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2023.2.25.
NHKの「新・映像の世紀」という番組をご存知だろうか。

新、というからには最初の「映像の世紀」がある。
1995年…戦後50周年とNHKの放送開始70周年、また現在の映写技師を開拓したリュミエール兄弟の映像開発100周年を記念して『映像の世紀』が制作された。

そしてそこから生まれたのが新・映像の世紀である。

戦後70周年とNHK放送開始90周年、そして第1次世界大戦勃発(1915年)から100年を機に、歴史を動かした様々な人物の人間ドラマに重点を置いて、デジタルリマスターを施した映像や新たに発掘された映像を織り込みながら、映像が記録した20世紀を改めて振り返る。さらに最終第6集では、21世紀の映像の新潮流である一般からのネットによる映像配信の影響力について取り上げている。
wikipediaより

20世紀を「映像の100年」として、世界各地で残されている映像からその歴史を振り返る番組。

映像の世紀自体は恐らく何度も何度も再放送されていて、あまり意識してはいなかったが時々それに遭遇していたことがあったかもしれない。
新・映像の世紀は切り口を変え、内容も追加してまとめられている。


まず…
音楽がいい!!!

「パリは燃えているか」、かっこよ!

BGMで流れるこちらも素晴らしい。


続いて…
ナレーションがいい!!!

担当しているのは、山田孝之さんである。いい声〜!


そしてもちろん…
内容がいい!!!

◆第1集
100年の悲劇はここから始まった 
〜第一次世界大戦〜
◆第2集
グレートファミリー 新たな支配者
〜超大国アメリカの出現〜
◆第3集
時代は独裁者を求めた
〜第二次世界大戦〜
◆第4集
世界は秘密と嘘に覆われた
〜冷戦〜
◆第5集
若者の反乱が世界に連鎖した
〜激動の1960年代〜
◆第6集
あなたのワンカットが世界を変える
〜21世紀の潮流〜

歴史の勉強をたいしてせず大人になってしまった自分。小学校で教える歴史は、縄文時代→現代までを本当にかいつまんでざざーっと流れていくが、特に戦争に関しては知らないことが多すぎて、これでは大人として恥ずかしいというレベル。
教員になった頃にようやく興味がもてるようになり、戦争関連の映画や小説を見たりもするようになった。

映像というインパクトのあるもので戦争について知ることができるのはありがたかった。(もちろん、目を背けたくなるようなものもたくさんあるのだが。)

あまりによかったので、DVDセットを購入した。6年生の歴史の授業で、私がいくら分かりやすく話そうとするより映像を見せた方が何倍も伝わるものがあるのではないかと、一部をピックアップして見せたりもした。…結果、お通夜状態になった。よく考えて厳選して使用することをおすすめする。




そして今、実はこの新・映像の世紀が、また違った形で放送されている。それが、「映像の世紀 バタフライエフェクト」である。「バタフライエフェクト」とは、“蝶の羽ばたきが、巡り巡って竜巻を起こす”という意味で、歴史はこの「バタフライエフェクト」が積み重なって積み上げられてきたといわれている。

昨年の1月から放送が始まり、ポツポツとしか見られていないのだが、どうやら今年3月まで全32回の放送が予定されているらしい。


見たものの中でよかった回を2つご紹介。

①ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生

ニナ・ハーゲンという東ドイツ出身の歌手から、メルケル首相に広がるバタフライエフェクトが描かれていた。
ニナ・ハーゲンの曲で一世を風靡した「カラーフィルムを忘れたのね」は、一緒に旅行した彼氏がカラーフィルムを忘れ、記念写真が全て白黒になってしまったことに怒る女性を描いた曲だそうだ。この歌は国によって検閲されなかったが、当時は単調で灰色の社会主義東ドイツへの批判として理解されていた。
同じく東ドイツで育ってきたメルケルさんが、ベルリンの壁の崩壊を経て、民主主義の大切さを噛み締めながら首相となる。

そんな2人の生い立ちや関連を見ていき、最後のシーンはメルケル首相の退任式だった。選んだ曲は「カラーフィルムを忘れたのね」だった。

な、泣ける…。



②世界を変えた愚か者 フラーとジョブズ

バックミンスター・フラーはアメリカの思想家で、生涯を通して、人類の生存を持続可能なものとするための方法を探りつづけた人物である。「宇宙船地球号」などの言葉が有名で、最小のもので最大の効果を出そうとしてきたそうだ。
しかし、彼の人生は成功とはなかなか言い難く、彼の発明のほとんどは生産されず、また関わったほとんどの分野(建築など)では厳しい批評に晒されるか無視されていた。
フラーの考え方は、スティーブ・ジョブズに大きな影響を与えている。

人と違うことをする。人からいかに愚かだと言われようが、自分の信念を貫く。

こういった考え方や生き方ができる人ってすごいよなあ…と、一緒に見ていた母優子とひたすら感心していた。

Think different. のCMも素敵だったし、

フラーの言葉から繋がった Stay hungry, stay foolish. のスピーチも好きだ。




誰かのこういった努力や才能について、世界で起きていることについて、知ったり深めたり繋がりが分かったり。

ということで、「新・映像の世紀」、本当にすごいコンテンツなのだ!

私の一押しである。



#教員エッセイではない
#新映像の世紀
#パリは燃えているか

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