1部メモ 私が感じた日本の経済政策 への鬱憤と、経済学への違和感
このノートは、複数のノート群の一部です。
渦潮経済モデル(VEM)構成図(マップ)・ガイド で全体像が分かりますので、未読の方はまずそちらをご覧ください。
・何か足りないんじゃないか? ー 日本の経済政策への憤りと不信
(探求の始まり)
かつて、岸田政権が標榜した「新しい資本主義」という言葉に微かな希望を抱いたが、その実態は2000年代以降の日本を覆ってきた新自由主義的なエンジンに、新しいラベルを貼っただけの「看板の掛け替え」に過ぎなかったように感じている。
自分なりにその理由を考えてみると、国の政策、特に経済政策については、カネを尺度にした議論に終始していることにあるのではないかと感じる。
例えば、安価な外国人労働力の導入などは、カネで安易に労働力を買うことで、人間という「価値創造の主体」を育てることを放棄、あるいは軽視した愚策に思えてならない。
資本主義の問題点は、これまでも多くの識者によって指摘されてきた。
にもかかわらず、その処方箋はいまだに不完全なまま放置されている。
国の政策や総務省のHPを見ると「ウェルビーイング」という言葉だけは掲げられているが、上記外国人労働者問題を見ても分かるように、言葉と実態が乖離しているように感じるのは私だけだろうか。
私は技術系の人間で経済学には疎いが、日本版DOGEの意見募集をきっかけに、経済的に何が問題の本質なのか自分なりに理解したくなり色々調べ始めた。
確信は持てなかったものの、直感的には税金を投入しても「国富」の増強にはなかなか繋がらない、『燃費の悪い経済エンジンシステム』のように感じられてしょうがなかった。
普段からメディアなどの経済解説を見聞きしても、例えば「国債」一つとっても見方が違う。専門家でも「国の破綻」を口にする人がいるが、SNSでその定義や判断基準を確認しても、とても納得できる回答はない。「日本の財政状況はギリシャより悪い」などと、素人でも「それは違うだろう」と突っ込みを入れたくなる発言をする政治家もいた。
・自分が知る「経済学」への不満
大学時代経済の基本はさらっと学んだ(学ばされた)以外は、きちんと勉強したこともないので、自分も的確な意見を言えるほどの知識はない。うっぷんを溜めたままでは精神衛生上よくないので、図書館で基本的な経済学の本を借りて読んでみたものの、どうもしっくりこない。一般的な経済現象について、表面的な現象の記述に留まっている感触が拭えなかった。
例えば物理学の場合、ニュートン力学は表面的な現象の(正確な)記述ではあるが、それによる予測も一定範囲では十分可能だし有効だ。だが、科学はそれだけでは終わらず、その現象の本質部分に切り込んできたし、それが相対性理論や素粒子、量子論にまで深まり、更にその普遍的原理の追求努力が継続している。
経済学はそのような方向への追求はないのだろうか?
自分が確認できた限りでは、経済の根本原理、根底にある「自然法則」のような領域に踏み込んでいるものは見つからなかった。
当初は、自分が知らないだけだろうと漠然と思ってたが、次第に「少なくとも日本では、そのような取り組みをしている専門家はいない(あるいは表に出てきてない)」のではないかとも考えるようになった。物理学なら量子論であっても、学生・素人向けの本はいくらでもある。
なんとかならないものだろうか・・・
これが、このモデルに取り組む出発点になった。
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