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eri_kiku
夕焼け
最近、雨や曇りの日が多い。遅い秋雨前線か。いや、そんなことはなかろう。
しかし、季節は秋だ。というよりも既に晩秋である。
忙しない一日が終わり。夕焼けを見つつぼんやりと過ぎし一日の所業を思う。
そう書けば少し格好がつくが、私のエネルギーは、だいたい晩御飯までに切れる。完全に。
夕焼けなどが目に入って来ようものならば、もはやその時点で店じまいなのである。

夕焼けを見ていると、なんだか思うのである。
何のために生まれて。何のために生きるのか。
自問自答の時間である。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、日の入りは、どんどん早い時間になってくるけど、まだ、17時過ぎだよ。仕事をサボったらさっちゃん(注1)に叱られるよ。
いや。マッサー(注1)さえすれば、大丈夫だ。我が家においてマッサーは、万能の免罪符なのである。
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内に語ろうとして後ろを振り向くと、空のソファーが、静かに笑っていた。
先日から家内は、あるプロジェクトで、ローカルのホテルに泊まり込んでいる。
シーンとした部屋の空気に、なんだか、心が追いつかない。
昼間のやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

