エア
エアという言葉。文字通り“空気”とか、ちょっともじって“フリ”とかいう使われ方もしている。
私が今日題材にしているエアは、まあ、エア便という空輸のことだというふうに言っておこう。
どこかの国の大統領が、戦争をし始めたことで、ある国からのエア便が飛ばなくなった。そして、現実に私の仕事に影響が出てきている。
ヘタをすると違約金問題にもなりかねない深刻な状況だ。
ほんとうに困ったものである。
世界中で起きていることは、すべて繋がっている。
バタフライエフェクトではないが、どこかの蝶の小さな羽ばたきが、結果的に地球の裏側にあるどこかに台風を引き起こすことだってあるのである。
まして戦争をや、である。
地政学的に色々な考え方がある。政治的にも外交的にも色々な手法がある。思想、主義、主張、宗教…どれが正解かなどということはどこまで深掘りしたところで確実に実証など出来ないのである。
それは、まったく承知している。
だが。
最近のキナ臭い世界の雰囲気。非常に気になる。
ただ、世界中の平和と安寧を祈りたい。
今宵の月に、祈ろう。
さっちゃん(注1)が、私が祈っているときによく言ってくることがある。
「あのさぁ、コジくん、話しかけたいときにいつも、聞いたフリして人の話聞いてないよね!」
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
そっちこそ、祈りを捧げているときに声をかけないでほしいな…。
こうして我が家の夜は、更けていくのである。
なんのはなしですか。

そんなこんなを家内に語ろうとして後ろを振り向くと、空のソファーが、静かに笑っていた。
先日から家内は、あるプロジェクトで、都心のホテルに泊まり込んでいる。
シーンとした部屋の空気に、なんだか、心が追いつかない。
昼間のやりとりからすると、家内は、元気なようである。
家内が元気だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。

(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。
(注2)マッサーとは、マッサージのことである。家内のさっちゃんがそうやって、略して言うのである。さっちゃんへのマッサーは私の最重要の日課である。

