#166 二流な中学受験生に告ぐ!
2022.10.9.
少し前に、久しぶりにお会いした同僚と話しながら、「やっぱりそうよね」と改めて感じたことを書こうと思う。そして今日、また違う同僚と話して、同じことを思った…本日の記事。
私は、中学受験に関しては3つの目線をもっていると思う。
◆昔、自分が経験した中学受験生の目線
◆中学受験生の担任をしていた、学校の先生の目線
◆中学受験生を教える(あまり6年生は入らないけれど)塾講師の目線
である。
子供にとって、中学受験ってとてもヘビーな経験だと思う。ほぼほぼ親の推進力で進める小学校受験(いわゆるお受験)よりも受験する本人の力が試され、12歳の子供に「合格」「不合格」という結果が突きつけられるのだ。
オリンピックの選手だって4年間必死に頂点を目指して練習を重ね、めでたく出場が決まっても本番あっさり予選敗退なんてよくある話である。受験だってそのくらいのもので、本番の3年も前から塾に通い、毎週毎月テストをこなし、否応なく順位が発表される。必死に3〜4年間も勉強してきても、第一志望に入れないことだってもちろんあるのだ。
そんなストレスフルな環境に日々曝されている子供たち。その弊害なのか、こんな子たちが現れる。


こういう子供を見たとき、「二流フラグ立ってるよー」と思う。し、時にはそう話してしまう。
本当にできる人は、人を見下した発言をしたりしない。大谷選手が「お前、そんな球も打てないのかよ。」と周りをバカにしないでしょ?あんなに活躍しても、「自分はまだまだです。」と、謙虚。
※ちなみに、大谷選手くらいのものすごい活躍をしてくれる方がいると、例え話がちゃんと伝わるのでありがたい。今や松井もイチローも真央ちゃんも通じないから…。
では逆に、一流フラグというものもあるのだろうか?
★教員目線で見る「トップ校に受かる子」
6年担任にだけ発生する業務に「報告書の作成」がある。最近はそもそも報告書が必要のない学校も多いし、通知表のコピーで良いというケースも多い。都立はどこも同じ様式の報告書である。評定は5・6年の両方が必要だし、しかも…所見項目も多い!受験する子が多いと、相当な業務量である。

トップ校に受かる子は、学校の成績がほぼAなのは当たり前である。そして所見欄に書く内容が山ほどあるのだ。何か資料を見て思い返すなどの必要がないほど、校内・校外で活躍している様子を書き出すことができる。
そういう子にとって、学校の勉強なんてもう朝飯前でつまらないのでは…とも思ってしまうが、むしろ様々な活動に目を輝かせていることの方が多いように思う。「学びを楽しむ力」があるって大事だなと実感させられる。
★塾講師目線で見る「トップ校に受かる子」
私は塾で6年生をほぼ見ていないためちょっと情報としては薄いかもれないが…レジェンド講師の方々と話す中で、ある話が出ていた。
「トップクラスから下がってきた子は、話を聞かない」という話題だ。これは興味深い。
トップクラスから下がってきた子は、ある程度自分はできるというプライドがあり、算数の問題解説の時間も自分の解きたい問題を解きたいやり方でやり続けるというケースがあるそうだ。トップクラス担当でない先生のことも少し舐めている節がある。
だが、トップクラスに居続ける子ほど、解説をきちんと聞いている。問題は解けているものの、解説を聞いて「ああ、そういう解法もあるのか。」とか、「そっちのやり方の方が速く解けるわ!」とか、気付きがあるのだそうだ。やり方に固執せず、良いと思う考えを受け入れる姿勢があるのだろう。
加えて、夏期講習で5年の上位クラスに入ってびっくり!男子のノートがとてもキレイだったのだ。ノートのキレイさは女子特有と思い込んでいた自分には衝撃だった。
だから、今日もまた、人のことを見下す態度の二流中学受験生に、心の中で呟く。
「レベル低いこと言って、自分の格を下げてる場合じゃねー!」
現場からは以上です。
