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今さら聞けないAI入門①|プロンプトって何?AIへのお願い文から始めよう

最近、テレビやネットで
「AIを使うならプロンプトが大事」
という言葉を見かけることが増えました。

でも、正直に言うと、

「プロンプトって何?」
「また難しい横文字が出てきた」
「AIを使う前から、言葉でつまずくのはしんどい」

そう感じる人も多いと思います。

私も最初はそうでした。

AIそのものより先に、
AIの説明に出てくる言葉が難しい。

ここで止まってしまうのは、かなりもったいないです。

この「今さら聞けないAI入門」では、AIの説明でよく出てくる言葉を、できるだけ普段の言葉に置き換えて整理していきます。

今回は、プロンプトについてです。

ひとことで言うと、

プロンプトとは、AIへのお願い文です。

まずは、この理解で十分です。

プロンプトはAIへのお願い文

たとえば、人に何かを頼むとき、こう言います。

「この文章を直して」
「旅行の計画を考えて」
「この料理の作り方を教えて」
「お礼の文章を考えて」
「町内会のお知らせ文を作って」

このように、相手にお願いするときの言葉があります。

AIに対しても同じです。

AIに何をしてほしいのかを伝える文章。
それがプロンプトです。

難しく言うとプロンプト。
普通に言うとお願い文。

まずは、それくらいで大丈夫です。

たとえば、こんなものがプロンプトです

「母の日のメッセージを考えてください」

これもプロンプトです。

「町内会のお知らせ文を、やわらかい言い方にしてください」

これもプロンプトです。

「冷蔵庫に卵、キャベツ、豚肉があります。今日の夕食を考えてください」

これもプロンプトです。

「この文章を、失礼のないように整えてください」

これもプロンプトです。

つまり、プロンプトとは特別な呪文ではありません。

AIに向かって、
こういうことをしてほしいです、
と伝える文章です。

人に頼むときと似ている

たとえば、家族に買い物を頼むとします。

「何か買ってきて」

これだけだと、相手は困ります。

何を買えばいいのか。
何人分なのか。
今日使うものなのか。
明日でもいいものなのか。
予算はいくらなのか。

分からないことが多いからです。

すると、相手は自分なりに考えて買ってきます。

でも、こちらが思っていたものと違うかもしれません。

AIもかなり似ています。

「いい文章を書いて」

これだけだと、AIも困ります。

誰に向けた文章なのか。
丁寧にしたいのか。
短くしたいのか。
やさしくしたいのか。
仕事用なのか、家族向けなのか。

そこが分からないまま、AIはそれっぽく答えます。

それで、

「なんか違う」
「思っていた感じじゃない」
「AIって使えないな」

となってしまうことがあります。

でも、これはAIがまったく使えないというより、こちらのお願い文が少し短すぎた場合もあります。

人に頼むときも、AIに頼むときも、少しだけ状況を伝えると答えが変わります。

うまい文章でなくていい

ここで大事なのは、プロンプトはきれいな文章でなくていい、ということです。

AIに頼む文章というと、すごく上手に書かないといけない気がします。

でも、実際はそこまで構えなくて大丈夫です。

たとえば、こういう頼み方でも十分です。

「町内会のお知らせ文を作ってください。高齢の方にも分かりやすく、少しやさしい言い方で、長すぎないようにしてください」

これで伝わります。

箇条書きでも大丈夫です。

「お礼の文章を作ってください。
相手は親戚です。
お菓子をもらいました。
かしこまりすぎない文章にしてください。
短めがいいです」

これでも十分です。

AIに出す文章は、学校の作文ではありません。
誰かに見せるための文章でもありません。

AIに手伝ってもらうためのメモです。

少しくらい雑でも、伝われば大丈夫です。

プロンプトは命令より相談に近い

AIに対して、きちんとした命令を書かないといけないと思う人もいるかもしれません。

でも、実際には相談に近いです。

「こういう文章にしたいんだけど、どう書けばいい?」
「少し冷たい感じがするので、やわらかく直して」
「もっと短くして」
「年配の人にも分かりやすくして」
「仕事で使うので、失礼がないようにして」

このように、会話しながら直していけば大丈夫です。

最初の一回で完璧な答えを出そうとしなくていいです。

AIは、最初の答えをたたき台として出してくれます。

それを見て、

「もう少し短く」
「もう少しやさしく」
「少し丁寧に」
「堅すぎるので自然に」
「この部分は残して」

と伝えれば、また直してくれます。

プロンプトは、一発勝負の試験問題ではありません。

やり取りしながら整えるための、最初のお願い文です。

最初は日常の小さなことでいい

AIをまだ使ったことがない人は、最初から難しいことを頼む必要はありません。

まずは、日常の小さなことで十分です。

たとえば、こんな頼み方です。

「友人に送る誕生日メッセージを考えてください。短めで、少しあたたかい感じにしてください」

「町内会の集まりのお知らせ文を作ってください。高齢の方にも分かりやすい言葉にしてください」

「この文章を、失礼のない言い方に直してください」

「冷蔵庫にあるもので夕食を考えてください。卵、豆腐、キャベツがあります。買い物はしたくありません」

「病院の予約を忘れないように、家族に送る短い連絡文を考えてください」

こういう使い方で十分です。

AIというと、仕事を大きく変えるもの、難しい作業をするもの、という印象があるかもしれません。

でも、最初はもっと身近なところでいいです。

文章を少し整える。
言い方をやわらかくする。
考えを整理する。
献立の候補を出してもらう。
お知らせ文の下書きを作ってもらう。

これくらいからで問題ありません。

AIに任せきりにはしない

ただし、ひとつ注意があります。

AIが出した答えは、必ず自分で確認した方がいいです。

AIは便利ですが、いつも正しいとは限りません。

もっともらしい文章でも、内容が間違っていることがあります。
言い方が少し大げさになることもあります。
自分の状況に合っていない答えが出ることもあります。

特に、お金、病気、法律、契約、仕事上の重要な判断などは、AIの答えだけで決めない方が安全です。

AIは、何でも決めてくれる先生というより、下書きを手伝ってくれる相手に近いです。

最終確認は自分で行う。

ここは大事です。

この注意点については、次の記事であらためて整理します。

プロンプトが苦手でも、AIは使える

「自分は文章が苦手だから、AIも使えない」

そう思う必要はありません。

むしろ、文章が苦手な人ほど、AIに助けてもらえる場面があります。

うまく書けなくても、

「この内容を、相手に失礼のない文章にして」

と頼めば、たたき台を作ってくれます。

考えがまとまっていなくても、

「言いたいことを整理してください」

と頼めば、整理してくれます。

難しい言い方になってしまったら、

「もっと分かりやすくしてください」

と頼めば、直してくれます。

最初から上手に使う必要はありません。

まずは、短いお願い文を入れてみる。

返ってきた答えを見て、
もう少しこうして、
と伝えてみる。

それだけでも、AIとの付き合い方はかなり変わります。

まとめ

プロンプトという言葉は、少し難しく聞こえます。

でも、意味はとてもシンプルです。

プロンプトとは、AIへのお願い文です。

特別な呪文ではありません。
専門家だけが使うものでもありません。
きれいな文章でなくても大丈夫です。

大事なのは、少しだけ状況を伝えることです。

何をしてほしいのか。
誰に向けたものなのか。
どんな雰囲気にしたいのか。
長くしたいのか、短くしたいのか。

これを少し添えるだけで、AIの答えは変わります。

AIを使う入り口で、難しい言葉に足止めされるのはもったいないです。

プロンプトは、ただのお願い文。

まずはそう思って、気軽に一文だけ入れてみる。

そこから始めれば十分です。

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