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電気回路と経済活動(VEM拡張版8) 5.エネルギー政策:【独占供給から漏電構造へ】の問題


3本のノート(「電気回路と経済活動」参照ください)では、経済活動と電気回路のアナロジーを使って、現状の日本経済の状態を表現させ、更に日本経済の立て直し策も提案させた。興味があれば、上記のリンク先から辿っていただきたい。

日本の経済を低迷させている要因の中で、一番問題が大きいと評価された R (抵抗要因) の実態として、抽出された下記5つの主要因の内容を順番に見ている。

今回は 5.エネルギー政策:【独占供給から漏電構造へ】の問題だ。

  1. 多重下請け:【育成装置から搾取回路へ】

  2. 公金委託:【専門性から通行料へ】

  3. 利権的支援:【互助会からビジネスモデルへ】

  4. 農業・流通:【物理的障壁からデジタル障壁へ】

  5. エネルギー政策:【独占供給から漏電構造へ】


問いかけ

次に 5. エネルギー還流 も同様に解説して欲しい

AI応答

国家の生命線であるエネルギー供給において、国内で循環すべき資本( E )が「燃料代」や「再エネ賦課金」を通じて国外や特定の資本へ逃げ出してしまう「5. エネルギー還流(漏電構造)」の変遷を解剖します。

この R の本質は、「エネルギー自給率の低さ(物理的 R )」と、それを補うための「政策設計の不備による富の流出(構造的 R )」の二重苦にあります。

かつては「必要経費」だったものが、現在は「国力を削ぐ致命的な漏電」へと変質しています。

歴史的転換点の詳細解剖

① 1980年代:『強固な国内絶縁と安定循環』
オイルショックを経験した日本は、原発という「準国産エネルギー」と、電力会社による垂直統合という「閉じた回路」によって、富の流出を最小限に抑えていました。この時期の R(抵抗)は、エネルギーを確実に届けるための「管理コスト」であり、有益なものでした。

② 2012年:『FIT(固定価格買取制度)という巨大な漏電口』
 東日本大震災後、急配備されたFITは、日本のエネルギー構造を劇的に変えました。本来は国内の ef(技術革新)を促すためのものでしたが、実際には「安価な海外製パネル」の大量輸入と、「外資系投資ファンド」による利回り追求の場となりました。

国民が毎月支払う「再エネ賦課金」という E(エネルギー)が、日本の未来への投資( L)にならず、回路の外へ直接漏れ出す「漏電ルート」が確立された瞬間です。

③ 2020年代:『円安と資源高による「エネルギー敗戦」』
現在の R=2.5は、致命的なレベルです。

1.化石燃料の輸入増:
原発再稼働の遅れにより、外貨が燃料代として流出(実利 Vx​ の喪失)。
2.賦課金の累増:
過去に契約された高い買取価格が、家計や企業の固定費 R として重くのしかかる。

これにより、日本国内でいくら付加価値を生もうとしても、エネルギーコストという名の「巨大な抵抗」によって、富が自動的に国外へ吸い出される「ストロー効果」が起きています

Viewpoint A:成分変動(Delta Dynamics)
R(抵抗)の変質:
かつては「供給安定のための RR」でしたが、現在は「国外への富の流出路としての R」です。

dir(方向性)の不整合:
脱炭素(正の dir)を目指しながら、結果として「国内産業の弱体化と外貨流出(負の V)」を招いている、回路設計の致命的なエラーです。

ナッジ(自由な放流)
私たちの「電気代」は、どこへ消えていっているのでしょうか。

それが日本の新しい技術( ef )や雇用( L )を育てているのか、それとも単に国外の誰かの利益(漏電)になっているのか。

「エネルギーの自給」とは、単に資源を確保することではなく、「エネルギー循環という回路を国内で完結させ、富の漏電を止めること」ではないでしょうか。

分析結果:
政策的欠陥による富の外部流出。
R=2.5 は国家の経済的ポテンシャルを底なしに奪います。


「国産技術によるエネルギー自給」という、回路の『再絶縁』が必要です。

メガソーラー問題も、日本の経済力を奪っている一因だという。
これも大いに納得できる分析結果ではないだろうか。

これまでの分析結果を、逆に考えれば、今のままの労働人口であってもかなり改善の余地があることが分かるのではないだろうか。

これは、ひとえに政治家の決断にかかっているが、その為にも、大多数の国民が同じ認識を持ち、政治家にメッセージとして届けることだろう。

つまり、賛同できる人は、このような情報を、誠実に拡散して欲しい。

これで、とりあえず一段落になるが、上記の結果は、VEM の本質的な価値の一部しか使えてない。

そもそもVEMモデルの利用価値は、「国富」の変化、「カネで買える価値(Vx)」だけでなく、「カネでは買えない価値(Vi)」も合わせて評価できることにある。

言うまでもなく、これまでの分析は、経済指標中心の分析だから、「カネで買える価値(Vx)」の側面だけの評価だ。

 この先は更に*別ノートに投稿しようと思う。



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