【感想】「UXと理論で作るWebデザイン」を読んで分かったこと
※当記事はDHU Kuriyaゼミ Advent Calendar 2024 - Adventar- 10日目の記事です。
こんにちは!谷です。
今回は、UXについて勉強するために読んだ本「UXと理論で作るWebデザイン」について感想を書いていきます。私は現在Webデザインを専攻している大学生で、この本はまさに私にぴったりだと思い購入しました。
結論から言うと、「買ってよかった!」です。
読む前の私が感じていたUXへの疑問
正直なところ、読んでみるまで「UX(ユーザー体験)」という言葉の意味がぼんやりしていて分かりにくいと感じていました。
「体験」と聞くと、農業体験やものづくり体験のような、実際に何かを行う「アクティブな経験」を想像してしまいます。そんな中で、「パソコンの前に座ってサイトを見ること」が本当に「体験」と呼べるのか、ずっと腑に落ちませんでした。
本を読んで分かったUXの本質
この本では、UXについて次のように説明されています。
「UXとはユーザーの体験を指しますが、体験と言われても何をどのようにしたら良いかわかりにくいでしょう。そこで、ユーザー体験を『ユーザーのタスクとコンテキスト』を捉えることで、UXを設計しやすくなります。」
つまり、ユーザーには何か達成したい目的(タスク)があり、そのタスクを実行する状況や環境(コンテキスト)が存在します。これらを考慮してサービスやWebサイトを設計するのがUXデザインというわけです。
本を読み進める中で、「ユーザーが特定の文脈や状況でどのような情報やコンテンツを必要としているか」を想像することの重要性を強く実感しました。
例えば、「DV」という言葉一つをとっても、状況によって意味が変わることがあります。
「ドメスティックバイオレンス(家庭内暴力)」を思い浮かべる人もいれば、「デジタルビデオ」と解釈する人もいるでしょう。
もし「ドメスティックバイオレンス」に関する相談サイトで「デジタルビデオ」の略語として「DV」を使用してしまった場合、ユーザーが混乱してしまう可能性があります。
このように、ユーザーが置かれた背景や文脈を深く理解し、それに基づいて設計を行うことが、優れたUXデザインには欠かせないポイントだと感じました。
UX設計について気づいたこと
本を読んで、UX設計の重要性について改めて考えさせられました。これまで私は「UI/UX」という言葉の並びから、UIが先にあって、その結果としてUXが生まれるものだと思っていました。
しかし、それは大きな間違いでした。本によれば、正しい流れはまず「UX設計」を行い、その結果に基づいて「どのようなUIが適切か」を考えるべきなのです。社会に出る前に勘違いに気づけて良かった...。
本で紹介されていたUX設計の方法
本の中では、UX設計とは具体的に「顧客像(ターゲット)を設定すること」と「ユーザーの行動を可視化すること」だと説明されていました。この2つをしっかり行うことで、ユーザーにとって使いやすい、満足度の高いサービスやWebサイトを作る基盤が整います。
この方法、思い返すと大学の授業でも教わっていました。Webサイトを制作する際に、最初にペルソナ(ターゲットとなるユーザー像)を決め、それに合わせてサイトのコンテンツや構成を考える、という流れです。
教わったときはただ「ペルソナ/ターゲット決め」という段階だと思っていたのですが、実際はこれがUX設計そのものだったのです。「お前...UX設計だったのか...?」と目から鱗でした。
感想まとめ
「UXと理論で作るWebデザイン」を読んで、UXの本質や設計プロセスについて多くの学びを得ることができました。大学の授業で行っていたペルソナ設定やサイト設計が、実はUX設計そのものであったことにも気づき、これまでの学びが改めて腑に落ちました。
この本は、UXだけでなくUIデザインの具体的な事例や、よくある疑問にも丁寧に答えてくれています。理論だけでなく実践的な内容も豊富で、読んでいてとても参考になりました。
Webデザインを学んでいる方や、これからUX/UIデザインを深く理解したいと思っている方にはぜひおすすめしたい一冊です!ぜひ手に取ってみてくださいね!
