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ショートショート_ 定時退社日

水曜日。私の務める会社も、一応は「定時退社日」である。他にも、金曜日給与支給日、賞与支給日などがその日として設定されている。

水曜日。週の半ば。ふと、休養をとりたくなる。

だが私は、昔から、木曜日の夜が好きだ。明日がまだあるのだが、明日行けば週末となり。明日の夜は何をしようかなんて考えたりすると、ちょっとだけ心が軽くなりそうな気がした。

だが世間一般からすると、水曜日は、ちょっと息抜きの曜日なのかもしれない。

そう考えると、私は少し変わっているのだろう。

変わり者の水曜日は、ただの疲れが溜まってくる週の半ばでしかなく。まだまだ巻が満載の、はぁーっって息を漏らしてしまいそうな曜日なのである。

また、月曜日が来る。そして、水曜日を越えて、木曜日の夜に、ちょっと週末の妄想でもしようか。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「水曜日」から始まる小説・詩歌・エッセイなどを自由に書いてみませんか?いうことで。


そして、たらはかにさんからのお題は…。

表のお題が【和歌ゲーム】で。裏のお題が裏お題【墓ミーム】|д゚)チラッということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。今回は、青ブラ文学部で、お題が出ている。先週も、ちゃんと青ブラ文学部でお題が出ていたにも関わらず、見落としていてエントリーできなかった。


ここのところ、すでに創作大賞の募集期間に入り、しばらくは続くということで、期限のない「青ブラアンケート」が出ている。


また、先週の「青ブラ文学部」の裏のお題が「知られざる名曲」ということで出ていて。これも期限がないという。今後も、折に触れて使えそうだ。また、次に使おう。有難い。



今回は、「青ブラブラ文学部」のお題を、誰かの発言で本文に埋め込むということにしよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、mintさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

今週も、「シロクマ文芸部・水曜日」で検索して飛んで行き、「シロクマ感想文」をほんの少し、コメントにて残した。


mintさんは、水曜日を自分を整えるための日としているという。そして、その水曜日は特別で、擬人化されたりしている。

我が家の家内も長女も、水曜日を休みにしている。2人とも、好きなことをその日に、自由にしているようだ。

週の半ばの水曜日。自分を整え、取り戻す日として、最適なのかもしれない。私の勤め先は、水曜日は「推奨定時退社日」だが。まあ、ありがちな、“名ばかり”である。

私はというと、木曜日の夜が一番好きだと公言してきた。ところがそれは、水曜日を整える日としている家内と長女への憧れへの裏返しなんだろうと、ふと、思えてきたりするのである。

私だけの、水曜日。水曜日こそ、本当の私を知っている。そう、いつか、言ってみたい。なんて思った。



今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラアンケートのお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文まで、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。そろそろ7月で2年になろうとしている。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

今日は、まさに「荒技」だったなって、いや、そのぅ……


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 定時退社日」約410字を、どうぞ。




水曜日は、財前の研究所も「定時退社日」である。先週のラボは珍しく、がらんどう状態だった。

その夜、泉と涼が集まっていた。



「ストーリー相殺論」というテーマで。あるストーリー性のある投稿がSNSなどの所謂バズりにどう繋がるかを予め想定してそのデマやフェイクが蔓延るのを財前の開発ツールで抑止しようという試みである。



まずは泉が和歌を軸にし、死や悲観を煽る意図をほのめかしてXに投稿した。


もろともに  あはれと思へ  山桜  花よりほかに  知る人もなし


途端に、「墓」をベースとした終末論の連鎖がバズり始めた。敵を含め色々な不満分子が否定的な煽りを仕組み、きっかけさえあれば自動的に肥大していく。





次に涼が和歌を軸にして相反する投稿をしツールで拡散連鎖を仕込んだ。



住の江の  岸による波  よるさへや  夢の通ひ路  人目よくらむ



悲観論は次々に消滅していった。







財前がおもむろに言った。


これが「物語の魔法の杖」だ。




このツール、詐欺やデマゴーグの跋扈ばっこ抑制に効果がありそうだ。




さっちゃん(注1)に、荒技が終わったとソファーを振り返って話しかけると、さっちゃんは笑って言った。

飽きないよね、コジくん。時間はもっとマッサー(注2)に使ってもらっていいのよ。まあ今日は倍返しでいいよ。

……。

マッサーをすると家内は上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。


これで、いいのだ。




(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。

(注2)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。



《余滴》
ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としている。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの「青ブラ文学部」のお題、水曜日の「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章に入れ込むのだが、たらはかにさんのお題、「ショートショート毎週note」のお題に限っては、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まない方が良いのである。

私は、この流儀に沿って書いているつもりなのだ。あくまでも。

だが、私のこの「荒技」にお題を探し続ける人も、中にはいらっしゃって。そういう人には読後、釈然としない思いがフツフツとわき上がってくるのである。せっかくの日曜日の夜や月曜日の朝に。全ては私の未熟さが招く、体たらくなのであるが。たらはかにさんのお題については、今日も、ここに解説を入れてみようと思う。

だが。

この解説ついての一切の苦情は受け付けない。なぜならば、これこそが、「荒技」だからである。なーんて。笑



《表裏お題解説》
① お題【和歌ゲーム】
泉も涼も、和歌をベースとしたストーリーを投稿し、財前のツールの力を試そうとする。それは試行でありつつも、さながらゲームなのである。
② 裏お題【墓ミーム】|д゚)チラッ
「墓」は、死や暗澹、悲観の象徴である。ミームとは、SNSの中での拡散の核(象徴)のことで。泉の和歌から連想した悲観を膨張させる、つまりは、「墓ミーム」を起こしているのである。

《和歌の意味概略》
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
[元良親王(もとよししんのう)]
◆意味:(たとえ)ともに命ある仲であるならば、私のことを哀れと思ってほしい、山桜よ。私のことを思ってくれるのは、お前の花しかいないのだから。
◆解説:孤独や死の予感、あるいは人間の儚さと自然の美しさとの対比が、「墓」や「死後」に通じる感情を連想させるという設定。

住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ
〔藤原敏行朝臣〕
◆意味:住の江の岸に寄せる波、その「よる(寄る・夜)」のように、夢の中でさえもあなたは来てくれぬのは、人の目が気になるからですか?
◆解説:
現実では逢えない恋人に、せめて夢で逢えることを願うという内容。叶わぬとも美しくも希望を匂わせる歌という設定。

なんだか、私は、まだまだ甘い。甘甘である。匂わせる?いや、今日は、あまりにも曖昧模糊としている。私には修行が、全く足りない。

和歌の解説は、ChatGPTによる



私には和歌はわからんって、話

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