ドラマ「コルミノ」推しカプ
ドラマ「コルミノ」と出会って、自分は人生で初めての経験をした。
いわゆる「推しカプ」というものに巡り合ってしまったのだ。
まさかこの年になって、推しカプなんぞができるとは夢にも思わなかった。
全く不思議で仕方ないのだが、「メグこと」転じて「みおいち」ペアは自分にとってとても好ましく感じるのだ。
なんというか、見ているだけで微笑ましく、こちらまで幸せな気分になる。
他のドラマや映画で女性同士のカップルを見ても、「綺麗だな」とか「可愛いな」とか思うことはあっても、ここまで好ましく感じたことはない。
もちろんコルミノで「メグこと」として苦しみながら役を生きた背景があるので、仲良く楽しそうにしている「みおいち」ペアを見ると嬉しく感じて、自然と応援したくなるのかもしれない。
しかしそれだけじゃない気がする。とにかく自分でもよくわからないのだが、このカップルが自分の感性に合うみたいなのだ。
というのも、ある日YouTubeに投稿されている「みおいち」のMV(というのか、よくわからんが…)の中で、ウェディングドレス姿で結婚式風のお二人を見つけたのだが…
実はこれまで女性同士のカップルが二人でウェディングドレスを着た映像を何度か見たことがあるのだが、自分の固定観念だろうか、どうしても違和感が拭えなかったのだ。
ところが、これまた不思議なことに、「みおいち」二人のウェディングドレス姿には何の違和感も感じなかったばかりか、むしろ好ましく、自分も幸せに感じ、もしもこれが現実だったとしても、祝福したい気持ちになるなぁと思ったのだ。それはつまり二人を通して「同性婚」を自然に受け入れ、応援する器が自分の中にできたということになる。要するに「みおいち」ペアは、自分の固定観念を壊してくれたのだ。
そんな推しカプが自分にとっては「メグこと」であり「みおいち」だったのだが、他の人にとっては「いつふゆ」なのかもしれないし、「あやひろ」なのかもしれないし、今後出てくるカップルなのかもしれない。
とにかく、日本のGL作品でそういうアイコン的存在ができることで、そこを入り口として、やがて自然と同性婚に賛成できる人が増えていくんじゃないかと思ったのだ。
ただ、BL作品に比べてGL作品はまだまだ圧倒的に数が少ない。以前も書いたが、男性より女性のほうが柔軟性が高く、度量が広いので、女性視聴者が多いBL作品が増えるのは仕方ないことだとは思う。
とはいえ、これはあくまで持論なのだが、GL作品を増やしていかないと日本での偏見はなかなか減っていかないような気がする。なぜなら日本には無自覚に偏見を持ったヘテロ(異性愛者)男性が圧倒的に多いと思うからだ。
そういう男たちは、なかなかBL作品は見ないだろうと思う。自分もそうだったが、男同士のあれやこれやなんて見たいとは思わないから。
だが、GLだったら興味くらいはもつので、ちょっと見てみようかなと思う。更に出演者が自分のよく知る好きな女優さんだったら、もっと見てみようと思うに違いない。
自分は比嘉愛未さんが出てたから「つくたべ」を観たし、栗山千明さんが出てたから「おとても」を観た。取っ掛かりはそんなスケベ心でもいいのだ。後は作品の力だ。だから、もっともっとGL作品を増やすべきだし、ぜひ地上波のプライムタイムでも放送して、できるだけ多くの人の目に触れるようにしていってほしいと思う。
入り口で掴みさえすれば、自分のようにハマる作品や、推しカプなんかにまで出会う人も増えてくると思うし、そうなると他の作品も観てみようかなという気になる。
実際、自分はコルミノにハマってから、枝監督のBL作品も観てみようかという気になった。
ドラマや映画を通して、気付けば自然と受け入れられる器が自分の中にできていた、というのがいいんじゃなかろうかと思うのだ。
