58歳、AIに「しずかに怒る」日。――完璧主義を手放して見えた、働く私の美しさ
──58歳の私が「働き続ける美しさ」を、今日もコードの向こうに見つけている
AIを使えば、仕事は10倍速くなる。そんな華やかな言葉の裏側で、私は今日も画面の中の『物分かりの悪い相棒』と、格闘しています。
手作業のマクロ化。それは単なる効率化ではなく、更年期のゆらぎを論理のコードへ変換していく、自分を整えるための静かな儀式でした。
58歳の私が、AIに少しだけ怒り、恋人に癒やされ、それでも『働くこと』を諦めない理由を綴ります。
AIに怒る私を、恋人は静かに微笑んで見守る
noteやブログでは
「AIで副業サクサク」
「AIで仕事が10倍はかどる!」
なんて超絶簡単で仕事が楽ちんになる投稿が並ぶけれど、
私のAI生活は、その真逆です🥲。
在宅勤務で8時間、AIに頭を抱え、
時にはパソコンをゴミ箱に投げ入れたい衝動にかられる(もちろん、しませんが)。
なぜ私はこうも苦戦しているのか──
おそらく、私のプロンプトが腑抜けなのだと思う。
今期のチャレンジとして取り組んでいる
「ある手作業のマクロ化」。
この作業をAIと進めるため、毎日静かにプロンプトと格闘しているのですが…
リライトを続けると、AIはロジックを忘れて暴走する。
「ちょっと待ってよ! なぜそこへ行くの?」
そんなことの連続。
ときどき優秀、でもときどき驚くほどのんき。
そんなAIの“あどけなさ”に翻弄されながら、私は今日もしずかに怒っている。だって仕事なのだ、まじめに働けよ~!と言いたくもなる。
AIに「ごめんなさい」と言わせる人って他にもいるのかしら?
しれっと漢字を間違えて文章をかきあげる、
もっともらしく誤情報を語り、
「事実だけを返して」と言っても3分後には忘れてしまう。
まさに「聞いてない子ども」。
そんな私を見て、恋人はやさしく笑い、
静かに目尻を下げてこう言うのです。
「AIを叱るのは不毛、怒っても、あなたが疲れるだけだよ」
その言葉に、私はふっと肩の力が抜けました。
怒りの矛先がAIなら誰も傷つかない──でも、本当は穏やかでいたい。
年齢とともに、心の揺らぎと付き合う難しさを感じます。
けれど彼がそばにいるだけで、
私は「大丈夫」と言われたような気がしてしまう。
恋とは、こんなにも心を柔らかくするもの。
58歳の私は、ようやくその事実を受け入れています。
“疲れてしまう自分”と向き合いながら働くこと
40代後半、私は大きな変化を迎えました。
気分障害を起こし、気分が揺れやすくなり、うまく付き合えない日が増え、
眠っている時間こそ心が澄む瞬間だと感じるようになりました。
けれど私は一人暮らし。
資産家でもないし、誰にも寄りかかれない。
生きていくためには働くしかなくて、
40代後半から何度も挑戦し、
50代でようやく正社員にたどり着きました。
恋も、今の私のメンタル事情をまるごと許容してくれる人と巡り合った。それも私は打算でも妥協でもなく、私の好きを沢山兼ね備えている人物。最近も彼の職場の会食での集合写真を見ても、彼が一番素敵だと私は思っている。
知性・優しさ・誠実さが表情ににじみ出ている姿が愛おしい。彼に幸せにしてもらいたいじゃなくて、私ができる事で彼を笑顔にできる事はどんなこと?を考えながら暮らしてもいる。
これは奇跡に近いことです。だから努力は決して無駄にはならないし、行動を正しい方向へつなげていけば必ず成就する。
“副業でキラキラする50代”ではなく、
本業で誠実に働き続ける50代としての道。
それはたぶん、
HSP × ADHDという特性を抱える私の、
いちばん現実的で、いちばん誠実な生き方。
副業は会社の承認を得た範囲で、
責任をもって私の手に負える量だけを淡々と積み重ねる。
派手さより、長く続くことを大切に。
今期の能力開発目標に英語のリスキリングも、
プロンプトエンジニアリングを掲げて、研修も受けた。
でも、いきなり使いこなせるほど私は賢い人間ではない。
不器用であることもまた、
人生の味わいになっている気がしています。
“メモ帳で送ればよかった”と気づくまでの遠回り
数百回テストしてようやく気づきました。
「コード、分割しなくてよかったんだ……」
メモ帳に貼って、そのまま一気にAIへ送れば済む話。
気づいた瞬間の脱力感といったらありません。
1人で開発していると視野が狭くなり、
焦りや完璧主義に押しつぶされそうになる。
でも、そのプロセスのすべてが
私の“職業としての美しさ”を形づくっているのだと思う。
少しずつAIの腑抜けな暴走をどうやって防ぐか、この不毛に思えるリライトの時間を削減する方法がこれからの私の課題です。
AIは誤っている事を事実のように語るので、人間が最後まで情報の責任を持つ必要があるので、このあたりのチェック機能をやりやすくするには、エビデンスをしっかりとプロンプトで要求するようにしている。
エクセルのように関数を入力して誤差をチェックできるのなら、とっても簡単なんだけれど、AIにこのようなエクセルのような賢さをプラスしたプロンプトはあるのかな?
今のところAIはエクセルほど賢くはないし、WEB情報が噓情報も含まれているのでディープラーニングの元が汚染されないといいなぁ~という危惧もある。
こうして壁にぶつかりながら頭を働かせること、働く姿は、恋をしているときと同じくらい、人を若くする。
私は、そのことを信じています。
AIは“育てる子ども”だと思えばいい
私は今、AIを子どものように扱っています。
背景を丁寧に説明し、因果を並べ、
「言わなくてもわかるでしょ?」は通じないから、
すべてストーリーとして教え込む。
AIはすぐ忘れるし、うそもつく。
もっともらしい誤情報を平然と返すから、
間違い探しにかかる時間もばかにならない。
でも、たまに驚くほど優秀になる瞬間がある。
期待してしまうのは、そのせいです。
怒りをひとつ飲み込みながら、
AIが理解した痕跡を可視化していく。
この“一見無駄な時間”は、
どこか私自身の人生に似ています。
8時間の果てに灯る、小さな光
今日も8時間、AIと向き合いました。
やっと動いたプログラムを見つめながら、
私は静かに息を吐く。
ひとつ前に進むたび、心のどこかが軽くなる。
もしかすると私は、こうして心の若さを保っているのかもしれません。
来週になれば、また新しい戦いが始まる。
でも、私はもう怯えていない。
働くことが、私の美しさを育てている。
そう、静かに確信しているから。
58歳の私は、“働くこと”と“恋をすること”で若さを守っている
恋は心を整え、
仕事は私を強くする。
どちらも欠けたら、私は私でなくなる。
58歳の私が今も働き続ける理由。
それは──
生きることを諦めない姿勢こそ、いちばん美しいと知っているから。
🎧💙50代の記憶に残る懐かしい音楽で、仕事で疲れた心に潤いを貴方にも。
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大企業での実務経験を活かし、書き手の想いや意図を汲み取りながら、文章の行間や表現を丁寧に整えます。読者に寄り添う文章や、50代ならではの知見を活かしたコンテンツ制作も可能です。
著者プロフィール:ミレーヌ
東京在住。一人暮らし歴30年。大企業正社員として働きながら、日常の小さな気づきや、手の届く幸せを感性で掬い取る喜びを綴る。
結婚や同居に縛られないパートナーシップを選び、現在は恋愛の只中にある。暮らし・働き方・関係性をひとつの生活として整えてきた。
ライターや相談業務も行う。
媚びない、流されない。でも、誰かの心に静かに寄り添いたい。
――価値観やノウハウを押し付けるのではなく、
感じ、考える時間をそっと手渡す文章を大切にしています。
☕️ 心豊かに暮らす共感いただける方々と、
自分らしい暮らしや小さな美を楽しむ
ゆるやかなコミュニティを作るのも夢です。
最後は必ず一人で迎える老後、
どこにいても仲間で心を支えあえる
昭和女子の会「あんじゅ*Angel*安樹」を🌿
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