7歳下のデンマーク人に沼って学んだこと
1年半前、元カレと別れてデンマークに引っ越した私が沼ったのは、7歳下のデンマーク人だった。
彼とは週に数回会うカジュアルな関係だった。
「他の男と会ってるの?」ときかれて、素直に「イエス」と答えたのが原因なのか。
数か月後にデンマークを離れると伝えたのが原因なのか。
あのときの私は、何が引き金だったのか全然わからなかった。
彼は次第に冷たくなり、私を突き放した。
彼の言動は本当にトキシックで、「世の中にはこういう男もいるんだな」と、シングルでいる強さを教えてくれた気がする。
そんな彼から数か月前、急に連絡が届いた。
「ひどい別れ方をして本当にごめん。傷つくのが怖くて、突き放してしまった。実は、日本に住むことを考え始めていて、真剣に付き合うことを考えてくれないかな?いまでもきみのことが忘れられないんだ」
は?
私は知っている。
これは愛の告白じゃない。
彼は、日本に住むための「都合のいい存在」を探しているだけだ。
それでも私は、懐かしい気持ちに負けて「日本に遊びに来るなら会おうか」と返信した。
その後の返信?
なしです。安定の無視。
私よ、知っていたじゃない。彼はそういう男だって。
懲りない私は、先日の彼の誕生日に「おめでとう」とだけメッセージを送ってみた。
2日後に届いた彼からのメッセージはこうだった。
「ありがとう。そして、日本に行くと言っておきながら無視してごめん。結局あの後、マレーシアと中国に行ったんだ」
いや、もううざい。
昔の私なら、すぐに返信していたと思う。
でも今回は、気持ちが落ち着くまで少し待った。
そして3日後、こう返した。
「まったく問題ないよ。ただ、もう少し早めに教えてくれたら嬉しかったな。大人の男性みたいに。」
ずっと伝えたかった「大人になれよ」を、遠回しだけどようやく言えた気がして、ちょっとだけスッキリした。
8年ぶりにシングルになって、最初に真剣にデートした相手が彼で本当に良かった。
そのあと出会ったすべての男性たちが、全員まともに思えたから。
ただ心残りがひとつだけある。
あのマッチョな身体に、もう一度だけ抱かれたかった。
