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「お前らいい加減にしろよ!」夫が怒り、息子が泣く。それでも巻き込まれなかった私。

みなさんは、

レストランで兄弟喧嘩が始まったとき、

どのように対応していますか?




以前の私は、

「やめなさい!」
「お店の中で喧嘩しないで!」

そう言って、
すぐに二人を止めようとしていました。




夫が怒れば、
そんな夫の言い方にもイライラしていました。



でも、その日は違いました。







Nフレンズの後、

家族でイタリアンに。

子どもたちは、いつものように隣同士。

「離れて座りなさい。」

そう言っても、結局隣に座る。

私は二人の横に座り、夫は向かい側。

それも、いつもの景色だった。

料理が来るまで
2人は戯れ合っていた。

騒ぐ二人を前に、
夫の表情が少しずつ険しくなっていった。



ナポリタンが運ばれてきた。

息子は、

👦「これ、いやだよぉ〜。」

そう言って、食べようとしない。

娘がピーマンを息子のお皿に置く。

👦「これ、食べたくないよぉ!」
ぐずり始めた。


娘はそんな弟の態度が
気に食わなかったんだろう。

パチン!

息子の手を叩いた。

夫はそれを見て、

👨「お前ら、いい加減にしろよ!」

と声を荒らげた。

少し前の私なら、
ここで心がざわついていた。

👩
「なんでそんな言い方するの。」

「余計泣くじゃん!」

「私がそうを慰めなきゃいけないの?
またご飯がたべれないじゃん!」



でも、この日は違った。



夫がイライラすること。

そのイライラを、
どんな言葉で表現するのか。

それは、夫の課題。

夫の怒りは夫のもの。



娘が弟を叩き、

息子が泣いている。

夫がすでに二人に注意している今、

私まで一緒になって怒る必要はない。



私は、夫の怒りも、

子どもたちの感情も、

すべて引き受けなくていい。



だから私は、

まず、自分のパスタを食べ続けた。



しばらくすると、

息子が泣きながら抱きついてきた。

👦「まぁまぁ。」

私は抱っこしながら聞いた。

👩「どうしたの?」

👦「ねぇねが叩いた。」

👩「そっか。叩かれて嫌だったね。」

👦「僕、あれ食べたくないのに。」

👩「食べたくなかったんだね。」

👦「もう食べる気なくなっちゃった。」

👩「食べる気なくなっちゃったんだ。」

以前の私だったら

👩

「そうちゃんが食べたいって言ったんだよ?」

「食べなきゃダメだよ?もったいないよ。」

「一口食べてみよう?」

息子の気持ちが落ち着く前に

すぐに反応していた。

でも、今は息子の課題の時間。

何かを説得するでもなく、

誰が悪いと決めるでもなく、

ただ息子の話を聞く。

今、その時の息子を見る。



十分くらい経った頃、

息子は少し落ち着いてきた。

夫が残しておいてくれた
クリームパスタを食べ始める。

👩「すごいじゃん、そうちゃん。」

私は声をかけた。

👩「じゃあ、こっちも食べてみようか?」

ナポリタンを出すと、

👦「クリームのほうがいい。」

と言う。

見ると、

夫の食べたクリームパスタのお皿は、

もうほかのお皿の下に重ねられていた。



以前の私なら、

👩「なんでいつも下げちゃうの!」

👩「まだ、そうちゃん食べてたよ!」

そう夫に怒っていたと思う。



でも、過ぎてしまった事に腹を立てても、
イライラが膨れ上がるだけ。

今、大事なのは

息子にクリームパスタをあげること。

👩「パパ、一番下のお皿貸して。」

👨「え?もう残ってないよ。」

👩「クリームソース、すこし残ってるでしょ?」

夫がお皿を取ってくれた。



私はフォークでくるくる巻いたナポリタンに
クリームソースにつけて、

👩「そうちゃん、これ食べてみる?」

あーん、と食べさせた。

👦「うん!おいしい。」

息子は笑って食べ始めた。

気づけば、ほとんど食べ終えていた。



私はこれまで、

家族みんなの感情を、

自分の課題にしていた。




誰かが怒れば、

私が何とかしなければ。

誰かが泣けば、

私が受け止めなければ。




家族を穏やかにしておくことが、

私の役目だと思っていた。



でも、その日は、

👩「これは、私の課題ではない。」

そう思い、境界線を引けた。

だから私は、

自分のパスタをゆっくり食べることができた。

そして、
本当に私を必要とした息子が来たときには、

落ち着いて抱きしめ、

ただ、息子の話を聞くことができた。



課題を分けることは、

冷たくなることでも、

家族を見放すことでもないのかと思う。



すべての感情を背負わないからこそ、

本当に必要な時に

優しく力を使うことが
できるのではないだろうか。

⸻




今日も、揺れながら母をしています。



はじめまして。
5歳の男の子と10歳の女の子を育てながら、
毎日悩んで、揺れて、少しずつ前に進んでいる母、みおです。
このnoteでは、中学受験や子育て、夫婦のこと、自分の心のことを、正解探しをやめた視点で書いています。
同じようにしんどさを抱えている方の、少しの休憩場所になれたらうれしいです。

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