自分のちっぽけなアイディアを手放し、自由な場作りに徹する
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
元診療放射線技師・現医療PMとして
「My Who(マイフー)」の作り手をしているノリです。
サービス開発をしていると、つい「ユーザーが迷わないように」と、完璧な導線とルールを敷き詰めた「箱庭」を作りたくなります。
しかし、すべてを規定しすぎると、熱狂やイノベーションが生まれる「余白」を奪ってしまう。逆に自由すぎると無法地帯になる。このバランスの葛藤に、ずっと悩んでいました。
そして辿り着いた答えは、
「自分のちっぽけなアイディアを手放し、自由な場作りに徹する」
歴史を振り返れば、世界を変えたサービスの熱狂は、常に「ユーザーの予期せぬ使い方」から生まれています。
「致命的なトラブルを防ぐルール」だけを死守し、あとは自由に遊べる余白を最大化する。 医療やヘルスケアという堅苦しくなりがちな領域にこそ、この「自由なエコシステム」が必要だと気づいたのです。
■ ユーザーが「文化」を創り上げた成功事例
Twitter(現X):ハッシュタグ・リツイート・リプライ
これらはすべて運営が作った機能ではなく、ユーザーが自発的に始めた「ハック」でした。ハッシュタグ(#)は、ユーザーが情報を整理するために使い始め、運営が後から公式機能として採用したものです。
Instagram:Burbnからのピボット
元々は位置情報を使った多機能なSNS(Burbn)でしたが、ユーザーが「写真にフィルターをかけて共有する」ことばかりに熱中していることに気づき、他の機能をすべて捨てて写真特化に振り切りました。
YouTube:ビデオデートサイトからの転換
当初は「Tune In Hook Up」という動画によるデート相手探しサイトでした。しかし、ユーザーが全く関係ない「日常の動画」を投稿し始めたことで、現在の「あらゆる動画のプラットフォーム」へと進化しました。
Slack:ゲーム開発の「副産物」
元々は『Glitch』というオンラインゲームを開発するための社内チャットツールに過ぎませんでした。ゲーム自体は失敗しましたが、その「自由で風通しの良いコミュニケーション文化」がツールに宿っており、そこを切り出したことで世界標準のインフラになりました。
My Whoでは、「こうやって健康になってください」という手順の押し付けはしません。 誰かを応援する支援の形も、3D空間での自己表現のあり方も、アルゴリズムに頼らない温かい情報の出会い方も。システムが主導権を握るのではなく、ユーザー自身の熱量と自発性に委ねる設計へと舵を切りました。
「あえてルールを決めず、ユーザーの文化が育つのを待つ」のには勇気がいります。
ですが、「誰のどんな課題を、なぜ解決するのか(WhoとWhy)」という根幹の哲学だけは強固に守り抜き、実現手段(How)は皆さんに委ねます。
私のアイディアなんて、集まってくれるコミュニティの力に比べたら本当に小さいものです。 だからこそ、みんなの個性が咲き乱れる「最高に自由で温かい街」のインフラ作りに全力を注ぎます。
どうか、リリースを楽しみにしていてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
My Whoの ノリでした。 ではまた。
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