冬キャン積載完全攻略|セダン乗りが辿り着いた究極のパッキング術
車の荷室が小さいからって、キャンプを諦めていませんか?
セダンでも後部座席とトランクを最大限活用すれば、デュオで冬キャンプにいけちゃいます。大事なのは「何を持っていくか」より「どう積むか」です。
僕が乗っているのはセダン。SUVやミニバンと違って荷室が狭く、特に冬キャンプはストーブ、寝袋、毛布、厚手の着替えと嵩張るものだらけで、何も考えずに詰め込むとトランクが閉まらなくなります。
だからこそ、パッキングを「なんとなく」ではなく「仕組み」にすることが僕には必須でした。試行錯誤の末に辿り着いた、セダン乗りの冬キャンプ積
載術を紹介します。
ボックスは「大きく3つ」にまとめる
収納で最初にやりがちな失敗が、小さなボックスにこまかく分けすぎることです。
お皿類・調理器具類・スパイス類…と細かく分けるほど、キャンプ後の片付けが地獄になります。「このギアはどのボックスだっけ」と毎回悩むし、同行者に説明するのも面倒。小分けにすればするほど、いくら時間があっても足りなくなります。
実際に試してわかったのは、大きなボックスに大雑把にまとめた方がずっと楽だということ。
僕が今やっているのは、大きなボックス3つへのざっくり分類です:
調理器具ボックス — お皿、クッカー、カトラリー、バーナー、スパイス・調味料、着火剤まで全部まとめて
ギアボックス — ペグ、ハンマー、ランタン、チェア、テーブル、焚き火台など
布類ボックス — 着替え、防寒着、タオル、毛布(圧縮袋で圧縮して詰める)
以前は調理器具をさらに細かく3箱に分けていましたが、全部1つにまとめたことでかなり効率化できました。どうせ現地では全部出すんだから、細かく分けても意味がなかった。
実際のキャンプ時の荷物はこれだけです:
大きいボックス × 3
テント(単体)
インフレーターマット(単体)
衛生用品等をまとめたバッグ
ストーブ
灯油
数えられるくらいのアイテム数。準備も撤収も、驚くほど楽になりました。
おすすめ:カインズ ホームボックス 620(1,980円)
カインズの「ホームボックス 620」は幅62cm×奥行44.3cm×高さ44.5cmで容量68L。ペグやランタン、チェアなどのギア類がまとめて収まる大きさです。ポリプロピレン製で重さ2.2kg。
耐久性はダントツで、アウトドア専用ボックスと比べてもコスパが段違いです。さらに蓋が平らで強度があるので、そのまま簡易テーブルとしても使えます。設営前にとりあえず荷物を置く台として、地味に重宝します。3つ揃えてカテゴリ別に使い分けています。
テントが袋に入らないときはラッシングベルト
何度もキャンプを繰り返すうち、テントを付属の収納袋にきれいに戻せなくなることがあります。そんなときはラッシングベルトで縛ってしまうのがおすすめ。無理に袋に押し込もうとするより、ベルトでまとめてトランクに積む方が断然楽です。
耐荷重200kgのものなら固定力も十分。テントだけでなくインフレーターマットや車内の荷崩れ防止にも使えます。
▶ BOOMIE ラッシングベルト 3m×4本セット(Amazon)
セダン乗りの冬キャンプには圧縮袋が必須
セダンで冬キャンプに行くと、衣類ボックスが最大の敵になります。防寒着・ダウン・毛布・シュラフ・フリース……冬装備は嵩張るものばかりで、夏の倍以上のスペースを食います。
そこで僕が実践しているのが圧縮袋の活用です。
圧縮袋というと百均のものを思い浮かべるかもしれませんが、ここは奮発してほしい。百均の圧縮袋もそれなりに圧縮できますが、Amazonベーシックの真空圧縮袋は百均の倍近く圧縮できます。圧縮後はプラスチックのブロックのように固くなるので、ボックスの中でも形が崩れず積み重ねやすい。
掃除機不要でハンドポンプが付属しているので、現地でも空気を抜き直せるのも地味に便利です。
使い方のコツ:「箱の中で圧縮する」
ポイントは、衣類ボックスに入れた状態で圧縮すること。先に圧縮してから箱に入れようとすると固すぎて隙間に収まらないことがあります。袋に入れてボックスに置いてから空気を抜くと、ボックスの形にぴったり収まります。
ダウンジャケット2〜3枚がひとつの圧縮袋に収まるので、衣類ボックスの容量が体感で半分以下になります。セダンのトランクでも冬装備が無理なく積めるようになりました。
▶ Amazonベーシック 真空衣類圧縮袋 ハンドポンプ付き・中5個パック
番外編:キャンプ枕は「安い羽毛枕」が最強
キャンプ用品売り場に行くと、コンパクトに折りたためるキャンプ専用枕が並んでいます。でも正直、寝心地はいまいちなものが多い。
僕のおすすめは人工羽毛や安価な羽毛枕です。普通の枕をそのまま持っていくの?と思うかもしれませんが、ここでも圧縮袋の出番です。
Amazonベーシックの圧縮袋に入れると、羽毛枕がペシャンコになってほぼ場所を取らなくなります。衣類と一緒に同じ袋に入れてしまえばOK。現地で袋を開ければ枕が復活して、いつも通りの寝心地でキャンプができます。
キャンプ用枕と比べると寝心地は雲泥の差。やっぱり大きい枕は最高です。荷物を減らすために睡眠の質を犠牲にする必要はない、というのが僕の結論です。
セダンのトランクで場所を節約しながら、睡眠の質も落とさない。圧縮袋との組み合わせで実現できる、地味に効果的なテクニックです。
前日と当日でチェックリストを分ける
荷造りのもうひとつのポイントは、「前日に9割終わらせる」ことです。当日の朝にバタバタすると、確実に何かを忘れます。
前日リスト(前日の夜に車に積んでおく)
調理器具ボックス
ギアボックス
布類ボックス(圧縮袋で圧縮済みのもの)
テント
インフレーターマット
衛生用品等をまとめたバッグ
ストーブ・灯油
当日リスト(出発直前に積む)
クーラーボックス(食材・飲料)
氷
財布・保険証・スマホ充電器
前日にほぼ全部積んでしまえば、当日はクーラーボックスと貴重品だけ。10分で出発できます。
「積み込み順」を決めておく
車への積み方にもコツがあります。基本は**「現地ですぐ使うものを手前に」**です。
最初に積む(奥) — テント、インフレーターマット、ギアボックス(到着後すぐには使わない)
真ん中 — 調理器具ボックス、布類ボックス、ストーブ・灯油
最後に積む(手前) — クーラーボックス、衛生用品バッグ
到着してまず椅子を出して一息つく。そこからゆっくり設営に取りかかれます。
「使わなかったもの」を毎回1つ減らす
パッキングは一度作ったら終わりではなく、キャンプのたびに少しずつ育てていくものです。
帰宅後にやることはシンプル。「今回結局使わなかったもの」を1つ特定して、次回は置いていく。これだけです。
セダンの積載量は限られているので、無駄なものを1つ削るだけでトランクの余裕が体感でわかるくらい変わります。逆に「あれがあれば良かった」と思ったものはすぐリストに追加する。これを繰り返すうちに、自分専用の最適パッキングリストが出来上がっていきます。
キャンプに行くたびに荷物が洗練されていく感覚、結構楽しいですよ。
まとめ
忘れ物をなくすコツは「毎回思い出す」ことではなく、「思い出さなくていい仕組みを作る」ことです。
ボックスは大きく3つにまとめる(調理器具・ギア・布類)
前日に9割積み込み、当日はクーラーと貴重品だけ
帰ったら「次回メモ」を残して少しずつ最適化
この3つを実践するだけで、出発前のストレスがかなり減ると思います。
行ったキャンプ場、ちゃんと記録していますか?
パッキングリストと同じくらい大事なのが、キャンプの記録です。「あの時のサイトどこだっけ」「あのキャンプ場またいきたいな」——そういう記憶を写真と一緒に残せるアプリが「Myきゃんぱ」です。
訪れたキャンプ場を記録・管理して、次のキャンプ計画にも活かせます。
