見出し画像

堕天作戦から常人仮面へ。マンガワンを揺るがす「作家ロンダリング」問題の経緯

2026年2月20日、漫画界に激震が走るニュースが飛び込んできました。正直、目を疑いました。
私はXやInstagramなどの発信手段を利用していません。いつも見るだけでした。ですが今回はどうしても思ってる事を発信したくてnoteを投稿します。
かつてマンガワンで連載され、多くのファンを抱えていた「堕天作戦」の作者・山本章一氏に対し、凄惨な性加害を認定する賠償命令が下されたのです。
しかし、この問題は一人の作家による個人の犯罪に留まりませんでした。判決を機に浮上したのは、出版社が別名義を用意して連載を継続させていたのではないかという「作家ロンダリング」の疑惑、そして編集者による組織的な隠蔽工作の影です。
なぜ、信頼ある大手出版社である小学館、そして人気アプリのマンガワンが、これほどまでに激しい批判を浴びているのか。
今回の騒動で何が起き、何が問題視されているのか。公式声明の内容とその矛盾点を含め、これまでの経緯を詳しく整理しました。

現在、小学館および漫画アプリ「マンガワン」が激しい批判を浴びている一連の騒動について、これまでの経緯と、発表された声明の問題点を整理しました。

1. 騒動の発端:山本章一氏への賠償命令
すべての始まりは、漫画「堕天作戦」の作者として知られる山本章一(本名・栗田和明)氏に対する裁判の結果です。
2026年2月20日、札幌地裁は山本氏に対し、元教え子の女性への凄惨な性加害や虐待を認め、1100万円の損害賠償を命じました。被害者が15歳の頃から数年間にわたり、マインドコントロールを用いた卑劣な加害行為が繰り返されていたことが裁判で認定されています。
2. 批判の核心:偽名での連載と隠蔽疑惑
この問題が出版社への炎上に発展したのは、以下の2点が浮上したためです。
• 作家のロンダリング(別名義での再起)
「堕天作戦」の連載終了後、マンガワンで始まった人気作「常人仮面」の原作者・一路一氏が、山本氏の別名義ではないかという疑惑が浮上しました。判決直後に作品が削除されたことで、この疑惑は事実上確定しました。
• 編集部による隠蔽工作
担当編集者が被害者とのLINEグループに入り、低額の示談と引き換えに事件を公にしないよう求めていたという「口封じ」の疑いが報じられています。これが「組織ぐるみで性犯罪者を匿い、被害者を圧殺しようとした」と受け取られ、激しい怒りを買っています。
3. 小学館・マンガワン公式声明の精査
批判を受けて出された公式声明では、以下の点が語られました。
• 認めた事実
一路一氏と山本章一氏が同一人物であること。また、山本氏に2020年の前科(児童買春・ポルノ禁止法違反)があったことを当時から把握していたこと。
• 謝罪の内容
前科を知りながら別名義で起用したことに対し「不適切だった」「確認体制が甘かった」と謝罪しました。
4. 残された大きな疑問点
しかし、この声明には読者が最も求めている説明が欠けています。
• 編集者の関与への言及がない
担当編集者が示談交渉に介入し、隠蔽を助けたとされる具体的な疑惑については一切触れられていません。
• 責任の所在が曖昧
「確認不足」という言葉で片付けていますが、意図的に名前を変えさせて連載を継続させたのは「ミス」ではなく「意志」を感じさせる対応です。誰がそれを許可し、どのような処分が下されるのかが不明なままです。
5. 今後の展望とリスク
今回の対応は、所属する他の漫画家たちからも「不誠実なプラットフォームとは仕事ができない」と反発を招いており、連載中断や移籍の動きが加速しています。
また、アプリストア(AppleやGoogle)の規約に抵触する可能性もあり、最悪の場合、マンガワンというサービス自体の存続が危ぶまれる事態に発展しています。


この記事は2026年2月末時点の情報に基づいています。今後の第三者委員会の設置や、さらなる事実解明が待たれます。

いいなと思ったら応援しよう!