僕が旅する目的#01|見晴らしのいい場所に行く
僕が旅の目的の一つとしているのは「見晴らしのいい場所に行く」ことだ。
知らない街に行った時に、見晴らしのいい場所に行くと、色々と新しい発見がある。
「意外と大きな街だな」とか、「意外と自然が多いな」とか、街全体を掴むことができる。
街の中を歩いている時には感じなかったことを、感じられることが多い。
電車が行ったり来たり、たくさんのビルが見えたり、海や山が迫っていたり、街の営みや自然を眺めているだけでも心地いい。
街を見渡せる場所に来ると、さらにこの場所に来たんだな、という実感が湧く。
それに、地図で見るよりも、その土地の地形や街並みを立体的に掴むことができる。
驚くほど、地図で見た時のイメージとは違うのだ。
それに何と言っても、気持ちがいい。
ぼーっと街を眺めているだけで、癒される。
おすすめのひとつは、お城の天守閣だ。
天守閣からの景色はだいたい見晴らしがいい。
それに歴史を学べるし、建築物も楽しめる。
例えば、高知城の眺めはとても好きだ。
高知城は街の中にあるのだけれど、小高い山に建っているので眺めがいい。

天守閣もいいのだけれど、天守閣がない城跡というのもいい。天守閣があるところはわりと人気があるところが多いのだけれど、天守閣がない城跡は、人が少なくて、絶景を独り占めできたりする。
例えば、米子城はとても好きだ。
米子の街も見下ろせるし、日本海や中海、大山も見渡せる。

米子城跡の石垣の残り方は、マチュピチュのように何かの遺跡のようだった。

完全に観光地化されているという感じではなく、柵なども整備されてなくて危険だけれど、その代わりそのままの姿を楽しめる。
城跡以外で、最近、いいなと思っているのは、市庁舎や県庁舎の屋上だ。
入場料は無料だし、中心地なので街を眺めるのには一等地だ。
それにわりと知られていないので、人が少ない。
お気に入りは奈良県庁舎の屋上だ。
奈良にはタワーのようなものがないのだけれど、ここから奈良の街並みや建物を眺めることができる。

奈良は他の県庁所在地と違って、都心部にまで自然が広がるユニークな都市だ。
そのユニークさをここから確かめることができる。
大都市でありながら、ここまで自然と歴史的な建築物が入りこむという景色はなかなかみることができない。
見晴らしのいい場所に行く、というのはなかなか楽しい目的だと思う。
それに、自分だけのお気に入りの場所を見つけるというのは、さらに楽しい目的に違いないと思うのだ。
