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荒技ショートショート_ 涙

冷凍庫の中に居るような気になった。今日の天気は。

東京都とは言え、我が家の地域は降雪地域である。年に一二度は、雪が積もる。

今日は歩道にも10㎝ほど積雪があり。歩いていると耳が痛くなった。

この雪、明日の朝は歩行を妨げる。そして恐らくは、日陰のところでは1週間ほどは融けずに残る。

とは言え。

これしきの雪は、雪国の皆様に比すれば、何のことはない。


雪。この冬も東北や北海道では災害級だという。

願わくば、遠からず春が訪れるようにと願うばかりである。



そんな日曜日の午後に、またもや、荒技をやってしまった。



さて、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部の最新お題は、毎週木曜日に出る。

そして、今回のお題は、「冷凍庫」から始まる文章を自由に書いてみませんか?ジャンルは小説・詩歌・エッセイなど何でもOK。初めての人も大歓迎!いうことで。


そして、田原にかさんからのお題は…。

表のお題が【雪和尚】で。裏のお題が【好き化粧】|д゚)チラッ ということだ。


また、山根あきらさんの、青ブラ文学部のお題は、少し早めに出る。

今回というかこれから先2月のお題は、「嫌いな人にありがとう」というお題にそった内容の作品を投稿してください。エッセイ、小説、詩、イラスト・画像など形式は自由です。内容的にお題に合致していれば、「嫌いな人にありがとう」という文言は、使わなくてもOKです😊。と、いうことで。

今回は、これを匂わせることにしよう。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジ、「荒技師あらわざし」だなんて、あんまりおおっぴらに言わないほうがいいよ。


うむ……。そうだな。



3人の企画は両方とも、膨大な数のファンの方、参加希望者を抱えていらっしゃって。お題を出すだけでも、大変だと思うのである。それでもお題を出してくれる。毎週。ほんとうに、ありがたい限りだ。ほんとうに励みになる。

また、今回は、小杉かほりさんのシロクマ文芸部作品を読んでみた。ちょっとその感想を、シロクマ感想文として書いてみる。

「シロクマ文芸部・冷凍庫」で検索して飛んで来ました。

コメント欄に、シロクマ感想文を、ほんの少し書かせて頂きます。





冷凍庫の奥に仕舞い込んだ悲しみと憎しみ。凍てついたまま、期限切れになりましたか。

そんな期限切れのものは、そっと捨て去ってしまって。

冷凍庫をスッキリさせてしまいましょう。

ひょっとしたら、以外とそんな景色の晴れた冷凍庫の奥の奥のその奥に、何やら見つかるかもしれません。


希望という名の、とっておきが。

今、生きていられることに感謝して。今宵も、月に祈ろう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

せっかく出していただいたお題を、小牧幸助さんの始まりの言葉(シロクマ文芸部)と、たらはかにさんの裏表のお題(毎週ショートショートnote)、そして山根あきらさんの青ブラ文学部のお題。4ついっぺんに書く荒技。まして、シロクマ感想文と、全部で5重の荒技。あまりにもやりすぎじゃないかな。

そうだ、今週は5重の荒技だ。


うむ。


これで何週間だろうか。とうとう3年半年目に突入した。


まあ、続けられるだけ、続けるさ。



心の中の、リトルkojuroが、また、ボソリと、つぶやいた。

まるで、悪ガキそのものだな。


まあな。


なんのはなしですか。


さて。それでは、本編にまいりましょう。今週の荒技、「ショートショート_ 涙」約410字を、どうぞ。


冷凍庫の中に居るようなこの冬一番の極寒の日にも、悪の組織は平和を破るべく怪人を送り込んで来る。


現れたのは、バッチリとメイクを決めた雪女だ。

一見美しくも見えるが、一度氷を吐けば、辺り一面を凍てつく死の世界へと変えてしまう。

多摩の東福寺は一瞬で氷と雪に閉ざされて。誰かが逃げ遅れたようだ。




と、そこへ参上の口上が響き渡る。




「ひとーつ、人の世の生き血を啜り!」

雪女は辺りを見回す。



「ふたーつ、不埒な悪行三昧!!」

明らかに動揺し始めた。



「みっつ、醜き浮世の鬼を!!!」

とうとう我慢できずに叫んだ。



「姿を見せろ!卑怯者!」



影が走ったかと思えば、工作員も雪女もバタりと倒れて一瞬で制圧された。



雪女は、消えゆく意識の中で悔しさを滲ませて涼を睨見つけたが。

涼が声をかけた。


「悔い改めよ。然らば何れ、浮かぶ瀬もあれ」





凍てついていた雪女の心の中に、ふと、人の暖かみが沁みて。一筋の涙が流れた。




無事に和尚は助け出され。



また、平和と安寧が戻った。

《余滴》
さて。「毎週ショートショートnote」のお題の解説です。

ショートショートnoteカードゲームでは、お題の言葉そのものを入れ込まないで匂わせるのを流儀としています。

小牧幸助さんの書き出しのお題や、山根あきらさんの青ブラ文学部のお題、私が水曜日に書いている「三題噺」の三つのお題は、その言葉そのものをストレートに文章やタイトルに入れ込むのですが、田原にかさんのお題は、表も裏も、なるべく言葉そのものは入れ込まず、“匂わせる”という流儀に沿い、なるべくそうしていっている“つもり”なんです。

しかし一方で、私のこの「荒技」にお題を探し続ける人もいらっしゃいまして。



田原にかさんと今月の山根あきらさんのお題については、今日もここに、お節介な解説を入れてみようと思います。

ですが。

この解説についての一切の苦情は受け付けません。なぜならば、これこそが、「荒技」だからです。笑



①表のお題が【雪和尚】→雪女のせいで、住職=和尚は、凍てつく雪と氷の世界に引きずり込まれましたが、無事に救出されて良かったです。


②裏のお題【好き化粧】|д゚)チラッ→バッチリとメイクを決めた雪女。なぜか妖怪(=怪人)というのはこの世のものとは思えぬような妖怪美を纏った者もいるようです。


③今回の青ブラ文学部のお題【嫌いな人にありがとう】→雪女も悪の組織の怪人なので。エージェントの涼のことは嫌いに違いありませんが。それでも、優しさを感じて感謝し、ありがとうと思った事でしょう。


ちなみに今回のカバー画像は、「涙」で検索して選びました。




それにしても荒技。やはり難しいです。時間もかかりますし。苦行です。笑


荒技師への道は、まだまだ遠く彼方にあり。欠片も見えてきません。

そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーに目をやると、家内が脚を指さしてニッコリと笑って言った。


「今日は寒いから、コジくん、マッサー(注1)一所懸命やったら、温まるよ!きっと!!」


……。


マッサージをすると家内は、上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。


だから。



これで、いいのだ。

荒技の腕も、上がらない…


(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。


荒技って、やっぱりかなりしんどいなぁって、話

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