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ウィーンで見た音楽文化

初めてウィーンを訪れた時、私が驚いたのは街の美しさではありませんでした。

音楽が「特別なもの」ではなく、
人々の日常の中に自然に存在していることでした。

日本ではクラシック音楽というと、
どこか敷居が高く、
知識が必要で、
特別な人が楽しむものという印象を持たれることがあります。

しかしウィーンでは違います。

学生が気軽にコンサートへ行き、
家族が週末に演奏会へ足を運び、
企業経営者や医師、弁護士たちが文化活動を支えています。

そこには「音楽を消費する」という感覚ではなく、

「文化を支える」

という価値観があります。

私が強く惹かれたのもそこでした。

演奏家だけが文化を作るのではありません。

会場を提供する人、
教育に携わる人、
応援する人、
チケットを購入する人、

すべての人が文化の担い手です。

だから私は世界で活躍する音楽家を日本へ招く活動を続けています。

単にコンサートを開催したいのではありません。

音楽を通じて人と人が出会い、
学び、
未来へ文化を受け渡していく場を作りたいのです。

2026年9月、
クリストフ・トラックスラー氏を迎えて開催する一連の企画も、
その延長線上にあります。

一夜限りの演奏会ではなく、

文化が生まれる瞬間を共有するための時間。

私はそう考えています。

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