたときに、戻れること。
それができるようになると、
心は少しずつ安定していきます。
そして、気づいたときには以前よりも
他人の言葉に振り回されにくい自分になっているかもしれません。
揺れても大丈夫。
そんな日こそ、静かに自分に戻ってみてくださいね。
最後にひとつ…ひとこと問い💬
揺れたとき、あなたが自分にしてあげる“小さな戻し方”ってありますか?
(例:お茶を飲む/深呼吸する/少し書き出す/音楽を聴く など)
✧✧✧
他人の言葉に揺れる日も、
不安が強い日も、
正解がわからなくなる日も…。
そんなときに読み返せるような記事を、隔週日曜日に
「学校では教わらない、生きるスキル。」としてお届けしています。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
「生きスキ」マガジンはこちらです。
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