18時20分。 「まだ遊ぶ」と走って行った息子に、イライラしなかった母。
皆さんは、
お子さんの「まだ帰りたくない」に、
どこまで付き合っていますか?
その日、
私は息子と、
児童センターのあと公園を2件はしご。
帰宅したのは19時。
正直、
普段の私ならイライラしていても
おかしくない時間。
「もう帰ろうよ」
「早くして」
そんな言葉が出ても不思議じゃない。
でも、その日は違いました。
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その日は金曜日。
私は仕事だと思っていたが、休みだった。
娘の塾の入試問題研究会の日。
急にできた休日。
夕方、息子を迎えに行き、
友達と一緒に、
久しぶりの児童センターへ向かった。
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児童センターでは、
友人とたくさん話をした。
最近のこと。
子どものこと。
たわいもない話。
息子も友達と遊んでいて、
「ママ、ママ」と来ることもない。
久しぶりに充電された。
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17時15分頃。
児童センターを出た。
友人の一人は帰宅。
もう一人も、
これから公園へ行く感じではなかった。
そんな中、
👦「公園行きたい!!」
息子が言った。
私は少し考えて、
👩「みんな、帰る時間だから、
バイバイしてから行こう?」
と答えた。
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近所の毎日いる公園じゃない。
たまにしか行かない
少し遠くの公園。
息子と二人で遊ぶのも悪くない。
そんな気分だった。
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👦「見て!すごいでしょ!」
うんていが出来るようになっていた。
何度も何度もやる。
得意げな顔。
私はその姿を見ていた。
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その後は、砂場へ向かった。
でも、砂場は小学生でいっぱい。
息子は地面の砂を、いじいじしていた。
滑り台の周りの砂を集めては崩し、
また集める。
それならと思った。
👩「汽車ポッポ公園行く?」
保育園の近くにある、
砂場のある公園だ。
息子は驚いた顔でこちらを見た。
今から行っていいの?
そんな顔だった。
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もしかしたら、
保育園のお友達がいるかもしれない。
1人より友達と遊ぶ方がいいよね。
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公園へ着くと、
そこにはカイ君がいた。
保育園を卒業した小学生。
小さい頃から、
息子とよく遊んでくれていた子だ。
その日も一緒に遊んでくれた。
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息子は大喜びだった。
前日にできるようになったばかりの
ターザンロープを何度もやる。
鉄棒。
アスレチック。
滑り台。
結局、
目的だった砂場には一度も入らなかった。
でも、
来てよかった。
そう思った。
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18時を過ぎる頃。
カイ君たちのママが言った。
👭「そろそろ帰ろう〜。」
私も思っていた。
そろそろ帰りたいな。
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👩「そうちゃん、ママね、帰りたいなぁ。」
👦「やだ!ぼくまだ遊ぶ!」
👩「まだ、遊びたいんだねぇ。」
👦「まだ、帰りたくない!」
👩「そっかぁ、じゃあ、時間決めて欲しいな。」
👦「10まで!」
⸻
その時は18時20分頃。
つまり、18時50分まで。
長っ。
正直そう思った。
いつもなら、
「それは長すぎる!」
って言っていた。
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でも、不思議とイライラはしなかった。
その日は金曜日だった。
明日は休み。
夕飯は下ごしらえしていた。
息子が絶対に食べるチーズカツ。
帰ったら揚げるだけ。
娘の勉強を見る予定もない。
そして、
たくさん遊んで、
早く寝てくれたら?
1人の時間があるかもしれない。
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だから、
👩「うん、じゃあ10までね!」
と言えた。
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その後も息子は遊び続けた。
友達が帰っても、
一人で次々と遊んでいた。
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18時45分頃。
公園は少し薄暗くなり、
周りの子もほとんど帰っていた。
そして最後に、
息子が滑り台でつまずいた。
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👦「痛いよぉ〜!!」
泣き出した。
👩「そうだねぇ。痛かったねぇ。」
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気持ちに寄り添う。
しばらくしたら泣き止んだ。
👩「もう10だね。」
と声をかけた。
すると息子は、
👦「帰る!」
と言った。
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家に着いたのは
19時を過ぎていた。
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でも、
振り返ると、
不思議なくらい穏やかな夕方だった。
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なぜだろう。
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息子はいつも通りだった。
「まだ遊ぶ」と言ったし、
帰ろうと言っても
走って行った。
変わっていたのは、
私の方だった。
たぶん。
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たまたま休みだったこと。
友人とたくさん話せたこと。
久しぶりの場所だったこと。
夕飯ができていたこと。
娘の勉強ではなく、
息子との時間だけを見ていられたこと。
そして、
今日が終わったら、
少しだけ自分の時間がある。
そう思えていたこと。
⸻
穏やかな夜の公園。
その答えは、
息子の中ではなく、
私の中にあった。
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私に余白がある時、
私は穏やかでいられる。
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今日も、揺れながら母をしています。
はじめまして。
5歳の男の子と10歳の女の子を育てながら、
毎日悩んで、揺れて、少しずつ前に進んでいる母、みおです。
このnoteでは、中学受験や子育て、夫婦のこと、自分の心のことを、正解探しをやめた視点で書いています。
同じようにしんどさを抱えている方の、少しの休憩場所になれたらうれしいです。

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