見出し画像

悪夢にうなされそう!小池真理子さんのホラーミステリー「墓地を見おろす家」

近年、夏になると毎年のように前年越えの
猛暑と言われる。
今年は、7月を待たずに各地で梅雨明け宣言。
そして、7月になったとたんに連日の猛暑。
長~くて暑い夏が始まった。

外に出るのはうんざり、そんな日はクーラーの
ガンガンに効いた部屋で怖い本でも読むのが
おススメ。そう、背筋が凍る一冊を紹介したい。

小池真理子さんの「墓地を見おろす家」(角川ホラー文庫)。

20年以上前に読んだのに、今でも鮮明に
よみがえってくるあの恐ろしさ・・・・。
これは家の本棚に置いていたら危険か!?
と思ったくらい恐ろしいホラー小説

都心で新築、しかも格安という抜群の条件で
手に入れたマンションに移り住んだある一家。

緑に恵まれたその地は、驚くことに広大な墓地に囲まれていた。

妻は、一抹の不安を覚えるが、夫はそういうことを
あまり気にしていない様子。

しかし移り住んだその日から不吉な出来事が起こり始める・・・・。
かわいがっていた小鳥の突然死、小さな娘が口にする奇妙な話、
引っ越し祝いでやってきた妻の妹が気にする隣人の声・・・・。

日常のちょっとした不安程度の出来事があることを
きっかけに徐々にエスカレートしていく。

住民が使用する地下の物置で、子供たちが巻き込まれた事件・・・。
不吉な風が吹いた後、娘が足にけがをしたのだ・・。
原因は何なのか・・・。

次第に正体を現してくる、悪意ある怪異現象・・・。
その恐ろしさから、マンションを出ていく住民たち。
やがて一家は最悪の事態に襲われる!!

功名な霊媒師も逃げ出すほどの霊が
マンションを取り巻いているのか・・・?。
なすすべもなく閉じこめられる一家。

夫婦が抱える不吉な過去、そして、マンション
建設の裏にかくされた驚愕の真実。
あってはならないその事実が墓地に眠っていた
霊たちを呼び覚ましたのか・・・?

ありとあらゆる怪異現象の描写が
あまりにもリアルでものすごく怖い!!

土地と人間についた霊が胎動する底知れぬ恐怖を
圧倒的な筆力で描ききった、超鳥肌もののホラー作品。

読んだ後はしばらくの間、夜テレビと灯りを
つけたまま寝ていました。
怖すぎて壁側にも近寄れなかった・・・・。

『墓地を見おろす家』
著者: 小池真理子
出版社:角川書店(角川ホラー文庫)

いいなと思ったら応援しよう!