勉強せずにゲームをする娘を見て、私が本当に怖かったこと。
皆さんは、
子どもが勉強せずにゲームをしている姿を見たとき、
なんと声をかけますか?
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私は正直、
イライラします。
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「やることやってからにして」
そう思ってしまう。
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でも、その日は少し違いました。
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ゴールデンウィーク初日。
娘が言った。
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👧「ママ、テストで
どっちがいい点取れるか勝負しよう!」
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私は、
「いいよ」と答えた。
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そして、心のどこかで、
こう、思っていました。
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「勉強した分だけ、点数は上がる」って、
私がまず見せてみよう。
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でも。
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私が勉強を始めると、
娘は一緒にやるどころか、
ゲームをしに別の部屋へ行ってしまった。
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その瞬間、
心の中で声がした。
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「なんで?
なんであなたのテストなのに、
私が勉強して、
あなたがゲームしてるの?」
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でも、
もう私は、
その声に、気づけるようになっていた。
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ああ、そっか。
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私は、
“背中で見せよう”としていたんだ。
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でもその背中は、
娘にとって、
「勉強しなさい」という
無言の圧力だったのかもしれない。
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きっと、
その圧に耐えられなかったんだろうな。
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そこで私は、
自分の心の声を聞いてみた。
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私は、
子どもたちに、
「学ぶって楽しい」
そう思ってほしい。
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でも、
じゃあ私は、
そうだったんだろうか?
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勉強が楽しいって、
思ったことあったっけ?
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高校入学までは、
「やらなきゃいけないから」
やっていた。
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高校に入ってからは、
反発して、
やらなくなった。
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大学受験をしたのも
親が東京の大学に行け
と言ったから。
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大学も、
留学も、
就活も。
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頑張ったのは、
親がそれを望んでいたからだった。
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勉強は、
私にとって、
親に認められるための
“唯一の道具”だった。
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だから私は、
勉強そのものを、
「楽しい」と思ったことは、
一度もなかった。
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ただ、
やらなければ、
価値がなくなる気がしていた。
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そうやって、
“やるか、やらないか”
で生きてきた私にとって、
今の娘の姿は、
どこか「0」に見えていた。
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ゲームをする。
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それは、私の中では、
“0に近づくこと”だった。
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でも、
娘の中では、
違うのかもしれない。
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遊ぶことも、
ゲームをすることも、
0じゃない。
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遊んで、
戻って、
また離れて、
また戻る。
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娘は今、
その揺れる波の中にいる。
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だから本当に、
私が怖かったのは、
ゲームをしている娘じゃなかった。
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「0に落ちて、
もう戻れなくなるかもしれない。」
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そんな、
私自身の古い記憶だった。
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そして私は、
気づいてしまった。
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私は、
“努力しないと価値がない”
そう感じ続けてきたのに、
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今、
娘にも、
同じ怖さを渡そうとしていたんだ。
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でも、
じゃあ私は、
本当はどうしたいんだろう?
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そう考えたとき、
ふと思った。
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本当は、
勉強なんかしたくなかった。
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だから、
もうやめた。
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娘の前で勉強して、
“背中で見せよう”とすることを、
やめる。
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それで娘が、
苦しくなるなら、
もうしない。
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その代わりに、
娘に伝えた。
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👩「ママ、もう勉強しないよ。
さやが勉強するのを手伝うよ。」
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やるか、
やらないかは、
娘の課題。
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でも、
「やる」って決めて、
「ママ、手伝って。」
そう言われたら、
私は、
全力で手伝おうと思った。
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「やる」だけじゃなくて、
「揺れる」ことも、
進んでいる途中なのかもしれない。
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遊んで、
迷って、
離れて、
また戻る。
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その揺れの中で、
子どもは、
自分の力を育てているのかもしれない。
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そして私は、
その揺れを信じられる母に、
少しずつ、
なっていきたい。
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今日も、揺れながら母をしています。
はじめまして。
5歳の男の子と10歳の女の子を育てながら、
毎日悩んで、揺れて、少しずつ前に進んでいる母、みおです。
このnoteでは、中学受験や子育て、夫婦のこと、自分の心のことを、正解探しをやめた視点で書いています。
同じようにしんどさを抱えている方の、少しの休憩場所になれたらうれしいです。

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