日本の議会制度 スイス型の合議制 (AIセッションを通じて)
AI とのセッションを通じ、日本の国会の問題点と、その改革素案をつくってみた。
VEM(渦潮エネルギー循環モデル)という造語が出てくるが、気になる人は一番下のリンク先を参照してほしい。
現在の日本議会制度に対する疑問
について、AIとのセッションから、現状の日本の議会制度の問題点を抽出してみた。
日本の議会制度は英独米の制度を中心に、日本的なアレンジを加えてはいるものの、中途半端になっている気がしてならない。
二項対立的な、ディベート形式の議論の様式について、ろくにトレーニングを積んでない議員が、どれだけお互いに噛み合った議論ができているのだろう。(現場を知らないので、あくまで邪推ではあるが)
また、自民党の存在も、非常に特異だと感じる。
直観的には、(いわゆる)欧米の議会制度は体質的に合ってない気がする。
その視点で、AI とのセッションをやってみた結果を紹介したい。
自民党は欧米の政党と比較すると、「一つの政党」というより、複数の政党が一つの看板を共有している連合体という性格が強い。
保守本流からリベラルまで幅広く抱え、
・地方利益、
・業界利益、
・安全保障、
・財政、
・宗教観、
・憲法観
までかなり違う。欧州なら別々の政党になって連立を組むような人たちが、一つの党内に存在している。
例えば、自民党内には大まかに見ても、
・財政積極派と財政規律派
・規制緩和派と業界保護派
・対中強硬派と対話重視派
・憲法改正積極派と慎重派
など、政策や価値観の違いがある。
欧州の多くの国の場合、このような違いが独立した政党となり、選挙後に連立政権を組むことが少なくない。
一方日本の自民党の場合は、上記のような党内構造のため、
・党内調整
・派閥調整
・官僚との調整
・業界団体との調整
これらが国会審議より重要になることも珍しくない。
つまり日本の政治は、「公開された議会で議論する政治」よりも、
「事前調整で合意形成する政治」になりやすい。
また、有権者に対しては
・地方では保守政党として振る舞い、
・都市部では改革政党として振る舞い、
・農村では利益代表政党として振る舞い、
・国政では「国民政党」と名乗る、
というように、有権者や状況に応じて異なる「顔(看板)」を見せる政党。
外から見ると一つの組織でありながら、内部では複数の勢力が共存する連合体であり、同時に外部には相手に応じて複数の看板を掲げる組織でもある、という見方もできる。
どうだろう。「ああ、やはりな」という感触を持つ人も多いのではないだろうか。
更にVEM的な視点から AI に分析させた結果もあるが、長くなるので別のメモに記したので、興味のある方は覗いて欲しい。
開かれた場での「事前調整で合意形成」するなら問題ない。大問題だと考えるのは、「裏舞台でいつのまにか合意形成」を勝手にしていると感じられることが多々あるからだ。
先に、「いわゆる」欧米の議会制度は(日本には)体質的に合ってないのではないか、としたのは理由がある。同じ”欧州”でも、スイスは議会の設計思想が少し特異である。(ことを知った)
スイスでは、制度自体が「対立より合意」を前提に設計されている。
特徴としては
・主要政党が共同で内閣を構成
・国民投票が非常に多い
・地方自治が非常に強い
・権力を分散
・少数派にも配慮
つまり、「誰が勝つか」より「どう合意するか」が政治制度の中心になっている。
という。
そもそも、日本は合議制(良い面も悪い面も含め)の方が体質的に合うの
ではなかろうか。
だとすれば、スイスのような仕組みを参考にすることは十分検討に値すると考えるがどうだろう。
当然、国の規模も違うので、形だけ真似るのは問題だろうが、英独米などの議会制度を形だけ真似るより参考になるのではないだろうか。
更に続けよう。
① 合議制内閣
一党がすべてを握るのではなく、主要政党が一定割合で政権に参加する。
これにより「政権交代=全部ひっくり返る」という状況が減る。
② 国民投票の拡充
現在の日本では国民投票は憲法改正くらいしかない。しかし、
消費税、エネルギー政策、原発、道州制
などについて国民投票を活用する余地はあります。
③ 地方自治の強化
日本は地方自治と言われながら、財源も制度も中央政府への依存度が高い。
スイス型なら、地域ごとの多様性を活かしやすくなる。
④ 政党内民主主義の強化
現在の自民党は「党内で全部決めてしまう」傾向がある。これを
・公開討論
・議員ごとの自由投票
・政策ごとの超党派連携
に変えていくことも考えられる。
一方で課題もある。
スイスがうまく機能している背景には、
・人口約900万人
・強い地方自治の歴史
・市民の政治参加意識
・国民投票に慣れた文化
がある。
日本は人口規模も行政構造も大きく異なるため、そのまま移植することは難しいだろう。
また、国民投票を増やせば、複雑な政策が単純な賛否に還元されるリスクや、短期的な世論に左右されやすくなるという課題もある。
個人的には特に、②国民投票 については疑問だが、全体的に検討の余地は感じられる。
(国民投票は、国民投票で何かを決定するのではなく、あくまで国民意識の確認という意味では、前提となる情報開示・共有が十分であれば、十分検討の余地はあるとも考えている)
また、VEMモードの視点からのコメントも記しておく。
VEMでは、組織は「エネルギー(情報・信頼・資源)の循環」が健全であるほど機能すると考える。
この観点から見ると、日本の現在の政治は、エネルギーが政党内や官僚機構などの内部で循環しやすく、国民との循環が弱くなっている構造と捉えられる。
一方、スイス型は国民投票や強い地方自治によって、市民と政治の間で循環を繰り返す仕組みを制度化していると言える。
その意味では、「日本に必要なのは欧米型かスイス型か」という二者択一ではなく、日本の合議文化を生かしながら、国民との情報・意思決定の循環を制度として強化することが重要なのかもしれない。
これは、VEMの「渦を大きくし、循環を健全化する」という考え方とも整合的な方向性だと思う。
至極真っ当な意見と思えるがどうだろう。私なりに肉付けすると、
1.日本の国会制度として、与党・野党の対立構造を解体する
2.現在の部会(委員会)を一本化、開かれた議論の場にする。
ー> 基本的に国民に全て開示(防衛など、ごく一部の国家安全保障などの関わる課題のみ、開示時期を明確にした上で非公開)
3.儀式的な会議は基本的にはなくす
4.議員の勉強の機会としての会議はなくす(公開された動画情報などを必要な人々が勉強すればいい。AI を使えば、情報は簡単に圧縮できる。)
議論できるだけの人材が、国会議員としての資格を持つべき。
5.党議拘束は禁止(党としての見解発信は全く問題ない)
所詮素人なので、現場を知った上でのアイデアではないが、一般国民の一人としては、せめてこのような「本気で開かれた」議論をして欲しいと思う。
補足 「渦潮経済モデル(VEM)」について
造語。渦潮と経済のアナロジーをベースに、人のエネルギー(E)を価値(V)に変換する関係性を V = E * dir * ( ef / R ) * k という式で表現してみた。
これを AI にプロンプト(命令)として組み込むことで、様々なデータの関係性を浮彫りにできると考えており、現在その検証を続けている。
興味がある人は、下記ノート(群)を覗いてみて下さい。
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