リキ日記_男前
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
J(注1)は、帰宅してくると、リキのケージの掃除や世話をしてくれる。ありがたい話である。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
まあ、Jがリキを飼い出した張本人の親だからな。

この前、年末のある日。Jが帰宅してきていて。M(注2)が帰宅して、ちょうどJのケージの掃除の時間になった。
Jはひとしきり掃除をしてエサをやり。リキを抱きかかえマジマジと見つめたあと、家内が日頃見ていたYouTube動画でよその家のハリネズミの映像をふたりで見ていた。
Jがボソリと呟いた。
「リキの方が、男前だよ」
Mも、少し置いて言った。
「そうだよ、リキは男前だよ」
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内に語ろうとして後ろを振り向くと、家内が脚を指さして笑って言った。
我が家は、過保護だらけだね。マッサー(注3)だらけお願い。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)Jとは、長男のことである。私に似てちょっと頑固だが。根は、優しい子である。
(注2)Mとは、長女のことである。私にはかなりキツいが。根は、優しい子である。
(注3)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

年明け早々ではあるが。磯貝さんの過去記事には、バレンタインデーには「興味が無い」と書いていて。
私がこれを書くとすれば、「縁がない」と書く。
まあ、負け惜しみである。

※コリキの顔は一円玉よりも少し小さいくらいの大きさです
あの小さなミニチュアが、本物の陶器であることに、真面目に考えたらかなり驚いてしまう。
毎日のように壁にぶち当たり。工夫を凝らし、時には早朝にアイデアが降りてくる。
てるとさんは、チャレンジストーリーテラーであり。同時に、紛いなくマイスターである。
クリスマスは十の昔に過ぎ去ったが。なんという可愛いケーキだろうか。
これが美味しかったとしたら……。天はこのケーキに二物を与えてしまったのだろう。

