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【メイキング】ロックマンエグゼ25周年イラストを描く

どうも、N-guchinoです。

2026年3月21日はゲームボーイアドバンス(以下GBA)の発売25周年!
ということはGBAのローンチタイトルだった「ロックマンエグゼ」もシリーズ開始から25周年となりました!

そこで、今回はそれを記念したイラストの制作を行い、そのメイキングを紹介していきます。

3/1~3/8

25周年ということでいつもよりも豪華にしたい、そう思って筆を取ったのが、3月の初旬。
豪華=集合絵だろうということで、主人公、サポーター、ライバル、敵(WWW)を描くことにしました。
東京でやっていた大カプコン展に行った際に見た、来場者の色紙メッセージ風のデザインにしたいなとうっすら思っていたので、正方形で描くことは決まっていました。
ですが、それ以外は全く決まらず、進まず。
イメージが全然湧いてこないまま、第1週目を過ごすことになりました。

3/9~3/15

ちょっと焦りながらも、アイデア探しから。
集合絵の構図は全然わからなかったので、Pinterestで良さげなものを参考にしながらそれらしい形になるように手を動かしました。
苦悩の末、中心には主人公、上段にWWW、中段の奥にライバル、下段にサポーターを配置することにしました。
そして、左にはオペレーター、右にはナビに二分することで世界観を表する構成が決まりました。
ただ配置をするだけだと、あまり面白みがないので、ちょっとオシャレにPETのケーブルを8の字に回して、その中にサポーターキャラを配置することにしました。

我ながら、結構収まりがいい構図になったものだ
最終的なラフ総勢16キャラ…あまりにも多い

基本、空いている時間を使ってコツコツと制作を進めていきました。
そうすると、あることに気がつき始めます。

これ、終わんねぇなぁ


知ってました。
ということで、作業を終わらせる確率を上げるためにWWWの団員、そしてパパとママには退場していただくことにしました。
空いてしまったスペースはすぐさま残りのキャラを大きくして埋めていきます。
後ろの炎山、ブルースは結構いい感じになってきました。
ブルースのソードは描くのがしんどすぎて、過去の作品を漁ったら、ちょうどいい素材があったので流用しました。
そして、しれっとロックマンの武器をソードからバスターに変更しました。
ロックバスターのほうがロックマンって感じがしますよね?(ソードを描くのが大変だったからでもある)

WWW団員滅亡、パパママも申し訳ない


エグゼキャラはデザイナーの方曰く、小学生でも真似して描けるように意識しているようで、シンプルなものになっています。
そのため、丸や円柱といったプリミティブな形状が多いです。
配色と特徴をとらえて描けば印象が合うのがメリットですが、シンプルゆえ少しの狂いも違和感になってしまうので毎度苦戦しています。

ガッツマン顔以外形状わからん

この日までの進捗はこんな感じです。

メインキャラも終わっていないのになぜか加筆されるグライド
初めてちゃんと描いた。集合絵初めて各キャラだらけでしんどい


3/16

この日は休みだったので、ブーストしていきます。
期日までに残された期間は5日。
日付変更とともに発表するともなれば4日しかありません。
苦手な腕や足を自分の体を参考に描き進めていきます。
思った以上に作業が進まないという、苦しみを感じながらも、なんとか一定のクオリティラインに到達しました。
なんか気になる感じがしなくもないけど、一旦このぐらいにしておきます。

ロックマンを描くのはかなり久しぶり、いろんな形がシンプル過ぎていつもつらい


3/17

ロックマンに続いて熱斗くんを描いていきます。

足が描けなかったので、自分でポーズを取って真似た

それらしく描けてはいますが、PETがかなりコストが高くて描く手が止まります。(やや持ち方が傾いているので、描きにくい)
そんなときあなただったらどうしますか?


私だったら、







過去の作品から持ってきます!

実は若干ミスってた…

ということで、ブルースのソード同様、過去作品から引っ張りだしてショートカットしていきます。
ただ、そのままではポーズに沿わなかったので、形状を変更して調整を行いました。

形の崩れはあるけど、遠目からはそんなに気にならないと割り切った

そんなわけで主人公の描き込みがほぼ完了しました。

なにかが減ったことに気づきました?


なにか気がつくことがありませんか?
ここでなんと、サポーターが完全にいなくなりました。
熱斗くんを描き上げたのが夜中だったので、これはもう間に合わない、と思いきって削除しました。

そこそこに描き込んだグライトはここでリタイア

あと、しれっとワイリーの線画をブラッシュアップしました。
あんまり描いたことないわりには結構いい感じです。

ついでに炎山とブルースの描き込みもやっていきました。

この日の最終的な仕上がりはこんな感じです。

このメンツで最後まで突っ走るぜ!

…ついにドリームウィルスもいなくなりました。
そのかわりにワイリーの手を大きく出しました。
そして、肌も塗りました。
適当に塗ってたら、下からライトが当たってるように見えて、ワイリーの陰謀を表している感じが気に入ったので、急遽採用しました。

最初は16キャラ描く予定だったのが、最終的には5キャラにまで減ってしまいました…
最初は全員ちゃんと描くつもりでした。
ですが、時間に間に合わせるという結果を得るためには苦肉の策でした。
それでも、まぁなんとかなるのが集合絵。
こんなことをココでバラさなかったら、誰も16キャラの構図が発端だったとは思わないくらいには違和感なく成立しているんじゃないでしょうか?

3/18~3/19

のこりあと3日。
ここではDr.ワイリーの描き込み作業を行いました。
日中は仕事があるので、あまり時間がありません。
そんな中、どうにかして時間を捻出しなくてはならなかったので、この日から4時まで徹夜で作業をすることになります。
自分で決めた徹夜の作業はかつての深夜残業に比べたら、なんともありませんでした。

あー手もない
こー手もない

手の形をどうするかをひたすら悩みます。
個人的にはワイリーらしさを出すためには手の表現が大事だと感じがしたので、時間が足りない中でも吟味をしていきました。
本当は両手を入れたかったですが、構図的に無理があると思って、片手だけになりました。
最終的なレイアウトはこちら。

ワイリーの手ももちろん自分の手が参考になっている


3/20

全体にようやく手が入り、いよいよ仕上げの作業になりました。
元々、上が悪サイドで少し暗い雰囲気にするつもりだったので、暗めにしつつ、過去に背景で使用した夏目漱石のこころを2バイト(0,1)にした数字の羅列データを貼り付けて、サイバー感を出しました。(何言ってるかわからないと思いますが、ありのまま行ったことを説明しています)
あと、主役に対してライバルたちが大きく描かれているので、一部分の彩度を下げたり、主役の周りの情報量を減らしました。

2進数をランダムに作るのはなかなか大変

右下のロゴタイプのことをすっかり忘れてたので、ここで作り始めます。
今回のロゴタイプはエグゼシリーズらしさを出そうと最初はドットの文字で緑系統のカラーリングにしていましたが、今回のやや引き締まった雰囲気には合わない感じがしたので、ゴロッとしたカクカクのフォント?でデザインしました。

この後ろのナビマークも過去の素材の流用

さらに外枠を白にして、炎山とブルースがはみ出るようにしてみました。
これは最近みた遊戯王のオーバーフレームに影響を受けていると思います。

最後に背景として使っていた素材が全然映っていないことに気が付き、それが自然な感じ+エモい感じのグラデーションマップを上に薄く色味を調整していきました。
こうして、激闘の3週間は幕を閉じました。

3/21

完成した作品がこちら。


100%の結果と言われたら、そうでは全く無いですけど、限られた時間の中で自分のできうるところまで尽くしたと思います。

イラストを描き終えた今、思うこと

あっと言う間の21日間でした。
この期間中、ほとんどの時間を費やしてこの制作を最優先にしてきました。
3週間ですら、かなりしんどかったのに、大学受験生ってこれを1年とか2年とかやるんですね…大変だ。
自分にはこれだけで精一杯なところではあります。

やりきったという達成感はあるにはありますが、それよりも強く抱いたのは、自分の画力の至らなさでした。
描くたびにそれを痛感しました。
とくに、人体に対しての理解が甘いです。
そこにいつもリソースを割いて時間のロスを招いてしまいます。
絵を描くことを仕事としてやっていくつもりは今は全くありませんが、参考にしていた作品を見ていると、自分もその人たちのような領域にたどり着きたい気持ちがありました。
そうなるように本来は努力をするべきなのですが、研鑽を積もうと思うものの、そういう行動を取ってきませんでした。
つまり、自分にとって上手になりたいという気持ちはその程度で、
悔しい!というハングリー精神が今の自分にはないんだろう、と思いました。
年齢を重ねていくうちに自分の実力なんて、こんなもんなんだろうという「諦念」がうっすらあるんだと、今こうやって文章を作成しているときにふと気づきました。
そして、作品を完成させることばかりに意識を取られ、お祝いをするという目的を忘れていることにも気がつきました。
かつてSNSで自分と周りの意識の差に冷め、評価に勝手に苦しんで以来、好きだったコンテンツから距離をおいてしまっていたことがまだ影響しているのだと思います。
そんなの、いつまでも引きずる意味なんてないのにね。

…やっぱり、言葉にして外に出すと思考が整理できますね。

次回の記念イラストではなんのために、誰のために、何を思って描くのか、きちんと決めて描こうと思います。
もちろん、アイデア、構図は早めにね。
そのための練習もしようと思います。
思う思うと言ってるだけではウソになってしまうので、時々ネタがないときに代わりにの記事として練習イラストをアップしていこう思います。

そんなこんなで今回の作品制作とメイキング記事を書くことを通して、今の自分のロックマンエグゼに対しての向き合い方を大きく見つめ直すきっかけになりました。
純粋な気持ちを思い出した今、改めて思った言葉で最後を締めくくります。

ロックマンエグゼ、25周年おめでとう!
25年経っても、古さを感じさせないデザインと普遍的な面白さを兼ね備えた、自分の青春の作品です。
まだまだ自分の中で、アイデアや作品イメージがあるので、これから少しずつ実現させていきます。


…おわり▼

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた次回。

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