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ドラマ「コルミノ」メグちと琴葉

メグちは人生で初めて付き合った相手が琴葉とのことだが、付き合うどころか、好きになったのも琴葉が初めてなんじゃないだろうか?
メグちは琴葉だから好きになったんであって、男だから女だからなんて二の次三の次なんだろう。それがメグちというキャラクターのとても素敵なところだと感じる。(これは「あやひろ」の彩香ちゃんにも感じるキャラだ)

それに対して琴葉は、実は男だ女だのにとても拘りがあるように見える。それは琴葉の過酷な幼少期の環境が影響しているのだろう。
けれど琴葉もメグちだからこそ惹かれていった。でも自分が母親と同じだと思いたくなかったから、それをどうしても認めたくなかったんだろう。

ドラマ版コルミノの原作からの改変はとても納得できたし、改変したからこそストーリーが分かり易く、ドラマとしての完成度も上がったと思う。
ただ、ドラマを観ただけではどうしても腑に落ちなかったのが、琴葉がどうして「証明」の為に不特定多数の男と寝ていたのか、ということだった。
「証明」の次の「宿命」というのは、まぁ解るのだが、「証明」ってなんやねん?と思っていた。

その疑問は原作を読んで解決した。琴葉の母親は、原作では同性愛者で、琴葉にだけ性的虐待を繰り返す。兄にはしない。琴葉は母親と違って、自分は異性でも大丈夫だと証明したかったんだろう。
でもそれってどうよ?兄と琴葉に父親がいるんだから、体だけの関係なら母親と違うことにはならんわな。本当に琴葉の思う「証明」なら、異性を愛してこそよな。
だからもしかしたら、「証明」と思っていた頃は、実は琴葉は「愛」を求めてたのかもな、と思った。
でもどんな男と関わっても琴葉が愛を感じられることはなかった。だから「宿命」に変わっていったんじゃなかろうか。

ところがメグちと出会って、その「愛」を感じてしまった。でもメグちは女だから、母親と同じになりたくない琴葉は、メグちを好きなんだと認めるまでに、物凄い葛藤があったんだろう。
その琴葉の分厚く高いトラウマの壁をぶち破ったメグちは改めて凄いコだと感動する。
そのメグちの凄さもドラマ版ではより分かり易く表現されてますね。思い込んだら一直線の猪突猛進が最高に素晴らしい。(笑)

メグちにも深いトラウマがあった。けれど、琴葉の存在がそれを乗り越えさせてくれた。やはり、他の誰でもない、琴葉にはメグちが、メグちには琴葉が、唯一無二の相手なのだろう。(早苗の手は取れなかったのに、琴葉の手はすぐ取ったもんな。早苗、気の毒…)
それは理屈じゃなくて、インスピレーションというか、ゴミ捨て場で出会ったその瞬間にお互いが感じ合ったものだろう。
人生でそんな相手に巡り合えることは滅多にないし、巡り合えたとしても、手を放さないでいられることがどれだけあるだろう?

手を放しかけた二人だが、友人たちの名アシストのお陰もあり、無敵状態になったメグちが、弱って脆くなった琴葉の壁を見事にぶち壊した。
最終夜の歩道橋でのメグちには、思わず「オットコマエ~」と拍手喝采してしまった。
第六夜での「琴葉、結婚しよ!」のプロポーズの時もそうだったが、こんなにストレートで気持ちのいいコはなかなかいないだろう。こんなコがホントにいたら、オジサンは全力で応援しちゃうなぁ~

最終夜はドラマオリジナル脚本だったが、素晴らしい脚本だった。
歩道橋のシーン、メグちは強大な母性で琴葉を包み、琴葉はメグちに素直に甘えることができた。琴葉のインナーチャイルドが癒された瞬間だった。
最後の神社のシーンは、二人が歩み出す明るい未来が感じられ、幸せで優しい気持ちにさせてもらえた。
メグちは琴葉がいればずっと強くいられるだろうし、琴葉はメグちがいればずっと素直でいられるだろう。
メグち、琴葉と結婚しろよ!


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