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荒技ショートショート_ 茜

白い息が目立つような季節になると、日の入りがとにかく早くなり。晴れた日の夕映えはとても綺麗になる。

この季節、空気が澄んでいると、新月の夜なら、日没後に西の空を見る。

家内の実家なら、うっすら天の川が見える。そんな頃、時に、黄道光が見えることがあるという。

実は、私は、黄道光を見たことがない。

本来は、もう少し前の、9月から10月が本当の見頃らしいが。

この12月の夕景に、黄道光を、みるなら見たいと願ったりするのである。


そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「白い息」から始まる小説・詩歌・エッセイなどを自由に書いてみませんか?いうことで。


そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【サンタ酸】で。裏のお題が【トナカイ貝】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今週のお題は、「冬の夕映え」ということで。

今回は、これを文中に入れることにしよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、カイロウドウケツさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・物語」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。


いかに酷暑の夏を迎えても、季節は巡り、ますます寒さ厳しい冬の到来。

いつの間にか吐く息も白く。襟足を立てて急ぐ朝の足取り。

まだ近隣には、初雪の声は聞こえませんが。年末あたり、足を踏み入れてきそうです。

ほんとうに。ダイヤモンドになれば嬉しいのですが。雪景色に彩られた思い出というプラチナにはなるやも知れませんね。

なりはしまいか。

そんな心持ちで、年末年始を迎えたいと思いました。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部のお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。もう、2年をとうとう超えて3年目6ヶ月に突入する。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。

荒技、いつまでやるんだ?って、いや、まだ少し……


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 茜」約410字を、どうぞ。


白い息が急に目立つほど、一気に寒くなった。



クリスマス装飾のソリが天窓を突き破って降りてきたのだ。



2頭のトナカイがやにわに立ち上がり、ケンタウロス化しつつ、ホラ貝を鳴らして宣戦布告をした。


サンタは異様な声を上げながら赤い鎧の怪人と化し、口から液体を吐き出すと、クリスマスツリーの幹が溶け落ちて瓦解した。



騒然となる中、涼と泉は二手に分かれて素早く彼らに距離を詰めた。



涼は、少しあたりが静まった瞬間を逃さず、飛び出て大声で口上を発した。

「ひとつ、人の世の生き血をすすり!」

逆の柱から泉が現れ、後に続く。

「ふたつ、不埒な悪行三昧!」

最後は声を重ねて。

「みっつ、醜き浮世の鬼を、退治てくれよう桃太郎!」



連中は、二人の電光石火の攻撃になすすべなく総崩れ。一瞬にして制圧された。



本部の捜査員が迅速に完全な現場復旧をした後。


二人は外に出てグータッチをした。





「時代劇っ、最高っ!」





財前の待つ研究所へ続く坂道の先は。


冬の夕映えが綺麗だった。



《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、水曜日の「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章に入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題の言葉を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんのお題については、今日もここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【サンタ酸】→サンタが怪人化して、口から酸を吐いてクリスマスツリーを崩壊させて平和を乱す。


②裏のお題【トナカイ貝】|д゚)チラッ→ ケンタウロス化したトナカイがホラ貝を吹いて戦の時を告げる。何とも古風だ。



ちなみに今回のカバー画像は、「クリスマスツリー」で検索して選びました。



それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。


そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑っていた。


「荒技なんかより、たっぷり、マッサー(注3)、頼むね!」


……。


マッサージをすると家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

また来週、チャレンジだな




(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。



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荒技を成立させるのは難しい。まだまだ、だなって、話

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