この資本主義から逃げ出そう、そのための武器を持て【読書記録】僕は君たちに武器を配りたい
この過酷でしんどい資本主義でどういうスタンスをとればいいのか?
それに向けて自分が今日からできることはなにか?
心強いエールとともに新しいヒント、コツを、何度読んでも手に入れることができる1冊です。
<こんな人にオススメの1冊>
・自分の生活を苦しめている資本主義のルールを正しく知りたい
・グローバル資本主義化していく過酷な社会を乗り越えたい
・資本主義のしんどい競争から逃げ出したい
【著者情報】
瀧本 哲史 (京都大学准教授、エンジェル投資家、経営コンサルタント)
・東大法学部卒大手コンサルのマッキンゼーに入社
・独立後は事業に投資するエンジェル投資家となる
・京都大学で教育、研究、産官学連携活動を行いナンバーワン若手教官と呼ばれる
資本主義で負けない人とは?
経済のグローバル化、世界中の人々と市場で競争する本物の資本主義の中で、お金を儲けることができる人とできない人がいる。
前者はスペシャリティ、後者はコモディティ。
コモディティとは、同じようなものが世の中に溢れかえっている商品のこと。
経済では、品質の品質が頭打ちになった結果、市場に出回っている商品が個性を失い消費者から見たときに個性が感じられない、どれでも同じような状態を「コモディティ化」と呼ぶ。
このコモディティ化は商品だけではなく、労働市場の人材の評価においても当てはまる。
つまり、たとえどんなに努力をして品質を上げていっても、スペックが明確に定義できて同じ売りの人が他にいれば、コモディティとして扱われる。
そして、資本主義のルールではコモディティは<安さだけが売り>となっていく。
じゃあ、そのコモディティにならないためのどうしたらいいか?
そのシンプルなルールは次の3つ
ルール①スペシャリティになる
生き残れるのは、コモディティの対局にあるスペシャリティだけ。
スペシャリティは、
「ほかの人には代えられない、唯一の人物(とその仕事)」「ほかの物では代替することができない、唯一の物」
を意味する。
スペシャリティになるために必要なのは、資本主義におけるルールを理解したうえで、なにがコモディティとスペシャリティを分けるのか?そこをしっかり理解することが重要となっていく。
ルール②資本主義のルールを知る
資本主義は、
市場で500円で売られているものを、「自分なら400円で作れる」と思った人がそれを作って売ることができる。これが基本ルール。
これを繰り返すことで価格はどんどん下がり、逆に品質はどんどん向上していく。このサイクルが、世の中が進歩していく――これが資本主義の考え方。
資本主義はいい意味で人間の欲望に合致いて、社会を進歩させる動力としてはとても優れている。
その中でコモディティ化された商品は最終的には「安いことが売り」だけになる。
ルール③武器を持つ
このコモディティの安売り競争から脱却するためには、武器が必要だ。
ただむしゃらに努力をするのではなく、スペシャリティになるための武器を持つこと。
その武器は次の4つ。
1.マーケター:商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる
2.イノベーター:まったく新しい仕組みをイノベーションできる
3.リーダー:自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する
4.インベスター:投資家として市場に参加している
なるべく戦わずして勝つ
資本主義はとても過酷な戦いだ。
でもこの戦いに生き残るために強さは条件ではない。
人間にはものさしでは測れない、さまざまな「強さ」がある。
大勢のプレイヤーがいるところでナンバー1になることも強さだが、オンリー1になれるプレイヤーがいない場所を見つけることも強さになる。
そのナンバー1になれる場所がひとつでも見つかれば、それ以外の場所では戦わなくても問題ない。
資本主義は厳しい過酷な競争だからこそ、できるだけ戦わない戦略も大切だ。
この資本主義のルールからできるだけ逃げるために、もっとラクに生きていくための最初のステップとして、
4つの武器のどれを持つかからはじめるのもいいかもしれない。
以上、「僕は君たちに武器を配りたい」のまとめでした。
【まとめ】
・自分が今日からできることはなにか?新しいヒント、コツを、何度読んでも手に入れることができる
・資本主義のルールではコモディティは<安さだけが売り>となる。
・なにがコモディティとスペシャリティを分けるのか?そこをしっかり理解することが重要。
・コモディティ化された商品は最終的には「安いことが売り」だけになる。
・資本主義は厳しい過酷な競争だからこそ、できるだけ戦わない戦略も大切だ
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