見出し画像

ちょい読み 2025/ 5/14



・ 『星宿海への道』 宮本輝 著(幻冬舎文庫 平成17年)

  【千夜千冊・以外】 169 / 470 頁

   宮本輝さんの小説を読むと、素晴らしき世界に帰っていける。
   現実には失われてしまったような世界だし、
   はじめからそのようなユートピアはなかったイメージの世界。

   現実にはないとしても、その物語に入ることで救われる事がある。

   きっかけがあれば、宮本輝さんの小説の世界に入りたいのです。

   そして、きっかけが訪れた。
   三浦國雄さんの『風水談義』という文春新書の中で、
   「ひょうたんー黄河の源流」に言及される箇所があって、
   「宮本輝氏の小説『星宿海への道』を読まれよ」と書かれていた。

   さっそく読みはじめ、物語に入っていけた。
   小説を読まない私にとっては、珍しいことなのです。
   今は手元にないけれど、
   半自伝的小説『流転の海』と、
   宮本さんらがシルクロードを旅した『ひとたびはポプラに臥す』が
   好きなのです。

   「星宿海」をなんと読むかと言えば、
   日本語では「せいしゅくかい」なんでしょうけど、
   中国語読みの「シンシウハイ」で黙読していった方が良さそう。

   「星宿海」に憧れを持つ兄が、シルクロードの旅の途中で、
   行方不明になってしまった。物語が立ち上がった。


   昔から宮本輝さんの小説を読んでいたわけではなく、
   2016年、異動部署の会社の同僚に、読書好きの方がおり、
   『私は小説が得意ではないのだけれど、
    なにかオススメのものはないか?』との問いかけに
   『宮本輝さんの小説』を紹介されたのです。
   小説は『春の夢』だったと思う。