スタジオでセルフレコーディング(ボーカル編)
アノニマスDTM編集部でございます。
スタジオで演奏や歌をセルフレコーディングする場合、それ相応の機材とスキルが必要になります。
いざスタジオ入った時にタイムロスしないよう、下準備とシミュレーションも行っておきましょう。
以上を踏まえ、今回はセルフレコーディングのざっくりした流れと実践例(歌録り)を紹介したいと思います。
以下、実際に歌い手さんのレコーディングをした事例

予めDAW(ProTools)でオケ、ボーカル、クリックのトラックを作成しておきます。オケはセクション毎にマーカーを付けておきます。

オーディオインターフェース(以下AIF)のDSPミキサーで、モニターアウトからはオケとボーカルを、ヘッドホンアウトからはオケ、ボーカル、クリックを流せるよう設定します。いわゆるキューの作成です。
このようにDSPミキサーで入出力を切り替えられるAIFはレコーディング時に重宝します。
いざスタジオへ!

XスタンドにAIF、マイクプリの3Uラックをボンと置いて、その上にPCや外付けを設置。真横に譜面台を設置して、延長コードを乗っけたら手元は完成。

AIFの背面を見てみますと、左から挿さってる順にAC、LINEIN(D-Sub)、モニターアウトとなってます。
わざわざマイク一本のためにD-Subという手間感よ。歌い手さんの時は毎回「意味わかんねぇ」って思いながらセットしてますwwww


AIFのモニターアウトはミキサーとリンクしてるパッチに出します。これでスピーカーからオケとボーカルを流せます。

歌い手さんにはRolandのAstonSpiritを使って頂きました。
これの良いところはポップフィルターが組み込まれているのと、衝撃に強い特性を持っていることです。
そのため、別途ポップガードやショックマウントを用意する必要はありません。アッテネーターが付いているのもポイントです。
マイクプリのHA73EQEliteはAMSNEVE1073と同じトランスを積んでおり、ローカットの他、3バンドの周波数帯域を調整できます。
可変インピーダンスの感度は非常に鋭く、EQはミッドとローは緩やか、ハイは効きが強めです。
音質自体はシャープな傾向があり、S/N比は高く原音の再現度も高いです。「もう少し張りを出したい!」という時はインピーダンスで補正します。
AstonSpiritのパワフルだけど垢抜けない集音特性と相性が良く、名コンビだな〜と毎回思う私です。

システムをまとめるとこんな感じです。現場はわちゃわちゃしてますが、実際はとてもシンプルです。

最初に見せたレイアウトと少々異なりますが、DSPミキサーではボーカルトラックをAUX(チャンネルストリップ)にセンドし、それをDAWのボーカルトラックにサミングさせます。
バンド編成でセルフレコーディングをする際は、ヘッドホンアンプがあると個別にモニター出来ます。ライブの同期演奏でも、各メンバーがクリックを聞きたいという時に便利です。
ざっくりですが、セルフレコーディングについて解説させて頂きました。レコーディングの後は自宅でミックス・マスタリングに取り掛かります。

コロナ下で厳しいご時世ではありますが、バンドさんも歌い手さんも、セルフレコーディングをする時は感染対策を徹底しましょう。
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