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50代の旅は“心地よさ”を選ぶ石垣島で見つけた私のビーチリゾート卒業 — 人生最後のビーチリゾート


58歳、海で遊ぶ旅を卒業するとき

こんにちは、ミレーヌです。この記事の写真、物凄く綺麗でしょう?一切加工なしのリアルの海がこのように輝きと透明度のある石垣島を私が写しました。

さて、私は50代からは“小さな終活”を意識しはじめています。人生100年時代の50代は「まだ若い」と言われますが、私の場合、50代後半になると体力の落ちやすさや疲れやすさを日々感じるようになりました。

ありがたいことに、若い頃から好奇心のおもむくままに旅や挑戦を楽しんできました。お仕事も長く続かなくても精一杯に全力投球してきたのです。

だからこそ、今の私は「疲れてまでやりたいこと」はあまりなくなりました。でもその分、心地よいものや好きなことをより大切にできるようになった気がします。

それでも、「節目にはしっかり思い出を残しておきたい」という気持ちはあります。老いてから「あのときやっておけばよかった」と後悔するよりも、好きな人と、好きな場所で、好きな時間を楽しむ。そのために今回、私なりの“卒業イベント”を石垣島で迎えることにしました。

あなたは60代を迎える節目に何を思いますか?

車をレンタルして石垣島を1周めぐりました。二人なら軽自動車が便利。小さな島、狭い道を譲合うには好都合。制限時速40キロでゆっくりと美しい自然を満喫

旅の卒業式を石垣島で


二年前、私はシンガポールで海外旅行を卒業しました。そして今年の夏、恋人と過ごす遅い夏休みに選んだ行き先が石垣島。58歳の私は、この美しい島を舞台に「海で遊ぶ旅」にも静かに区切りをつけることにしました。

底地ビーチは海水浴出来ます

その舞台に選んだのは、沖縄・石垣島。
遠い昔、石垣島は日本とは別の国のように遠く、簡単には足を運べなかったといいます。今こうして訪れることができるのは、本当に幸せなこと。

島を歩けば、ジャングルのように濃い緑が生い茂り、道端には一年中ブーゲンビリアやハイビスカスの原種が咲き誇ります。ラクダのコブのように連なる神々しい山々。目の前に広がるのは、エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜──。

その自然の力強さと優しさ、美しさと懐かしさが一度に押し寄せてきて、私はすっかり魅了されました。石垣島は、ただ眺めているだけで心を解きほぐしてくれる島。そんな場所が、私の「ビーチリゾート卒業旅行」をそっと包み込んでくれたのです。


陸から眺める海が、私の楽しみ方

私はサザンオールスターズの歌で知られる湘南地域の出身。
真っ黒に日焼けし、大きな瞳と黒髪を持つ少女時代は、よくフィリピン人に間違われるほど、海と共に育ってきました。けれど、そんな私でも昔から船が苦手。20代の頃、バリ島で体験したマリンスポーツが恐怖として心に残り、それ以来、ヨットやクルーズのお誘いを受けてもずっと断り続けてきました。

平久保崎灯台──石垣島の最北端に立つその場所から眺める景色は、まさに圧巻

「機会損失」かもしれません。でも、怖がりの私にとっては、海を楽しむ方法はちゃんとあるのです。

玉取崎展望台から見下ろすエメラルドグリーンの海、浜辺に寄せる優しい波の音

陸から眺めるだけでも、心は十分に満たされていきます。足のつく浅瀬で波に触れれば、それだけで幸せ。

海の楽しみ方は人それぞれ。私は私の心地よさを大切にすることにしました。

フキサビーチも海水浴が楽しめます。石垣島の海はどこも美しく穏やかに見えますが、海底の流れが早く水難事故が起きていますので、必ず地域の人に確認をしましょう。

価値観の違いと、歩み寄りの難しさ

今回の旅行で、改めてパートナーとの価値観の違いを強く感じました。
彼はダイビングの資格を持ち、海に潜ることを心から楽しみにしている人。私は真逆で、船で沖に出ること自体が恐怖です。湘南海岸で育ったのに海は恐怖。

彼は歩み寄りをしてくれたものの、彼にとっては妥協の浅瀬シュノーケルツアーでも私にとっては二日間のマリン体験は恐怖そのもの。
同じ海を見ても、そこに映る景色はまったく違います。理解し合うことの難しさを痛感しました。

幻の島シュノーケルツアーはスタッフの方々がとても暖かくて優しかったので恐怖を軽くでき、透明度の高い海はダイビング好きの彼には大満足ツアー


それでも、島をドライブしたり、街を散策したり、夕暮れにサンセットディナーを楽しんだり──。
価値観が違っても共有できる時間はありました。石垣島は、海に潜らなくても存分に魅力を楽しめる場所なのだと知りました。

アーティスティックなシーサー公園は手入れされているので快適に過ごせます

石垣島で出会った魅力

石垣島は、マリンスポーツをしなくても十分に楽しめます。

  • 平久保ビーチのお散歩

  • 底地ビーチのお散歩

  • 川平湾(グラスボート体験)

  • エメラルドグリーンの海を眺める展望

  • 尖閣神社での参拝とコーヒーのお土産

  • 北と南の灯台からの眺め

  • マングローブの林散策

  • ヤシの木の群落

  • 名蔵湾の眺め

  • 玉取崎展望台

  • 石垣鍾乳洞観光とお買い物

  • 街でのお買い物とお食事

  • フサキビーチホテルレストランでのサンセットディナー

  • フサキビーチでの海水浴

  • 幻の島シュノーケルツアー

  • 石垣島バスツアー

  • 竹富島観光

お花は一年中咲いている

3泊4日の旅費、1人あたり15万円はすべて彼が負担してくれました。私には十分すぎるほど豊かな旅となりました。

底地ビーチ

そして何より、島の人々の温かさや、食べ物のおいしさが心を和ませてくれました。エメラルドグリーンの海を眺めながら過ごした時間は、恐怖や葛藤があったとしても、かけがえのない思い出になりました。

川平湾は遊泳できませんが、眺めているだけで癒されるスポット

旅を通じて気づいたこと

複数のツアーに参加してみて感じたのは、世代や体力の違いがある中で、皆で足並みを揃える難しさでした。
これからは、無理に合わせるのではなく、自分が「周囲の負担にならないか」を考えて行動する必要がある──そんな気づきを得ました。

ウミガメポイントを目指して湾を出ると触れるので私には恐怖そのもの


年齢を重ねるほどに、体力やスピードは落ちていきます。
だからこそ、自分のペースを大切にしつつ、周囲に迷惑をかけないように意識する。
石垣島の旅は、私にそんな新しい意識を芽生えさせてくれました。

石垣島港から船で30分

卒業は、前向きな選択

58歳の今、私は「海で遊ぶ旅」を卒業しました。
それは諦めではなく、前向きな選択です。

平久保ビーチ

無理をして非日常を追いかけるよりも、心地よい日常を大切にするほうが、私には幸せだと気づきました。
パートナーにとっての楽しみ方と、私にとっての心地よさ。どちらも尊重しながら、これからは別々の旅の形を選ぶこともあるでしょう。

幻の島


思い出は、忘れなければ宝物になります。
石垣島で見上げた虹の美しさ、夕暮れに寄り添って歩いた時間──そのひとつひとつが、私の人生を支える大切な宝物になりました。

石垣島鍾乳洞 30分くらい散策

新しい旅のかたちへ

「旅の卒業」と聞くと少し寂しさを感じるかもしれません。
でも私にとっては、自分の心と体に合ったスタイルを選び直す「新しい始まり」なのです。

尖閣神社の石垣島珈琲は深みがあっておいしい

石垣島で迎えた卒業旅行は、私に勇気と確信を与えてくれました。
これからは、無理をせず、心地よく過ごす時間を選び取っていく。
それが、50代後半の私にとっての“新しい旅”なのです。

マングローブは植林も初めて地球環境保全に力をいれているようです。

思い出は、忘れなければ財産になる

若い頃、地中海のリゾートで見た青と白のコントラストはいまでも鮮やかに思い出されます。そして今回、石垣島で虹を見上げた瞬間もまた、私の心に深く刻まれました。

卒業旅行とは、終わりではなく、新しい時間の始まりを意味するものなのだと思います。何かを終わらせたら、新しい何かが始まる。


大切なのは、その時々の思い出を忘れずに抱えていくこと。忘れなければ、それはいつまでも私を支えてくれる財産になるのです。

年を取ると口角が下がっていって仏頂面になりやすいから、愉しかった思い出を宝箱から取り出して口角をあげて老齢気を過ごしたい。

八重山そば 御出汁は家庭によって異なります。

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