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夫の出身地へ嫁ぐ

私は生粋の東京人だ。
生まれも育ちも東京。

東京といってもみんながイメージするキラキラ23区ではないので、東京の中でも比較的のんびり穏やかな街で生まれて育った。

ある友達に、
「東京って23区以外にもあるの?」
と冗談なのかなんなのかわからないが、ガチなトーンで言われたことがある。

ある友達には、
「◯◯市(私の生まれ育った街)は東京とは言えないよ〜」
とも言われたこともある。

そして夫が初めて私の実家に来た時は、
「ここって本当に東京なの?」
と言われた。

そこまで言われたらさすがに訂正しておく。
私は「東京都下」出身だ。

そんな生粋の東京都下人が、現在の夫との同棲を機に奈良に引っ越した。

正直東京都下にいた頃と便利さでいうとあまり変わらない。でも決定的に違うことがある。

人も道も言葉も、知らないことだらけだ。

近くに友達もいない、家族もいない、そもそも夫以外に知ってる人がいない。
聞き慣れない関西弁、読めない駅名、テレビのチャンネルすら違う。

初めての場所での初めての生活は、とにかく孤独だった。実家暮らしでぬるっと大人になった私にとって、人生で一番大きな変化だった。

そして、夫と揉めたり言い合いになったりするたびに、こう思ってしまう。

私は家族とも友達とも離れて、仕事も辞めてこっちにきたのに………と。

最終的には自分で決めたことなのに、そう思ってしまう自分が嫌になる。

身近に相談できる人がいない→また夫のせいにする→そんな自分が嫌になる→相談できない→夫のせいにする、この負のループに陥った。

とは言え、体育会系の私はメンタルが強靭なのでそんなことではへこたれず、ちゃっかり新しい職場を見つけ、家事もこなし、新生活に慣れていってしまうのだが。

なんだかんだで、今は奈良のことが大好きになってしまって、奈良に骨を埋める覚悟もできている。
こんなに簡単に寝返ってしまう私、単純すぎ。

つまり、言いたいことは、、、
なんとかなる!!!
ということだ。

大人になると学生時代のようには友達もできないし、義理の実家はとても気を遣うし、新たな土地を開拓するのは労力がかかるので、できたら地元で結婚したほうがいいと私は思う。
でも結婚したいと思える人と出逢えたら、地元が遠いとかそんなのどうでもいい。

私もそうだった。
なんとかなるので、大丈夫だ。

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