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ちはやふる歳時記① 「めぐりあひて」の札と、娘の冬

※掲載している画像は、私物の2020年カレンダー
(近江神宮にて購入)を撮影したものです。
作品の美しさに敬意をこめて掲載しています。
千早の美しさと紅葉が重なって、息を飲みました。


※季節は真夏ですが、この記事は
「冬休みに娘たちと百人一首を囲んだ日々」を
綴ったものです。
ふと冷房の効いた部屋で、冬のラグの手触りを
思い出したような…そんな気持ちでお読み
いただけたら嬉しいです。


「ちはやふる」の実写映画の初公開が2016年。
9年の時を経て、「ちはやふるーめぐりー」の
ドラマが日本テレビ系列で
水曜夜10時から始まり、胸が躍っています。

子どもたちと絵札を囲んだ冬休み、
小学校の先生になりたてだった頃の新鮮な気持ちが、ふと蘇ってきました。

五色百人一首って?

「五色百人一首」を初めて知ったのは、
長男が小学生だった頃。
彼が所属していた親子サークルで、
先輩ママにすすめられたのがきっかけでした。

当時の私は、まだ妹や弟も未就学児という時期で、
いわゆる「専業ママ」真っ只中。

百人一首といえば、小倉百人一首のような
和歌に風雅な絵札…というイメージでしたが、
五色百人一首のポップなイラストは、
少し意外で(笑)。

でも
「子どもが親しみやすいように
工夫されているのかも」
「先輩ママのお墨付きだから間違いない!」と、
思い切って購入してみました。

結果は大正解! とても良い教材でした。

取り組みやすさの工夫

五色百人一首は、
100首を青・ピンク・黄色・オレンジ・緑の5色に
分け、それぞれ20枚に整理されています。

「今回はこの色だけやってみよう!」と、
ハードルを下げて取りかかれるのが魅力。
持ち運びも軽く、
学年ごとに取り組む色を変えたり、
徐々に色を増やしていったりと、
成長に合わせた使い方ができます。

冬休みには、毎年のように学校から
「百人一首を覚えてくる宿題」が
出されていましたが、
わが家ではこの五色百人一首で、
遊びながら自然に覚えていきました。

あの頃はまさか、
自分が小学校教師になってから
五色百人一首を教えることになるとは
思いもしませんでした。

「くもがくれにし よはのつきかな」
NHKの大河ドラマ「光る君へ」でも
紫式部と清少納言はライバルでしたが、
同じ青札だったなんて、偶然に、胸がきゅんとします。

(▶︎教材リンク:TOSSオリジナル教材五色百人一首


地区大会へ、そして悔し涙

その五色百人一首を使っていた
長男の5学年下の長女は、
小学校時代にすっかり百人一首に夢中に。

冬休みには、ラグの上に字札を並べて、
私が読み上げ、きょうだい3人でかるた大会が
始まるのが恒例でした。

ある日、学校から「五色百人一首大会」の案内が。
娘は弟と仲良しの友人を誘ってチームを作り、
地区大会に出場しました。

校内では敵なしの強さだった娘でしたが、
地区大会では三回戦で敗退。
他校のレベルの高さに、悔し涙を流しました。

「かるた部のある高校」への夢

5年生、6年生と連続で大会に出場した娘。
会場では偶然、知り合い母娘にばったり。

「こんなに百人一首が好きなら、
続けられるといいね」と話していたら、
そのお母さんがふと口にしました。

「◯高校って、かるた部があるんだって。
もし、そのモチベーションで受かったら、
すごいよね(笑)」

◯高校は県下トップの進学校で、
合格者は学年に1〜2人という超難関。

その3年後、なんとその娘さんが本当に
その高校に進学していたと風の噂で知ったのです。

あの時の何気ない会話が、
現実になっていたなんて…!

「子どもの“好き”を伸ばせるように、
大人が環境を整えることの大切さ」を、
しみじみ感じました。


地区大会で負けて大泣きした娘は、
小学校の先生になりました。

今年も冬休みになったら、今度は教室で、
百人一首の字札を読み上げるのでしょうか。

ドラマ「ちはやふる」に出てくる、
国語教師の奏ちゃんみたいに…ふふ(笑)

娘が教室で読み上げるのは、
「くもがくれにし よはのつきかな」

あの冬、リビングのラグに札を並べた時間が
教室へと受け継がれているようです。

百人一首が、こんなにも時を超えて
人生に寄り添ってくれるとは。
赤い箱も、大切な思い出。


わたしの自己紹介

元小学校教員、公認心理師。
現在はキャリアと心のサポートを軸に活動中。
母娘で心理職をめざす記録や日々の学びを
noteに綴っています。

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